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舞岡上郷線問題

深田遺跡の再発掘問題で申し入れ

環状3号線と4号線を結び、地区住民にとっては重要な地方道でありながら、上郷開発計画がらみで暫定2車線、しかも3カ所の仮設橋の劣化による事故の危険性が指摘される「舞岡上郷線」。
その修復工事の早期着工を願う世論の高まりの中で、もう一つ大きな課題が急浮上してきました。

上郷地区には上郷高校(現・横浜栄高校)の造成工事にあたって発掘調査が行われた猿田遺跡と並び、舞上線の西側部分に大規模な古代製鉄遺跡があることが確認されており、大規模な保全修復工事が行われる場合、土の中に眠る遺跡群が破壊されてしまう恐れがあることがわかりました。

4月26日、署名の会は市教委に文化財保護の担当者を訪ね、別記のような要望書を手交しました。
経済社会情勢の変化によって、人口急増にともなう市街地の無秩序な拡大から、自然環境や文化財保全を優先した地域の見直しへと、大きく舵を切ることがいま求められています。

上郷深田遺跡は古代製鉄遺跡として県下唯一、全国でも古い方に属する貴重な文化遺産。前回の調査では想定を上回る充実した内容を持ち、かつその規模が広範囲にわたると判明したので、暫定的に埋め戻し保存したとされています。
道路局が補修工事を行うにあたって遺跡部分に触れるような工事が実施される場合には再調査・保存するよう市教委に強く要望しましたが、今後とも市民の注視が不可欠です。


◆資料:要望書(全文)

  
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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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