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上郷開発NO! 上郷開発批判の雑誌記事紹介(その2)

保全される尾瀬vs破壊される里山 身近な自然を愛でる暮らしを

9月24日、横浜市総務局危機管理室がまとめた記者発表資料によれば、台風15号による市内の被害は大きく、
(1) 人的被害(3件)
(2) 住家被害 (873 件) ア 全壊 (1 件) イ 半壊 (27件) ウ 一部破損 (831件)エ 床上浸水 (10件)オ 床下浸水 ( 4件)
(3) 非住家被害(482件)
(4) 道路被害 (23件)
(5) その他 ア 停電=市内全域復旧 イ かけ崩れ・土砂流出(35件) ウ ブロック塀倒壊 (35件) エ 倒木 (658件) オ 冠水 ( 44件) カ その他 (840件)

このほか金沢区福浦地区・幸浦地区の産業団地では臨海部の防波堤が損壊したことによる高波や強風により多くの企業で被害が出て、林市長の現場入りが台風通過の8日後となったことなどから、9月18日の定例記者会見や26日の市会決算特別委などで市のリスク管理への追及、批判があいつぎました。

上郷開発計画のエリアでも先のゲリラ豪雨や台風による強風で崖崩れや樹木の被害が目立ち、28日の街宣では樹林地における大規模な宅地造成が周辺の住環境に及ぼすマイナス面の影響についてあらためてアピール、大きな反響がありました。

こうした中、9月に月刊の『エルネオス』誌上で上郷開発問題を取り上げてくれた内海善雄さんから第2弾(続編)の掲載誌が届きました。
連載コラム「内海善雄のやぶ睨み『ネット社会』論」シリーズの続編で、今回のタイトルは「保全される尾瀬と破壊される里山」。
尾瀬と瀬上――国内有数の自然環境保全の地と横浜辺境の小さな里山の景観に触れた内容で、身近な自然を愛で、共生することを説くその舌鋒は鋭いのですが、あいにく著作権の関係もあって今回はとりあえず表紙、そしてURLでご案内します。

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 http://yutsumi.web.fc2.com/message/magazine/elneos2019-10.pdf 

やぶ睨みどころか、ごく当たり前の市民感覚に寄り添い「都会に残された自然は後世に残さなければならない貴重な遺産と考えるのが至極当然‥‥」と結ぶ内海さんの声が、目先の開発利益を優先しようとする横浜市&東急建設の耳に届くかどうか‥‥。

上郷開発NO!  市会への陳情書・その2

天災への備え、後手? 「防災計画」の問題点、引き続き追及へ

署名の会&守る会は上郷開発計画の撤回を求める陳情に加え、8月29日付けで横浜市の「防災計画」の見直しを求める陳情書を市会議長宛てに提出しておりましたが、9月24日付けで回答が寄せられています。

台風15号による堤防の決壊、浸水で金沢工業団地で甚大な被害が出た直後であるだけに、天災への備えについて一歩踏み込んだ前向きの回答を期待する声もあったのですが、結果的には下記に示すように人災→「不作為の罪」を是認するかのようなそっけない回答でした。

陳情では、いたち川と柏尾川の合流地点におけるバックウォーター現象の検証を求めていましたが、今回の回答をふまえ道路局河川企画課に確認した結果、
・バックウォーター現象については、神奈川県が主管であり横浜市としては、検証を行わない。(これまでも、水害発生毎に検証は行っていない)
・県が浸水想定区域を公表し、市は、これを基にハザードマップを作成し、市民に周知している。県は、昨年1月に国の方針に基づき「想定最大の浸水区域を公表、市はこれに基づき新たなハザードマップを作成中であるが、想定最大浸水区域に当該バックウォーター現象を読み込んでいるかどうか、県に確認するつもりはない。

――という、木で鼻をくくったような返事。
市民の安全・安心に関わる問題の検証について、具体的に市民から提起されているにもかかわらず、横浜市のこのような姿勢は理解できず、台風15号による浸水被害への対応の遅れが追及された問題と併せ、今後あらためて横浜市の危機管理のあり方を問う声が高まることは必至です。

■資料1:市会議長宛て陳情書 (8月29日)

横浜市防災計画「震災対策編」及び地震防災戦略の見直し
について


2019年8月29日 市会あて陳情書(横浜市防災計画等の見直し)-1
2019年8月29日 市会あて陳情書(横浜市防災計画等の見直し)-2
■資料2: 同 回答書 (9月24日)
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上郷開発NO! 9月街宣活動レポート Ver.2

豪雨禍は上郷開発への警鐘だ! 28日 2カ月ぶりの訴えに熱い声援

28日(土)、守る会&署名の会はゲリラ豪雨と台風の相次ぐ襲来・接近により繰り延べになっていた街宣を消費税増税目前の駆け込みの買い物客で賑わう港南台駅頭で行い、大型開発による住環境への危険性増大について言及、上郷開発計画の撤回をあらためて訴えました。以下、世話人会による市民へのレポート、また8月に市会に対して行った陳情への回答を。

上郷・瀬上の自然を守る会    会員各位
上郷開発から緑地を守る署名の会 会員各位
両会を応援していただいている皆様

2か月ぶりの街宣となりましたが、やはり10年以上続けていることも
あり、約10人の方々からのカンパや、「頑張って!」という温かい
応援の言葉を沢山いただきました。

日時:9月28日(土)11時~12時15分
場所:港南台バース前
参加:7名 チラシ約300枚配布 カンパ1282円

特に、9月3日の大雨は、横浜にも1時間に100㎜の雨が降ることが
現実的になってきたわけであり、明らかに上郷開発が水害の増大に
繋がっている危険性に触れ、横浜市は、市民の安全・安心を損なう
開発を撤回すべきと訴えました。

今日、お配りしたチラシと、先日提出した横浜市会あての陳情書及び
それへの市長からの回答を添付します。

陳情は、上郷開発の撤回を求めるものでしたが、開発を撤回する予定は
ないとの回答です。
開発の安全面については、条例等に則って許可された開発でも、昨今、
地盤災害が多発していることや、気象の激化で、これまでに例を見ない
豪雨が降るようになってきたことを数値を挙げて具体的に質問している
にもかかわらず、「法令の技術基準や、条例で強化した審査基準等により、
関係部署と連携しながら開発許可に向け進めて行く」と、答えを
はぐらかしています。

また、2014年の台風18号の豪雨で発生した可能性のある、いたち川と
柏尾川の合流地点におけるバックウォーター現象について、以前から
横浜市にデータを提示して検証するよう求めている件に関し、その後の
対応について質問していますが、回答は「検証を行っていない」という
ものでした。「検証を行っていない」理由について、再質問をしていく
所存です。

両会世話人一同


■資料1:守る会9月街宣チラシ表面

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■資料2: 同 裏面

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注:街宣チラシはA4判の「3つ折り」で作成。街頭等での配布にあたっては経費節減のためリソグラフによるモノクロ印刷版を用いています。ブログ掲載の場合、文字が小さくちょっと読みにくいのですがご了承ください。

■資料3:市会議長宛て陳情書 (8月29日)

   「上郷開発計画の取り止め」を求めます 

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2019_8_29 市会あて陳情書(上郷開発の撤回)-3

■資料4:市会議長からの回答 (9月24日)
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上郷開発NO! 上郷開発批判の雑誌記事を紹介します

「変化に対応しない行政」 忖度と既得権にアグラの開発行政を批判

当会の世話人の一人が、円海山の「いっしんどう広場」でお会いした方が『エルネオス』という月刊誌の連載コラムに、今回、上郷開発問題について記事を載せていることを知らされました。
筆者の内海さんは、円海山から鎌倉に至る丘陵を我が庭のように歩いておられ、特に毎年、数百頭ものホタルが自然発生する瀬上沢の自然環境を高く評価しておられます。心強いアピールですね。以下、筆者の了解を得てその全文を紹介します。

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  エルネオス9月号から

内海さん、ありがとうございます! 
「やぶ睨み」どころか、近隣住民のみならず多くの市民の共感を得る視点ではないでしょうか。
そしてブログ訪問者の皆さん、3日夜のゲリラ豪雨による港南台駅周辺の道路の冠水被害の映像をメディアに先駆けていち早く公開した市民レポーター同様、ツイッターなどでどんどん上郷開発の問題点、緑の自然環境の危機、保全へのアピールを発信してください!(ブログ制作本舗 広報・編集担当)

上郷開発NO! 残暑下の街宣活動レポート、その前に Ver3(8日追記)

港南台駅周辺が冠水! ゲリラ豪雨が実証した上郷開発の問題点

8月24日(土)に予定していた街宣活動が猛暑やら台風の接近やら夏バテやら諸般の事情で延期となって早くも2週間、ようやく7日(土)午前11時~12時に行うことになりましたが、上郷開発をめぐる最新の動きをお伝えするため当日配布予定の街宣用チラシ最新号をお届けします。

しかしここで注目すべきは、3日(火)夜、神奈川県南部を襲った激しい落雷をともなったゲリラ豪雨による港南台駅一帯の冠水被害です。
ネットのニュースで横浜エリアの豪雨、とりわけ上大岡駅周辺や港南台駅周辺の道路の濁流や冠水被害、さらに金沢区におけるがけ崩れの映像が流れたことから、あらためて上郷開発の問題点が浮き彫りになり、驚いた市民も多かったのでは?

以下、「ニュース速報Japan」のニュースからその一部を抜粋します。
https://breaking-news.jp/2019/09/03/050654


神奈川県横浜市の港南台駅周辺が9月3日、ゲリラ豪雨で冠水しているとの情報が入りました。一部地域では停電も発生。
発表によりますと9月3日午後7時ころから、横浜市港南区港南台周辺で激しい雷雨が降り、道路などが冠水したということです。
以下は、Twitterユーザーが港南台駅周辺の様子を撮影し投稿したものです。
 

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 高島屋前のバスターミナル周辺は歩道まで冠水

大岡川が近くを流れる上大岡駅周辺はともかく、高台の港南台駅周辺でなぜ道路冠水が? 
港南消防署のデータによれば3日20:00時点の時間雨量は59.5ミリ。文字通りのゲリラ豪雨で、平素から水はけに難のある?バスターミナル周辺の下水の排水キャパをはるかに超えたものですが、水害の真相は未確認です。


*港南台地区の状況を詳しく見るため港南消防署管内の5出張所で最大の雨量を観測した港南台出張所の雨量観測データを添えます。同出張所は環状3号線が舞岡上郷線と交わる港南台5丁目交差点際にあり、上郷開発計画予定地(栄区上郷町)とは目と鼻の先。港南台駅周辺はもとより上郷開発予定地への影響を予測する絶好のポイントでもあるのですね。(6日00:30)

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 折れ線グラフが示すように3日20時:78.0ミリ、21時:32.0ミリと
 まさにゲリラ的な集中豪雨(時間雨量)を記録しています。

いたち川も城山橋で「氾濫危険水位」すれすれの濁流が! 

一方、栄消防署のデータによれば3日夜19時から1時間の時間雨量は港南をやや下回ったものの50ミリを超え、上郷開発計画による大規模な樹林地伐採、宅地造成工事の影響が及ぶいたち川の下流、定点観測地である本郷台の城山橋(柏陽高校の裏手)では19時以降急速に水位が上昇し19:30=103cmを→20:00=231cmと同地点での氾濫危険水位236cmすれすれまで達し激流が河岸を洗ったようです。

今や想定外どころか日常的に各地を襲うゲリラ豪雨、それにともなう水害、そして次々と発生する台風。
上郷開発の「負」の影響、とりわけ大規模な宅地造成による「安全性」=「危険性」について訴えるわたしたちの問題提起に林市政はどう答えるのでしょうか。IR(カジノ)問題も同じですが、目先の経済的な開発利益(皮算用?)に目がくらみ、市政が何よりも大事にすべき市民生活の安心・安全を軽視することは横浜の都市行政にとって致命的な汚点となること必至です。
 

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 河川監視カメラがとらえた3日20時のいたち川の激流
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 同じく3日18時の時点ではまだのどかな流れ

いたち川も「氾濫危険水位」を15分にわたって超過! (Ver3 8日追記)

その後の調べで3日(水)夜には私たちの想定をはるかに超える激烈な「ゲリラ豪雨」に見舞われていたことが明らかになりました。
横浜市消防局には市内98カ所の本署および消防出張所があるのですが、3日(水)の12時間雨量(と言っても実際は午後7時過ぎから約1時間の集中豪雨)のデータを見ると、市内1位は金沢区の東富岡出張所140.5ミリ、2位が港南区の港南台出張所128.5ミリ、そして栄区の上郷出張所118.5ミリで4位と、円海山周辺の消防出張所が軒並み激しい集中豪雨禍に見舞われていたのですね。

その結果、上郷開発の影響を受けるいたち川も本郷台の城山橋(柏陽高校の裏手)で「氾濫危険水位」236cmを15分にわたって超過していたのです。
河川監視カメラのある城山橋では19時以降急速に水位が上昇し19:40=252cm、19:45=265cm、19:55=247cm、と同地点での氾濫危険水位236cmを15分にわたって超過、激流が河岸を洗っていたのです。(10分間隔表示プラス5分ずれた10分間隔表示を活用)

降雨時間が短時間だったにもかかわらず市内各地でこれだけの被害が出ました。
台風15号の接近にともない風雨が強まると予想される今夜半はじめ、先の北九州のように線状降雨帯が停滞してこのような雨が長時間にわたって降れば、どの自治体も50㎜~60mm対応がせいぜいで「お手上げ」となることが必至といっても過言ではありません。


■守る会:街宣チラシ1面

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■ 同 2面

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注:駅頭で配布する街宣チラシは経費節減のためリソグラフによるモノクロ印刷です。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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