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Kazz in 草の根ツール会議

馬の耳にレゲエ?でしたが

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清里で行われた「草の根ツール会議」2日目の夜、清泉寮新館のホールを会場に「Kazz」による音楽ライブが行われ、つかの間の安らぎと連帯感の高まり。
もっとも記者はこの時初めて「Kazz」の名を知り、音楽を聞いたので、ま、「馬の耳に念仏」。
興に乗り、オーガニックギターの調べに合わせ踊りだした若者たちの流れに取り残される形で、会場の片隅に立ちすくんでいたのですが。

というわけで、反省を込めて「Kazz」について調べてみました。
葉山在住で、演奏活動の合間には湘南海岸でサーフィンに興じていて、パタゴニア鎌倉ストアの皆さんとはすっかり顔なじみとか。
なお写真(Kazzの3rdアルバム「Guitalele TRIP」から)は著作権があるので遠慮して小さいのですが、以下、ブログのプロフィールから。

北海道出身、葉山在住。
20代をアメリカ、フランス、西アフリカで過ごす。
2年半滞在したニジェール共和国では、アフリカ人ドレッドロッカー達と
ニジェール初のレゲエバンドを結成。
西アフリカをライブツアーして廻り、現地のTV・ラジオにも多数出演。
帰国後、サイケデリック・ジャムバンド、“ミラクルサル”を結成、台湾ツアーやイギリスツアーなど国内外で活動する。


(レポート by M&M)

第2回 草の根活動家のためのツール会議in日本

環境保護グループの全国交流の集いに参加

6月25日(金)から27日「日)まで山梨県の清里高原で開かれた「第2回 草の根活動家のためのツール会議in日本」に署名の会からも2名の代表が参加しました。
会議には全国各地から環境保護グループ15団体25人の活動家や今回の催しのホスト役であるパタゴニア日本支社のスタッフなど総勢60人が集まり、社会起業・組織・コミュニケーション論の若手専門家4氏をアドバイザーに、日本の環境団体が直面している組織や活動上のさまざまな課題について状況を切り拓くためのツールを学び、活発な意見交換を行いました。(署名の会は2008年11月の第1回に続けて参加)


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会場のキープ協会「清泉寮」新館ホールで。
上:最終日の記念撮影、下:ワークショップの一場面

「公正な社会では最良の情報を得るものが勝つ。しかし、私たちは公正な社会を相手にしているわけではない。私たちは、敵が戦いに使うツールと同じツールを使って戦う必要がある。そしてもっと賢く、もっと巧妙にやらなければならない。成功した革命はすべて、上からではなく、下から始まったという事実を忘れてはいけない」(パタゴニア創業者であるイヴォン・シュイナードの言葉)

日本の市民運動ではあまりなじみのない「ツール」を武器に、創業の地アメリカはじめ世界各地の環境保護活動へのサポーターとして注目されるアウトドア用品の専門企業パタゴニア。
署名の会は同社日本支社や鎌倉ストア、関内ストアのスタッフなどとの交流を通して署名活動やハガキ作戦への協力・支援を受け、昨年からは毎月の街宣チラシもストア店頭で配布してもらっています。

なお会議における星川淳さん(グリーンピース・ジャパン事務局長/作家・翻訳家)による基調講演「アクティビストの道具箱―住民運動とグリーンピースの経験に学ぶ」はじめ、専門家4氏を講師とするワークショッやパネルトークなどの概要は近々パタゴニアのホームページに掲載されるはずですので、ぜひご覧ください。*本ブログでも関連記事を掲載の予定。

■今回のACTIVISTS/環境団体
那珂川ウォーターネットワーク鶴亀隊、八ツ場あしたの会、財団法人・日本自然保護協会、グリーンピース・ジャパン、国際環境NGO FoE Japan、ジェーングドール・インスティチュート・ジャパン、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン、バイシクル・エコロジー・ジャパン、パンジアシード、三浦半島自然保護の会、渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える、水と緑の会、設楽ダムの建設中止を求める会、武庫川の治水を考える連絡協議会、上郷開発から緑地を守る署名の会=14団体1個人の計25人
■主催者サイドその他の参加者
「1% for The Planet」のメンバー企業である㈱大伸社、開催地となった(財)キープ協会のスタッフ、パタゴニア日本支社の支社長、環境プログラムのディレクター、支社や各店のスタッフなど

*お詫び:写真はワークショップの一部ですが、手持ちの携帯電話のカメラのため写真が不鮮明。パタゴニアさんから受信次第、差し替えの予定です。
*お知らせ:7月13日、記念撮影光景を受信、さらに追加更新の予定です。

緑地保全阻む舞上線の“深い闇”に迫る!

私たちの訴え:6月街宣チラシから

横浜市会における2つの常任委員会の審議を通して瀬上沢緑地を東西に分断する市道・舞岡上郷線をめぐる市道路局と東急建設との「密約」の存在が明るみに出たことは既報の通り。
第4土曜日定例の街宣行動日となった26日、港南台駅頭ではこの問題を大きく報じた新聞記事を引用したチラシを配布、瀬上沢緑地の保全に大きな影を落とす舞上線問題の真相究明を訴えました。



Special Thanks to 朝日新聞

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あいにく今にも降りそうな曇天でしたが、チラシを受け取りそのまま目を通す人がいたり、早速カンパ箱にカンパを投じてくれる方など反響も大きく、小雨がぱらつき出す頃には用意した枚数をまき終え無事終了しました。

舞岡上郷線問題 雑感1

■市道路線の「認定&廃止」の実態に驚く

それにしても市会による行政チェックには専門的な知見と継続的フォローが不可欠。
例えば6月18日に行われた「建築・都市整備・道路委員会」における道路局関係審議の冒頭は「第19号議案 市場第196号線等市道路線の認定及び廃止」 について。
局側の提案説明によれば、都市計画道路として認定が192路線、道路延長9,790m、総面積41,462㎡、また廃止は59路線、道路延長4,813m、総面積13,929㎡というものでした。

その多くは区画整理や道路整備に伴うもので、もともとあった道路の道路法上の区域設定や公示など事務処理上の手続きが目的の提案なのでしょうが、地元議員でも細分化された路線の実態把握には多大なエネルギーを要するし、現場確認などほとんどしていないのでは……?

で、局の説明と提案をすんなり了承するかたち。実質的な質疑はゼロ。
舞岡上郷線に仮設橋を紛れ込ませ法的な問題を積み残したまま20年も放置してきた事実が明るみに出たことは、市会におけるこうした一括提案と審議のあり方の是否を問う絶好の機会であるような気がします。(M&M)

■続・道路常任委員会 注:2010/06/19 (Sat) 17:09:37にあった投稿から

昨日道路関係の常任委員会が開かれました。
多くの不明朗、不適切、不自然な関係にあった東急ー道路局との関係を明らかにしようと、鶴見区選出の無所属クラブの女性議員が鋭い質問を連発し追及しました。良く調べていて問題点を指摘し、舞上線は道路常任委員会で継続して調査することになりました。
Ⅰ時間半に及ぶ討議でしたが道路局長、副市長は道路完成後の後始末が不十分であった事を認めました。
採決の結果否決されました。
会の前にある議員に聞いたら自民、公明、民主3党で否決とすることが決まっていたそうです。
救いは公明の議員が現地を視察したそうで、K1,K2,K3いずれも極めて危険である事を大きな声で発言した事です。
しかし採決では否決に回りました。賛成は無ク、共産、ネット3会派でした。党議拘束があるでしょうが、風邪を引いて欠席という手も有るでしょうに。能の無い連中です。 (S.Y)

◎ブログ訪問者の皆さんへ
上郷開発問題と切っても切れない問題であることが明るみに出た舞岡上郷線問題。市会の審議や新聞報道などについての皆さんのご意見を自由に「掲示板」に書き込んでください。随時、本コーナーでご紹介させていただきます。(広報チーム:ブログ担当)

舞岡上郷線問題:続々報!

市と開発業者との「密約」明るみに! 太田市議が追及

22日(火)開かれた市会の「都市経営・総務委員会」の請願審査で舞岡上郷線問題は新たに判明した“新事実”をめぐって市当局の責任を問う声が高まったことから、採決を留保し継続審査が行われることになりました。
太田正孝市議(無所属ク、磯子区)の追究によって見つかった文書は当時の道路局長と東急建設などとの間の覚書で、上郷開発計画の開発想定エリアを東西に分断する新設道路をめぐる費用分担を定めたもの。これまで署名の会関係者が「密約」として批判し情報公開請求しても「存在しない」と否定し続けてきたものです。
23日(水)の朝日新聞横浜版は4段抜きでこの問題を大きく報じ、あらためて上郷開発問題をめぐる市の関係部局の不適切な問題処理に一石を投じました。


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舞岡上郷線問題 続報&資料追加

仮設橋放置20年の「不適切な関係」を追及 市会常任委

既報のように署名の会は6月7日、市会平成22年第2回定例会に対して瀬上沢の緑地保全及び舞岡上郷線の緊急整備を要望する陳情書を提出。他方、これとは別に栄・港南両区在住の市民有志3名が舞岡上郷線の異常状態の真相解明と速やかな道路整備を求める請願書を提出していましたが、今週相次いで二つの大きな動きがありました。

6月16日(水)に開かれた本会議の一般質問で林市長は、石渡由紀夫議員(民主、栄区)による「市民の安全を守るという観点」からの舞岡上郷線問題に関する質問に答える形で、「有識者による検討委を立ち上げた。9月を目途に補修・補強・工法等についてまとめてもらった上で早急に工事に着手していきたい」と答弁しました。

一方、18日(金)の建築・道路・都市計画常任委では「舞岡上郷線の整備に係る混乱の真相解明と速やかな道路整備について」と題する請願の審査が行われ、請願自体は自民・民主・公明3党の反対で不採択となりましたが、井上さくら議員(無所属ク、鶴見区)はじめ藤田みちる議員(ネット、栄区)、河治民夫議員(共産、旭区)らの鋭い追及によって仮設20年に及ぶ舞岡上郷線が危険な状態にあるばかりか道路法上も「不適切」な存在であることなど様々な問題が浮き彫りになりました。

19日(土)の朝刊各紙は横浜版で大きくとりあげ、仮設橋の所有権があいまいであることなどを指摘、朝日新聞は「川口局長自身が当時の担当者の一人だったにもかかわらず、不明確な答弁に終始した」と、舞岡上郷線問題をめぐる道路局の対応そのものに警鐘を発しています。

資料1◆朝日新聞 6月19日横浜版
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資料2◆東京新聞6月19日横浜版

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資料3◆仮設橋K1とアンダーパス(地下道)

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あいにくモノクロ写真では委員会での請願審査で問題となった仮設橋K1とアンダーパス(地下道)部分の老朽化&腐食の生々しさが伝わらないので、カラー写真を添えます。この上部を舞岡上郷線が通っているのです。(21日)

資料4◆市会委員会の顔ぶれ

井上議員らの厳しい追及で道路局長はじめ当局側の答弁が「不適切」だったにもかかわらず、なぜか民主・自民・公明3党の多数であっさり請願2項目が否決されてしまったこの日の建築・都市整備・道路委員会。
今後の議会活動チェックのために委員の顔ぶれを紹介しておきます。

建築・都市整備・道路委員会(11人)

委員長
森  裕之 民主党   都筑区

副委員長
関  勝則 自由民主党  磯子区

副委員長
加納 重雄 公明党    瀬谷区

鈴木 太郎 自由民主党  戸塚区

藤代 耕一 自由民主党  神奈川区

石渡由紀夫 民主党    栄区

星野 國和 民主党    戸塚区

牧嶋 秀昭 公明党    鶴見区

井上さくら 無所属クラブ 鶴見区

河治 民夫 日本共産党  旭区

藤田みちる ネット横浜  栄区


舞岡上郷線問題

事態急展開! 市、検討委設置へ

6月14日、「舞岡上郷線検討委員会」の設置が記者発表され、15日には道路局のHPに掲載されました。
署名の会有志によるチームは昨秋以来、断続的に道路局との交渉を通して舞岡上郷線の仮設構造による腐朽と危険性を指摘し、港南台駅頭における街宣行動やチラシ、さらに関係各方面への働きかけにより抜本的な対応を訴えてきました。また先週7日には整備工事を緊急に行うよう求める陳情書を市議会議長宛に提出しました。
しかし同局のHPによれば6月3日付けで「舞岡上郷線検討委員会の設置及び運営に関する要綱」及び同委の「公開に関する要領」が制定されている一方、公表が15日、第1回委員会開催が29日、その傍聴申し込み締め切りが23日とドロナワ的で慌ただしい日程です。
20年に及ぶ仮設状態での放置を見直し、本格的な整備に向けて動き出したことはひとまず評価するにしても、市民に対する対応はいかにもお役所的で不誠実です。市民に開かれた審議、一日も早く安全な交通が確保されるよう、あらためて林市長に要望したいと思います。(M&M)


資料◆道路局記者発表資料から
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◎検討委員のプロフィール
ところで「舞岡上郷線検討委員会」のメンバーはどんな人? 市のHPで調べてみました。
勝地 弘委員:横浜国立大学大学院工学研究院教授
平成16年3月に出た「横浜市橋梁長期保全更新計画報告書」をまとめた検討委員会の委員。ちなみに同委の行政側委員2名の一人に当時は道路局建設部長だった川口正敏道路局長の名がある。
岸井隆幸委員:日本大学理工学部教授
「横浜『夢』のある道づくり検討会」(道路局)や「横浜駅周辺大改造計画づくり委員会」(都市整備局)の委員など。専門は交通計画。
山下 光委員:弁護士 
 平成17年6月まで2期(8年?)、市の監査委員をつとめた。
吉田洋子委員:吉田洋子まちづくり計画室
 戸塚駅西口文化施設基本構想検討委員会委員長をつとめた建築士で都市計画&まちづくりの専門家。現在は「地域まちづくり推進委員会」(都市整備局)委員のほか「横浜みどりアップ計画市民推進会議」(環境創造局)の委員に“公募市民”枠で選ばれるなど横浜市の各種審議会の常連メンバー。

「小網代の森」その後

事業総額78億円で県が用地確保

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保全に向け神奈川県による用地取得が進められてきた三浦半島の「小網代の森」。
昨年12月、署名の会有志による探査行のレポートでご紹介しましたが、このほどようやく用地確保が終わったそうです。相模湾沿いの湿地や干潟など70ヘクタールで総額約78億円。
今後は小網代の北に位置する「北川湿地」の開発問題の帰趨が注目されます。

私たちの訴え

6月市会に向け保全等3項目の陳情書を提出 7日

署名の会は6月議会の陳情&請願受け付けの最終日となった7日午前、市会の川口正寿議長宛てに上郷開発予定地の樹林地&農地の保全と活用および舞岡上郷線の早期整備に向けて市会が取り組むよう求める陳情書を提出、その後山仲代表が市会各会派を訪ね陳情3項目への協力を要請しました。

瀬上沢は6月に入り一段と濃くなった新緑とホタルのシーズンを迎え、小川アメニティ沿いの小道には多くの市民が訪れていますが、東急建設が「開発への意欲」を捨てていない状況ではいつ乱開発の危機に襲われるか予断を許さないだけに、市会の積極的な対応、審議が期待されます。


資料◆横浜市会・川口正寿議長宛て陳情書
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《お詫び》
「陳情書」が判読しにくいため、テキストを以下に添えます。


 横浜市議会議長

     川口 正寿 様                            平成22年6月7日

                               上郷開発から緑地を守る署名の会

                                     代表世話人 山仲 章介


 陳 情 書

 瀬上沢緑地の保全および市道港南台第297号線の整備について
  
 平素は市民のためにご尽力下さいまして感謝申し上げます。
 私どもは、平成19年(2007)に浮上した栄区上郷地区に残る貴重な緑地である瀬上沢の民間デベロッパーによる大規模な開発計画に反対し、署名活動や横浜市長および市会議長宛ての陳情・要望等を通して都市計画提案の却下という結論を得る上で中心的な役割を担った市民団体です。
 幸い短期間に9万2000余にのぼる広範な市民から環境破壊に反対し計画の白紙撤回を願う陳情への賛同署名が寄せられ、平成20年9月に開かれた第110回横浜市都市計画審議会はこの開発計画を却下いたしました。
 しかしながら今日に至るも市当局は瀬上沢緑地の保全に向けて何ら有効な対策を講じようとせず、他方、先の計画の事業者である東急建設株式会社は「規模を縮小しても開発は断念しない」との立場を明確にしております。
 またこの開発計画に関連して、瀬上沢緑地を東西に分断する市道港南台第297号線(舞岡上郷線)は仮設状態のまま20年間が経過したため劣化・腐朽が激しく、いつ道路の損傷に起因する事故が起きてもおかしくない状態とされています。
 私どもは、横浜市民にとって共有の自然遺産とも言うべき瀬上沢緑地の保全と、舞岡上郷線の安全安心な状態への整備を願い、下記3点を横浜市議会への要望として陳情いたします。

陳情の趣旨
 1 瀬上沢における樹林地の保全
 2 瀬上沢における耕作放棄農地への対策
 3  市道港南台第297号線(舞岡上郷線)の緊急整備

陳情趣旨の内容説明
 1 瀬上沢における樹林地の保全
   平成27年度に予定されている用途地域変更(線引き)および整備・開発・保全の方針の変更時に合わせて再度開発計画が提案、実行された場合、東急建設所有による大部分の樹林地が破壊されることは免れません。林市政がテーマとしている市政の基本政策である環境行動推進の取り組みにも逆行する結果を招きます。「水と緑の基本計画」や「みどりアップ計画」「みどり税投入」などの環境問題に対する横浜市の実際の姿勢が問われる重大なケースです。瀬上沢緑地の保全を求める市民の願いを尊重し、あらゆる手法(買収、賃借権設定、遊休地との代替え、緑地指定など)を駆使して全面保全を可能ならしめる施策を早急に提案していただきたい。 

 2 瀬上沢における耕作放棄農地への対策
   瀬上沢には、開発計画に巻き込まれて農家がやむなく耕作を諦めたため、多くの農地が放置されたままになっています。用途用地転用が困難である農地を、農地として市民が活用できるよう市民農園の構想や、市民が借り上げて耕作できるようなシステム作りを市の担当部局が率先して動くように、私どもは提案してきましたが、民有地であること、また開発計画が消えていないこと等を理由に耕作放棄のまま荒廃するに任せています。環境創造局の担当部課レベルでの対応には限界ありと判断しました。議会からの応援をお願いいたします。

 3 市道港南台第297号線(舞岡上郷線)の緊急整備
   市道港南台第297号線は環状3号線と4号線をつなぐ幹線道路で、上郷地区住民のみならず栄区および港南区はじめ市の南部における大動脈です。この道路は仮設状態のまま20年も放置されたことから劣化が進んでおり、道路局がコンサルタント会社に依頼して現状の橋の強度調査を行ったところ劣化度ランクC(すぐに修理が必要なランク)との結果で、近々起きると予想される大地震の際には落橋の危険が大きいとされております。しかしながら道路局は通過車両の重量制限はじめ安全対策をとらないばかりか、道路の一般的な補修工事の枠内での処理を市民に提示するだけで、緊急かつ抜本的な整備工事について予算措置を講じようとしていません。
議会において舞岡上郷線の現状と問題点を精査の上、担当部局に対し緊急に整備工事に着手するよう勧告をお願いいたします。

お忙しい所恐縮ですが宜しくご審議の程お願い申しあげます。

                    以上

自然の宝庫:円海山-続

青葉若葉の山の幸を特撮しました

青葉若葉の季節到来で、このところ初ガツオの話題がニュースを賑わせています。
で、初夏の「海の幸」はさておき、青葉若葉の瀬上沢から「山の幸」などのレポートを。

晴れた日には週に何度も円海山山麓の樹林地や沢に足を運ぶという瀬上沢通信員のIさんから、5月末から6月初めにかけての最新のスナップが届きました。以下、Iさんの解説から。

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雨が暫く続いたので、キクラゲが出るいつもの場所に行ってみると、果して殆どゼリー状の軟らかい、白色のキクラゲが発生していました。
ネットで見ると、白キクラゲはもっと真っ白で縮れているので、これは日焼け前のキクラゲかと考えます。海のスカベンジャーの甲殻類、海老、蟹、蝦蛄の類が美味しく栄養に富むように、陸の植物スカベンジャーの茸類も美味しく、特にミネラルを多く含むようです。ネット情報によると、例によって売らんかなもあって高血圧、痔、潰瘍、下痢、腹痛、糖尿病、癌、肌荒れ、肥満に対し薬効新たかで、さらに滋養強壮を謳っています。
虫は多分、ナナフシの幼虫だと思います。

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サイハイランです。偶然見つけました。まさしく大将が払う「采配」に似ています。(注:資料参照)

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これは、カエデ(モミジ)のプロペラです。
遠くまで飛ぶべく、回転して落ちるようにできているのは自然の驚異ですが、その回転の仕方にさらなる工夫があるそうです。
回転の中心が偏心するようになっていて、そのため落下スピードが抑えられ風に乗ってより遠くまで飛ぶというものです。(軸を中心にきれいに回ると、偏心回転に比べ回転面の面積が小さくなるので空気抵抗が小さくなり、落下速度が速くなる)

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これは山の幸ではなく「山の厄介者」が残した痕跡です。
リスによる樹皮の食害は、今までは新芽が出ると見かけなかったものが、美味しい樹皮の味を覚えたのか、今年はあちこちで見かけます。


資料◆瀬上沢の重要種植物
横浜市環境科学研究所による源流域調査(平成18年度)によれば、瀬上沢では例えば下記の植物が重要種として記され、サイハイランの名もあります。
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/kenkyu/shiryo/pub/d0004/d0004.pdf
・瀬上沢谷戸の上流部 サルナシ、アカショウマ
・瀬上沢谷戸の源流部 シラコスゲ、セイタカハリイ、ノコギリシダ、サルナシ、アカショウマ、イワボタン、サイハイラン
  

ホタルの季節に(新)

いました、見ました、60匹?!

5日(土)午前0時過ぎ。
横浜・栄区では激しい雷の後、雨が降っているようです。
夜更かしをやめ就寝しようと思い、念のためブログを開くと、
瀬上沢のホタル鑑賞のコメントが届いていました。
いよいよホタルの季節到来!
幸い土曜日は「晴れ」の予報です。
しかも「夜9時過ぎから雨」と絶好の鑑賞日和。
まだ人混みよりホタルの数が少ない可能性がありますが。(M&M)

以下、コメントを転載します。

今日、6月4日にホタルの様子を見てきました
ざっと数えてゲンジ5~60匹見れました
多く見られたのは、舞岡上郷線横の川沿い辺りから、民家を過ぎた橋の辺りまで
奥の田んぼ周辺や池手前は全く居ません
道や川沿い工事の影響が無ければ良いのですが…
2010-06-04 22:08
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

瀬上沢だよりの掲示板へのリンク
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