緑地保全への動き
「鍛冶ヶ谷市民の森」ほぼ半分が市有地に

薄緑色部分が市有地。南側が鎌倉街道に続く1低層と準住居地域
大規模なマンション計画によって開発の危機に瀕していた栄区鍛冶ヶ谷2丁目に残る市街化区域内の樹林地が「市民の森」として保全されることになったことは2月にレポートしましたが、その後、3月末までに環境創造局が14775㎡を買収し、整備計画を進めていることが判明しました。
鎌倉街道に面した鍛冶ヶ谷2丁目679番地から区境の港南区日野南7丁目へと北に広がる総面積28703㎡のうち51.5%にあたるもので、樹林地西側の斜面に接した周辺住民にとっては朗報ですが、鎌倉街道沿いの準住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)や横穴墓群の一部が残る東側部分の第1種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)が民有地として残されたことで、10年後には再び開発圧力が強まる恐れも?

幸いマンション計画は業者の経営不振で頓挫したが…
このほか「みどりアップ計画」による平成21年度の主な実績として、栄区内では他に2カ所の市民の森の樹林地の買い取りが行われましたが(荒井沢:6000㎡、飯島:500㎡)、多くの市民が注目する瀬上沢についてはいまだに保全への具体策の提示はナシ。
「相続等不測の事態に対応した買い取り」を掲げる一方、「原則として買い取りはしない」と答えるばかりで、積極的な打開策を講じようとしない関係部局に対して市民から批判の声が高まっています。

薄緑色部分が市有地。南側が鎌倉街道に続く1低層と準住居地域
大規模なマンション計画によって開発の危機に瀕していた栄区鍛冶ヶ谷2丁目に残る市街化区域内の樹林地が「市民の森」として保全されることになったことは2月にレポートしましたが、その後、3月末までに環境創造局が14775㎡を買収し、整備計画を進めていることが判明しました。
鎌倉街道に面した鍛冶ヶ谷2丁目679番地から区境の港南区日野南7丁目へと北に広がる総面積28703㎡のうち51.5%にあたるもので、樹林地西側の斜面に接した周辺住民にとっては朗報ですが、鎌倉街道沿いの準住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)や横穴墓群の一部が残る東側部分の第1種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)が民有地として残されたことで、10年後には再び開発圧力が強まる恐れも?

幸いマンション計画は業者の経営不振で頓挫したが…
このほか「みどりアップ計画」による平成21年度の主な実績として、栄区内では他に2カ所の市民の森の樹林地の買い取りが行われましたが(荒井沢:6000㎡、飯島:500㎡)、多くの市民が注目する瀬上沢についてはいまだに保全への具体策の提示はナシ。
「相続等不測の事態に対応した買い取り」を掲げる一方、「原則として買い取りはしない」と答えるばかりで、積極的な打開策を講じようとしない関係部局に対して市民から批判の声が高まっています。