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久々の晴天の下、3月街宣行動

私たちの主張:3月街宣行動チラシから

「三寒四温」とはいうものの、このところ肌寒い雨模様の天気が続いていただけに、久々の晴れ間に勇躍、27日(土)午前11時から、山仲代表以下の有志面々が港南台バーズ前でチラシまきを行いました。
前日まで、雨で中止となった2月に続き「今月もまた?」とヤキモキしていただけに、アピールにも力が入りました。
この日はまたわれ等署名の会のチラシまきのすぐ隣で、港南台うぐいす団地の高層化建て替えに反対し建築確認の取り消しを求めて裁判闘争中の地元自治会有志の方々も、支援を訴えるチラシまきを行っていました。


気温も上がらず,人出はイマイチでしたが

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来年度予算審議における環境創造局幹部の答弁からは瀬上沢の緑の保全に向けた積極的な対応策は全く窺えず、チラシの訴えは市や区の「不作為の罪」を指摘する内容に。
このところ市内各地の公園で、遊具やベンチなど既存の公園設備の改修工事が一斉に行われており、「みどりアップ計画」の実績アピールを狙っているようですが、手をこまぬいているうちに瀬上の乱開発が行われたら、市長や区長はどう市民に釈明するのでしょうか?
「署名をしたいのですが……」
「え、みどり税で瀬上の土地の買い取りが決まったのでは?」
問いかけてくる市民も多く、あらためて街頭での訴えに熱が入りました。

瀬上沢 春の便り-7

3月18日、瀬上池の畔から

所用で1週間ほど広報チームが「休眠」している間に、瀬上沢通信員のIさんから素晴らしい写真が届いていました。
里ではアンズ、雪柳、連翹(れんぎょう)、チューリップなど春の花々が競うように咲き、桜の開花も伝えられましたが、瀬上でも春の訪れは急ピッチのようです。(M&M)

今日、3月18日に撮った写真を添付します。
瀬上池の畔のノカンゾウ、瀬上右俣のヒメリュウキンカ、大丸広場の浦島草(既に釣り糸が出ています。
葉っぱの先は、未だ茎に畳まれており、トンボがヤゴから出てくるような様子で、動物の脱皮との共通性を感じました。
浦島草の釣り糸がはっきり写っている写真と、いっしんどう広場直下のホコリタケ(タヌキノチャブクロ)らしきものの写真を添付します。
ホコリタケは松露によく似ていますが、生えている場所からするとホコリタケか?
何れにしても、そのうち判ります。


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瀬上池の畔のノカンゾウ
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ヒメリュウキンカ(姫立金花)
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浦島草
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ホコリタケは松露によく似ています

市会予算委質疑

みどりアップ拡充 でも瀬上は置き去り?

3月10日(水)に開かれた横浜市議会の平成22年度予算特別委員会の質疑の模様をインターネットの中継録画でチェックしました。
予算第2特別委局別審査(環境創造局関係)において「みどりアップ計画」に関連して緑地保全問題で質問したのは藤田みちる(無所属ク/栄区)、白井正子(共産/港北区)、横山正人(自民/青葉区)、谷地伸次(民主/鶴見区)、望月康弘(公明/港北区)の5議員。
環境創造局側は荻島尚之局長、宮永邦人副局長、そして内藤恒平みどりアップ推進担当理事が答弁に立ちましたが、中でも注目すべきは内藤理事による白井・横山両議員への特別緑地保全地区制度の拡充策に関する答弁内容です。
◎白井正子議員関連
平成21年度から5カ年の目標は指定予定面積約1,119ha、買い取り予定面積約151ha。
このうち平成21年度(2009)は51.6haの指定を予定していたが約85haの見込みとなっている。また買い取りは16ha予定のところ1月末現在で2.4haで、さらに手続きを進めている。
◎横山正人議員関連
特別緑地保全地区制度は所有者ができるだけ長く持ち続けることをバックアップする制度で、相続等やむをえない場合に買い取りに応じている。
平成22年度においては特別緑地保全地区および市民の森の30地区で、約21haの土地の買い取りに対応できるよう準備を進めている。
みどり税は5年間の時限立法なので後年度に向けて積み立て、また財源を一般財源と区別しておくことも検討している。
「もえぎ野ふれあいの樹林」(平成10年指定、1.4ha)については、相続にともなう買い取り要請に応えるため目下交渉中である。

内藤理事はガタイ(図体の意の俗語)がでかいこともあって早くから“大物”技官と言われてきたようですが、「みどり税」新設のハシラでもあったはずの瀬上については置き去り、具体的言及無しでした。
七大緑地のひとつである円海山、瀬上市民の森に連なる上郷開発予定地緑地の保全問題こそ横浜市民にとって年来の宿題のはず。当局も議員諸氏も保全に向けて具体的な論議を進めてほしいものです。

瀬上沢 春の便り-6

こぶし咲く 馬頭の丘

それにしても一昨日の雪には驚きましたが、「三寒四温」ならぬ「「一寒一温」ながら日増しに春の足音が高まっています。
瀬上沢通信員の I さんから8日(月)撮影の写真が届いていました。
瀬上市民の森の西端、「馬頭の丘休憩所」の近くで咲き始めた辛夷(コブシ)の花、瀬上池の上で見つけたヒメリュウキンカ、そして大丸広場の上で握り拳を振り上げた早蕨ならぬ早羊歯。
「コブシは地方によって別名田打ち桜、また種まき桜とも言うそうです」と書き添えられていました。

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青空に向かってすっくと咲き始めたコブシ
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ヒメリュウキンカ(姫立金花)。花や葉の形が日本にも自生
するリュウキンによく似ているためこの和名があります
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早羊歯(シダ)

ところでコブシと言えば、千昌夫が歌う「北国の春」。中国でも国民的に愛唱されている懐メロなのですね。
市内の街路沿いにところどころ植えられたコブシはもうすっかり咲きそろっていますが、北国ではようやく芽がふくらみかけたところでしょうか
  ♪ 白樺 青空 南風
    こぶし咲く あの丘
    北国の ああ北国の春

緑地保全チーム:フィールドワーク第4弾

鎌倉広町緑地を歩く 速報

モノレール西鎌倉駅から徒歩で約10分、新鎌倉住宅地の奥に広がる60ヘクタールもの「広町緑地」。
昭和40年代後半から、大手デベロッパーやゼネコンが開発事業の手続きを進めていたのですが、周辺住民らによる粘り強い保全運動が効を奏し平成12年7月、市の緑政審議会が都市公園法に基づく「都市林」として保全すべきとの方向性を打ち出しました。
その後、平成15年12月には神奈川県と鎌倉市などが約37ヘクタールを先行取得、「都市林」として自然環境を歴史的資源とともに保全することが決まり、現在、平成26年度末の部分開園をめざし整備事業が進められつつあります。

3月6日(土)の午後、保全運動の中で大きな役割を担ってきたNPO法人「鎌倉広町の森市民協議会」の家原義靖理事長、大屋進副理事長(前理事長)のお二人に案内していただき現地を歩きました。

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あいにく午後から本降りとなったこともあり、この日は広町の森入口ゾーンから御所谷ゾーンそして竹ケ谷の森ゾーンへと早足で一巡りしましたが、冬枯れの里地里山のいたるところで春の芽吹きが感じられ、まさに市街地の奥深くに残された別天地でした。

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広町の森入口の目の前に広がる御所谷の田や畑

鎌倉山、七里ガ浜、そしてモノレール沿線の住宅地に囲まれ、ほぼ手付かずの自然が残った「広町緑地」とは?
鎌倉広町の森は複数の谷戸が存在し、多様な湿地環境を形成され、そのため良質な樹林を含み、二次林、自然林、植林、サクラ林、ハンゲショウ、キブシ、ミズキ、ハゼの木、オニシバリ等多様な植物群落が温存されている。
それによって生き物にとって良好な環境となっており生態系上位種であるフクロウ等が確認されている。動物は哺乳類、鳥類、両生類、昆虫、魚類、底生動物等で多くの種の生息が確認されている。
 哺乳類:貴重種としてカヤネズミ、ノウサギ、タヌキ
 鳥類:食物連鎖の上位種であるオオタカやフクロウ、また多くの渡り鳥が確認されている
 昆虫:湿地に見られる種が比較的多く、ゲンジボタル・ヘイケボタルが生息
 魚類:貴重種のホトケドジョウ底生動物:一般種。span>
                                   ――(市民協議会のHPから)

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植林後放置された杉の林。奥では崖崩れも…
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杉林の某所ではシイタケ栽培の実験中
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御所谷のシンボルツリーという大榎(えのき)
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水量も豊かな小川ですが水質に難があるそうです
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ぬかるんだ小道。谷戸を歩くには長靴が必携です
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古木の枝には「きくらげ」がびっしり!
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ところどころ石積みの護岸があります
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水質浄化用の池は5月に菖蒲が見事とか
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のんびりと泳ぐアイガモ?は雑草や害虫の駆除担当?
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竹ケ谷ゾーンに向かう左手にはウルシの林があります
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やれやれ、ようやく雨もあがりました
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残念ながら「竹ケ谷城址」の痕跡には出会えず

広町緑地は古都鎌倉の3大緑地のうち最大規模でありながら、いわゆる都市公園的な人工的整備を排し里地里山としての自然の姿を残すかたちでの保全をめざしているそうです。そしてその維持整備活動の担い手が市民協議会はじめ一般市民。
市民協議会には「田んぼの会」「畑の会」「森の会」「自然観察の会」「散策路の会」の5つのグループがあり、鎌倉市とも緊密な連携の下に、多くの市民(なんと1000人以上の会員がいるそうです)が自然とのふれあいを楽しんでいるそうです。

新緑の頃に再訪し、今度は竹ケ谷城址方面や富士山の眺望が見事という「峯山」方面を歩こうということでこの日の現地学を終えました。その後、近くのレストランを会場にお二人から広町緑地が「都市林」として保全されることになった経過や保全運動などについて意見交換を行い、瀬上の保全運動についても貴重なアドバイスをいただきました。

広町の緑
再訪シーンを先取り。緑あふれる新緑の頃?(市民協議会のHPから借用)

3月15日に緑のセミナー開催
なお、この日私たちをガイドしてくださった家原さんが理事長である「鎌倉広町の森市民協議会」は同じ市民活動グループである「かまくら緑の会」と共催で3月15日(月)に公開講座を開催、家原さんも講師役をつとめることになっています。以下、その概略。

テーマ:「山の緑と町の緑」~広町の緑と若宮大路の緑~
日時:2010 年3 月15 日(月)13 時30 分~16 時
場所:鎌倉生涯学習センターホール
講師:市民協議会理事長家原義靖、かまくら緑の会理事長高柳英麿ほか
その他:先着260 人、資料代:500 円 後援:鎌倉市


■参考資料:関連コラム 「広報かまくら」2003年8月15日号から

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2月街宣、雨で順延

市は「一歩前へ」進むべき

あいにくの空模様で2週連続して街宣活動は中止となりました。小ぬか雨降る今日の港南台の様子はいかがでしょうか?
というわけで街頭やポスティングでの配布に先駆けて2月のチラシをお届けします。


 私たちの主張:2月街宣チラシから
2月チラシ

次回の港南台駅頭での街宣行動は桜の開花が進む?3月27日(土)午前11時からとなります。
青空そして桜、マロニエの季節が恋しいですね。

  マロニエの花咲けど 恋しい君いづこ
  ……
  鐘はなる 鐘はなる マロニエの
  並木道 巴里の空は 青く晴れて
  遠き夢を ゆする     ―― ♪ 『パリの屋根の下』(西條八十訳詞)より

「市民の森整備」-余話(続)

ぐるり、擬木柵めぐらせました

「年度末になると、いたるところで道路工事が始まる」――昔も今も変わらぬ”土建国家”の悪しき慣例。
案の定、「コンクリートから人へ」のスローガンなどどこ吹く風、あちらこちらで道路工事が目につく……というのは先入観のせいでしょうか?
さて、瀬上沢通信員のIさんから送られてきた市民の森の近影を見ると、「公園整備工事」の名の下、あちらこちらで樹林地の中の散策路らしからぬコンクリート製の擬木柵が張り巡らされているようです。

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上は全て氷取沢市民の森の「おおやと広場」の光景

「役人が、国でも、県でも、市町村のレベルでも、税金を使うにあたって、自分の家計のつもりになって使ってきたら、こんな悲惨な借金大国になっていなかった。この期に及んでも、取った予算は自分たちの物という根性が消えていません」と I さんのメールにありました。

時あたかも横浜市会では平成22年度予算案の審議の真っ最中です。
予算案の中身についてはさておき、民間企業の社長を歴任した林文子市長の経営的手腕や市民感覚が問われるのは予算の使い方といっていいかもしれません。

瀬上沢 春の便り‐5

蛙とウグイスの合唱?

三寒四温。寒暖の差の激しい日が続きますが、里山はもうとっくに春です。瀬上沢通信員のIさんから2月28日に撮影したという瀬上池のヒキ蛙(ガマ)の卵の写真が届きました。

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2、3日前から鳴き声が聞こえてきているそうです

こちらは瀬上市民の森の隣、氷取沢の紅白の梅です。
梅の開花は里より少し遅いようですが、昨日あたりから瀬上、円海山でウグイスが本鳴き?を始めたそうです。もっとも「まだ下手くそですが……」、と I さん。


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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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