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自然の宝庫:円海山

「モリーユ」って知っていますか?

4月22日付け「瀬上から氷取沢へ」の記事にあった「モリーユ」についてはコメント欄で簡単に紹介したのですが、「みどりの日」に山に入った I さんから特写の写真が届きました。

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ウイキペディアによれば「モリーユ」の和名はアミガサタケ。
風貌が「編み笠」に似ているということなのでしょうが、正式には「子嚢菌門チャワンタケ綱チャワンタケ目チャワンタケ亜目アミガサタケ科アミガサタケ属」に属するキノコだそうです。

でさらにウイキペディアの記事を読み進めると、「このキノコは春先に人家の庭や芝生などによく生えることもある。日本ではほとんど見向きもされないがフランスでは一流の食用キノコであり、乾燥品も売られている」とあります。
おおっ! 道理でデジャビュ……既視感があるわけです。春先、わが家の猫の額ほどの広さの庭先に生えていて、見向きもせず引き抜いてしまったあれが? (M&M)

新緑の街で力強くアピール

私たちの訴え:4月街宣チラシから

4月、林市長になってから初の予算そして定例人事異動による新体制がスタートしたものの、多くの市民が注目する瀬上沢の保全問題については、あいかわらず環境創造局及び都市整備局の担当者からは具体的な保全策・打開策の提示なし。
そうした中で、新しく道路局長に就任した川口局長が市道「舞岡上郷線」の建設から供用開始にあたって大きな役割を果たしていた事実が判明し、老朽化による崩落事故などの危険性と川口局長の責任を問う動きが急浮上してきました。
舞岡上郷線は環状3号線と4号線を結び、最新のデータでも半日で1万5000台近くが利用する主要地方道ですが、東急建設による上郷開発計画予定地緑地を分断することから仮設のまま20年が経過。「署名の会」関係者が独自に早くから危険性を指摘し、開発問題と切り離して抜本的な補修・整備を行うよう要求してきました。

24日の街宣活動にあたっては、山仲代表はじめ4人のメンバーが「署名の会」としての立場から舞上線問題や瀬上沢保全問題について市の対応を批判、多くの市民から励ましの声が寄せられました。


ちらs

久々の晴天に恵まれ45分あまりで用意したチラシが足りなくなり、弁士交代で次々とアピール。
(道行く人出が少ないのはカメラのアングルのせいです)

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舞岡上郷線:崩落の危険も?

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赤錆が浮くK3付近の側壁(2009年2月撮影)
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1年後、さらに腐食が進んだ…?(2010年2月、逆の角度から撮影)

新緑の季節への助走

瀬上から氷取沢へ

「三寒四温」どころかゴールデンウイークも間近というのに時ならぬ寒波の襲来で、春の草花の足並みの乱れが目立ちます。
「春の便り」を次々と発信してきた瀬上沢通信員の I さん、21日は晴天に誘われモリーユ(編笠茸)目当てに3時間ほど円海山近郊緑地一帯を歩き廻ったそうですが、「自然観察の森のレンジャーの話では5日ほど前、一時暖かくなった時、ホタルの池の近くで1本だけ見たようですが、私の島?には未だ出ていませんでした」とか。
で、瀬上沢の東隣りの「氷取沢市民の森」に足を延ばしたところでモリーユならぬカルガモのカップルに出会い好ショット。

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氷取沢で出会ったカルガモのカップル
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遅咲きの山桜・八重桜・躑躅(つつじ)の三段重
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八重のヤマブキ。くっきりとした山吹色が鮮やか
 
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帰路、東上郷町の白山神社で

公園整備に異議あり!

興ざめ&台無し…でした

春の陽気に誘われたのでしょうか、tomtomさんからは栄区の北のはずれ、小菅ヶ谷北公園の近影が届きました。しかし厳しい財政状態とは裏腹…公園整備予算の無駄な使い方?についてのキビしい指摘があり、同感。
以下、メールから抜粋。

昨日、小菅ヶ谷北公園に行ってきました。
家を出て10分ほどで着いてしまいました。本当に近いんですね。
桜も満開を過ぎて花びらがハラハラと散っていました。かえるの声も聞こえましたよ。
奥の広場にはテーブルと腰掛が3セットできていてすっかり興ざめでした。必要もないものを作って折角の公園を台無しにしてしまう神経が理解できません。

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瑞々しい樹林地の中央部で異彩を放つ休憩コーナー

実は昨年6月に部分開園した際、ぼくもまたその過剰なまでの整備による「不協和音」に唖然としたのです。
9カ月余を過ぎてなお周辺の自然環境に調和せず、存在感を放っているテーブル&イスをどう見るか。まさか、みどり税による財源で早くもニスの塗り替えをしたのではないでしょうね? (M&M)

瀬上沢 春の便り-9

新緑の季節への序奏

汗ばむほどの陽気だった11日とは打って変わって12日はまた雨と寒さがぶり返すとか。
しかし野や山の植物の装いを見ると、三寒四温の繰り返しの中で新緑の季節に向け早い足取りで進んでいることがよくわかります。
10日、春の陽(ひ)に誘われ、瀬上沢一帯をウォッチした I 通信員の写真レポート第9弾です。


原宿六浦線の八軒谷戸近く、昇竜橋の上に懸かる大島桜?
もみじの新緑とのコントラストが妙です。

昇竜橋は原宿六浦線に並行して流れる柏尾川の支流、鼬川(いたちがわ)に架かる。建築年代は明治中期~大正4年以前と推定され、市内最古のアーチ型石造橋。歴史的建造物に認定されています。

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二輪草の群落
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黄色の花はレンギョウならぬヤマブキの群落
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馬の背の畑地から見る春爛漫の瀬上沢右岸の山
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馬の背休憩所下の道から蔦蔓の簾越しに瀬上谷を見下ろす


■昇龍橋

ちょっと古いのですが2007年秋に散策した折に撮った写真を見つけました。苔むした石造アーチが歴史の重みをしのばせます。(夕方だったので露出不足でゴメンナサイ)
渋滞で知られる原宿六浦線(環状4号線)と舞岡上郷線が交差する神奈中車庫前交差点から10分足らず、幹線道路の直ぐ脇にこんな豊かな自然環境が残されているのですね。未見の方はぜひ一度訪ねてみては?(M&M)


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“農”のある散歩道でお花見

満開! 瀬谷「海軍道路」沿線600本の桜並木

4月5日(月)、あいにくの小雨模様でしたが、有志12名が「“農”のある散歩道」でのお花見を楽しみました。
相鉄線瀬谷駅の北、瀬谷中学校から八王子街道(旧国道16号線)を結ぶ約3キロの直線道路は「海軍道路」と呼ばれ、両側には約600本ものソメイヨシノが植えられており、市内でも有数の桜の名所。毎年桜の時期には「桜まつり」が開かれるそうで、今年は3日(土)に挙行され大賑わいだったとか。

10時過ぎ、港南台駅前から車3台に分乗し環状4号線を北上、原宿交差点を経て旧ドリームランドや泉ゆめが丘など沿線各地の街並み、田園風景を見ながら1時間足らずで上瀬谷農業専用地区に囲まれた桜並木に。


上瀬谷小東入口信号近くはとくに見事な枝ぶりでした
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40キロ制限の道路ですがどの車も桜を見ながらゆっくり
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すぐ横には広々とした畑が続きます
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昼食後、車を降りて歩き出すとにわかに本降りに…
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思いがけなく横文字の看板

返還されると決まったものの、この地区はいまだ米軍の「上瀬谷通信施設」の区域内。桜並木の通行も米軍の許可によるものと知り、一同びっくりしました。

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「桜まつり」の特設屋台(右側)は星条旗カラー
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ゲートにはこんな「警告」が…
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雨を避けるため上瀬谷小前のJA直売所で雨宿り

農家の皆さんゴメンナサイ、直売所の軒先をお借りし小休止しました。でもお礼に「ハマッ子」(JA瀬谷支店)に立ち寄り、特産の豚肉や野菜、花の苗などをたっぷり購入いたしました。Mさんお目当ての「瀬谷のウド」は朝のうちに売り切れてしまうそうで、残念!


■発端は「あぜみち」との出会い

「お花見に行こう!」という山仲代表のツルの一声で急遽結成された「お花見トリオ」が天気予報やら開花情報やら市内各地の名所やらを検討する中で、たまたま持ち込まれた環境創造局の広報誌「あぜみち」(2010.3.25号)の写真が決め手となって今回のお花見が実現しました。横浜市内にこんな素晴らしい桜並木があったのですね。
でも残念ながら事業仕分けによる経費節減策で、この号を終刊号に4月からはホームページ上で発信していくことになったそうです。


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瀬上沢 春の便り-8

三寒四温のうちに春爛漫!

相変わらず春の歩みは変則的で自然界も戸惑っているようですが、さすがに4月に入るとまさに春爛漫といった気配が濃厚です。
春眠にかまけてダラダラと過ごしているうちに、瀬上沢通信員の I さんから届いていた瀬上の春の写真をアップするのが遅くなってしまいました。


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桜3景----余計な柵が邪魔な桜、逆光に光る桜、テングス病で花の咲かない枝(新葉が既に生えている)が出た桜

註:天狗巣病(テングスびょう)とは植物病害の一種で、植物(多くは樹木)の茎や枝が異常に密生する奇形症状を示すものの総称。高い木の上に巣のような形ができるためこの名がある。英語ではwitch's broom(魔女のほうき)という。直接の原因としては、植物ホルモンの異常が考えられる。

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羊歯 --- 木漏れ日に新緑が美しい
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青空に向けすっくと芽をふいたタラ
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これはハリギリの幼木です
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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