瀬上保全へ英断を! 市会常任委の顔ぶれ決まる
17日に開かれた改選後初の市会本会議で常任委の構成が決まりました。
上郷開発問題にかかわる環境創造局および都市整備局関連の委員会メンバーは次の通りです。
東日本大震災による惨禍に触れるまでもなく、いまあらためて自然との共生の内実、人災への備えの質が問われています。人口減社会にあって、円海山近郊緑地特別保全区域に連なる自然豊かな緑地を「都市計画」の名の下に開発(破壊)することについて、市会ははっきりとNOの方針を示し、関係部局にその打開策の提示を迫るべきではないでしょうか?
■温暖化対策・環境創造・資源循環委員会(11人)
委員長 加納 重雄 公明党 瀬谷区
副委員長 酒井 誠 自由民主党 港北区
副委員長 鈴木 太郎 自由民主党 戸塚区
草間 剛 自由民主党 都筑区
福田 進 自由民主党 神奈川区
市野 太郎 民主党 港南区
今野 典人 民主党 緑区
望月 康弘 公明党 港北区
串田 久子 みんなの党 中区
横山勇太朗 みんなの党 泉区
小幡 正雄 ヨコハマ会 金沢区
■建築・都市整備・道路委員会(10人)
委員長 川口 珠江 民主党 港北区
副委員長 黒川 勝 自由民主党 金沢区
副委員長 斎藤 真二 公明党 都筑区
佐藤 茂 自由民主党 旭区
嶋村 勝夫 自由民主党 都筑区
石渡由紀夫 民主党 栄区
安西 英俊 公明党 港南区
有村 俊彦 みんなの党 鶴見区
望月 高徳 みんなの党 都筑区
岩崎ひろし 日本共産党 戸塚区
世界に発信?ヨコハマの取り組み 市、生物多様性で国連機関と連携へ
「国際生物多様性の日」とされる5月22日が間近に迫る中、あいかわらず横浜市の動きが見えず???と思いながら別件で市のHPを覗いていて、横浜市と国連大学高等研究所(横浜市西区、みなとみらい:パシフィコ横浜内)が生物多様性に関する「連携協定」を締結したというニュースに出会いました。
以下、4月19日付けの記者発表資料(環境創造局企画課)を転載します。
この動きが名実ともに国際的な取り組みとなるのか、それとも看板倒れのアリバイ証明に過ぎないのか、フォローして行く必要がありそうです。(M&M)
資料■4月19日付け記者発表資料から
横浜市と国連大学高等研究所が
生物多様性に関する連携協定を締結、調印式を行います。
横浜市(市長 林 文子)と国連大学高等研究所(横浜市西区、所長 ゴヴィンダン・パ
ライル氏)は、地方自治体と国際的研究機関が連携によりお互いの強みを最大限活用する
ことで、国際的な取組を発展させることを目的として、生物多様性に関する「連携協定」
を締結します。
■調印式
日時: 平成23年4月25日(月) 午後3時30分
会場: 横浜市役所2階 市長応接室 (横浜市中区港町1-1)
JR根岸線関内駅から徒歩1分、横浜市営地下鉄関内駅から徒歩3分
出席者: 横浜市長 林 文子
国連大学高等研究所 所長 ゴヴィンダン・パライル氏
調印式次第: ①調印 ②写真撮影 ③懇談
■協定締結の経緯
国連大学高等研究所の横浜への移転(平成16 年)を機に、本市と高等研究所はこれ
まで交流を深めてきました。
高等研究所は、昨年6 月に本市主催で開催した環境活動をテーマとする「環境行動
フォーラム」において、生物多様性に関する取組を紹介し、市民にPRを行いました。
また、昨年の10 月には名古屋で生物多様性に関する国際会議「COP10(生物多様性
条約第10 回締約国会議)」が開催され、横浜市長が本市の取組を世界にPRすると
ともに、国連大学高等研究所においても生物多様性に関する取組を世界に発信してき
ました。
そこで、現在、話題となっている生物多様性に関する取組について、国際的な機関
である高等研究所と相互に協力し、取り組んでいきます。これにより、横浜の生物多
様性の取組が世界へ発信されます。
身元判明! 行方不明だった我らが隣人でした
6日発信、草むらで見つかった「白骨死体」の身元が判明しました。
署名の会は毎月第2水曜日の夜に、地元の上郷地区センターで定例会を開き、活動経過の報告や情勢分析、今後の行動計画についての意見交換などを行っているのですが、11日の例会が始まる前の雑談の中で、東上郷町在住の会員が事件の顛末にふれたのです。
まだ公表はされていないようなのですが、栄警察署では現場で発見された遺留品から、昨年の夏に入居していた施設を出たまま行方不明となり捜索願いが出されていたOさんとほぼ断定、DNA鑑定による確認を待っているとのこと。
白骨化した死体が発見された上郷町の現場はOさんの自宅がある東上郷町と隣り合わせなので、地元では新聞記事が出た直後には遺体発見との報せが流れたそうです。
「この人を捜して下さい」――昨年9月、公開捜査に踏み切った栄署のチラシに記された「失踪時の状況」によれば、Oさんは認知症のため8月22日に港南台の施設に入所したものの、翌23日夕方に施設を出たまま行方不明となり、31日に捜索願いを受理。その後すぐ港南台・本郷台一帯に公開捜査のチラシが配布されたのですが、見つからぬまま8カ月以上たった今月になって偶然発見されたのです。
元気な頃はよく瀬上沢を散策しており、上郷開発問題に関する地元の集まりにも顔を見せていたというOさんは、港南台から勝手知ったる瀬上沢ルートを辿り自宅に向かう途中、何らかの理由で草むらで倒れそのまま……ご自宅まで10分足らずの場所でした。
亡くなった時は83才。謹んでご冥福を祈りたいと思います。
5・22 近づく国際生物多様性の日 横浜市の計画実行に注目!
5月22日は「国際生物多様性の日」。
「ウィキペディア」によれば、国際生物多様性の日は、生物の多様性が失われつつあること、また、それに纏わる諸問題に対する人々の認知を広めるために国際連合が制定した記念日(国際デー)で、毎年5月22日。
1993年に開かれた国連総会第2委員会において定められたもので、2000年までは条約が締結された日付である12月29日とされていたそうですが。
国連ではこの日の午前10時(現地時間)に「植樹を行なおう」と呼びかけており、これに呼応して各国・地域では植樹イベントが開催されているようです。
今年はちょうど日曜日にあたるだけに世界各地で様々なイベントが行われるのでしょうが、さて横浜市ではどうでしょうか?
あいにく市のHP、また環境創造局が発信しているイベントカレンダー「エコポルト」の5月22日には一件も活動が見あたりません。先頃「生物多様性横浜行動計画」(bプラン)を策定したし、「150万本植樹行動」が大いに成果を挙げた?ので、今年は見送りということなのでしょうか……。
「150万本植樹行動」→成果185万本?
昨年5月の環境創造局の記者発表資料によれば、鳴り物入りで展開された「150万本植樹行動」について次のように書かれています。
開港150周年の平成21年度末に向けて、18年度から取り組んできた「150万本植樹行動」の最終成果がまとまり、目標を達成することができましたので、お知らせします。 18年度から21年度末までの4か年の累計は約185万5千本でした。
内訳は、公共施設及び民有地緑化が約163万7千本、緑化用に市民や企業等の皆様に配布した苗木が約21万8千本です。
なお、21年度単年度の実績は、約57万4千本(公共・民有地緑化約50万4千本、苗木配布 約7万本)となりました。
植樹本数の実績
内 訳 18年度 19年度 20年度 21年度 累 計
公共施設緑化 104,884 165,508 172,645 234,407 677,444
民有地緑化 201,258 224,647 264,181 269,143 959,229
小 計 306,142 390,155 436,826 503,550 1,636,673
苗木配布 20,322 64,347 63,266 70,258 218,193
合 計 326,464 454,502 500,092 573,808 1,854,866
拡幅工事が進む一方、街路樹がまるで見当たらない環状4号線沿線の整備状況、他方では鎌倉女子大前交差点沿いの横浜環状南線建設工事予定地に植えられた苗木群……「植樹の実績」について、その質を疑問視する声もあるようです。
注:国際生物多様性の日について
1993年の国際デー制定当初は生物多様性条約の発効日である12月29日でしたが、2000年の国連総会において現在の5月22日に変更されました。この日は、1992年の同日に生物多様性条約の本文が生物多様性条約交渉会議において採択されたことに由来しています。なお、生物多様性の日には毎年テーマが定められており、本年のテーマは「森林」。まさに瀬上の緑の保全を図るべき年であるのですが。
*お詫び=植樹の実績表が崩れており修正中です。