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「市民の森整備」-余話(続)

ぐるり、擬木柵めぐらせました

「年度末になると、いたるところで道路工事が始まる」――昔も今も変わらぬ”土建国家”の悪しき慣例。
案の定、「コンクリートから人へ」のスローガンなどどこ吹く風、あちらこちらで道路工事が目につく……というのは先入観のせいでしょうか?
さて、瀬上沢通信員のIさんから送られてきた市民の森の近影を見ると、「公園整備工事」の名の下、あちらこちらで樹林地の中の散策路らしからぬコンクリート製の擬木柵が張り巡らされているようです。

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上は全て氷取沢市民の森の「おおやと広場」の光景

「役人が、国でも、県でも、市町村のレベルでも、税金を使うにあたって、自分の家計のつもりになって使ってきたら、こんな悲惨な借金大国になっていなかった。この期に及んでも、取った予算は自分たちの物という根性が消えていません」と I さんのメールにありました。

時あたかも横浜市会では平成22年度予算案の審議の真っ最中です。
予算案の中身についてはさておき、民間企業の社長を歴任した林文子市長の経営的手腕や市民感覚が問われるのは予算の使い方といっていいかもしれません。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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