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鞆の浦で「勝訴」の判決

昨日予告記事を載せた瀬戸内の「鞆の浦」の世界遺産訴訟で、今朝、住民勝訴の判決が出ました。今後ニュースでその画期的な意義が報道される筈ですが、とり急ぎ毎日新聞のWebニュースから。
開発優先から環境優先へ。世の中の流れが大きく変わる先触れだといいのですが。

<鞆の浦景観訴訟>県に埋め立ての差し止め命じる 広島地裁
10月1日10時24分配信 毎日新聞
瀬戸内海国立公園の景勝地、鞆(とも)の浦(広島県福山市)の埋め立て・架橋計画に反対する住民が「歴史・文化的景観が失われる」として、広島県を相手取り埋め立て免許の差し止めを求めた訴訟の判決が1日、広島地裁であった。能勢顕男裁判長(現広島地・家裁呉支部長)は原告の訴えを認め、県に差し止めを命じた。改正行政訴訟法に基づき、景観保全を理由に着工前の工事の差し止めを初めて命じた画期的判決。今後の開発行政に影響を与えるのは必至だ。

優先課題は瀬上沢 栄区2市議が明言

『タウンニュース』栄区版10月1日号に注目すべき記事が載っています。
中田前市長の辞任から林市政始動に至る動きの中で同紙が9月中旬に行った横浜市議を対象とする緊急アンケートの結果です。
91名全員が対象で回収率95.6%とありますから、未回答は参院選への鞍替えで先頃辞任した角田宏子議員ほか3名のみ。今の市会メンバーの市政への基本姿勢がほぼわかるようです。
質問全7項目の詳細はさておき、ここで注目すべきはQ7の「あなたの選挙区で最優先に取り組むべき課題は何だと思いますか?」に対する栄区選出2氏の回答。

  大桑 正貴氏(無所属) 上郷開発で開発対象となっていた緑地の保全と子どもを安心して産み育てられる環境づくり!(産科・小児科の充実)、少子高齢化に対応できるようなまちづくり。
  石渡由紀夫氏(民主党) 瀬上沢の保全、産科医療機関の設置。

ともに瀬上沢の保全と子どもを産み育てられる環境づくりを挙げています。
その言や良し。課題の実現に向けて、市民の先頭に立って実践的に取り組んでくれることを切に要望したいと思います。

プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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