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新治里山公園へ行ってきました

新治の里はのどかなり

田園風景
稲刈りが終わった旭谷戸の田。
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ネギが青々と元気に育っています。

12月8日(火)、緑地保全チームの第1回フィールドワークとして、緑区の新治(にいはる)里山公園を見学してきました。
午前9時に港南台駅前に集合、車に分乗し現地入り。10時から公園の拠点である「にいはる里山交流センター」(旧奥津邸)で公園管理をまかされているNPO法人「新治里山『わ』を広げる会」(仲丸平八理事長)の原さんの説明を受けた後、里山公園の整備予定地や「新治市民の森」を見学、2時過ぎに帰着しました。
チーム発足に先立つ前回の三浦半島「小網代の森」探査行と同じく、この日も晴天に恵まれ、帰りは地場産の無農薬野菜を大量に買い込んだ方もおり、楽しく有意義な見学会となりました。なおこの日の参加者は山仲世話人代表ご夫妻はじめチームの有志、総勢9名でした。

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里の原風景にマッチする「里山交流センター」(旧奥津邸)。
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横浜市歴史的建造物に認定された長屋門。
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大広間で原専務理事からレクチャーを受ける。
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炊事場にはこんなカマドもありました。

新治市民の森へのスタート地点そばに、江戸時代末期に建設された長屋門をもつ「旧奥津邸」があり、「にいはる里山交流センター」(緑区新治町887番地)となっています。
平成13年8月に奥津家(江戸時代初期に入植、江戸時代は名主を務め、現在まで17・8代続いた旧家)から「市民の森や関連する施設として活用してください」と緑地を含む母屋、長屋門、土蔵などの屋敷全体の寄贈を受けたもの。
4月に新治の里山景観を守り育てようとする市民活動の拠点としてオープンし、地区のシンボル的な役割を担っています。

母屋は236㎡。元々は天保9年に建てられたとのことですが、火災で焼失。その後も崖崩れで倒壊と何度かの立て替えを経て、現存するのは平成7年に建てられたもの。1階は檜や欅などの柱をふんだんに使った日本家屋。長屋門と土蔵(大正15年上棟)については平成14年11月に横浜市歴史的建造物に認定されています。

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市民の森に足を踏み入れる一行。ところが3分後、
ルートを間違えたとわかり引き返す破目に。
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やれやれ、出直した旭谷戸でまず記念撮影。
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落ち葉を踏みしめ旭谷戸ルートを進みます。
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森の工房は平日のため休み。
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道標が随所にあり歩きやすい。
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「池ぶちルート」の小さな水辺。
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路傍の小川でクレソンの群落を発見しました!

追記
周辺一帯には十日市場ヒルタウン(総敷地面積39ha、計画人口1万人。横浜市内最大の市営住宅もある)、霧が丘グリーンタウンなど大規模な集合住宅群はじめ戸建て住宅地があり、また市民の森を挟んだ反対側には東洋英和女学院大学、横浜創英短大などのキャンパスもあります。徒歩でもJR十日市場駅より約15分と港南台駅から徒歩圏にある瀬上沢と立地条件が類似している側面もあります。

この日、里山センター長屋門脇の庭先ではクリスマスリースづくりのための
月桂樹(ローリエ)の葉を束ねる下作業が行われていました。

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リヤカー、熟年世代には懐かしい光景です。
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ローリエの収穫は真夏が最適。でもリース用には
グングン伸びた今頃がいいようです。
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こんなふうに仕上がります。

Special thanks to:「新治市民の森愛護会」「新治・谷戸田を守る会」ほかのブログなどを参考にさせていただきました。
なお奥津邸は以下のサイトを参照。
URL:http://homepage2.nifty.com/okutsutei/
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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