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私たちの訴え:資料編

「みどり税」に託した市民の思い  いまこそ市&市会は積極的な打開策を!

署名の会は東急建設に対して上郷開発計画の中止を訴えるとともに、横浜市が「みどり税」に託した市民の思いに応え、瀬上沢の緑地保全について積極的・抜本的な打開策を講ずるよう求めてきました。
またすでに4月の街宣チラシでは「栄区3市議の活躍に期待します」との見出しの下、市議選における候補者への公開アンケートで、瀬上の全面保全について前向きの見解を示した3氏に対しエールを贈っています。

そこで、あらためて3人の市議が公開アンケートにどういう回答を寄せていたか再録します。
円海山に連なる瀬上沢緑地をどういう形・手段で開発から守り保全すべきなのか、市そして市会は東急建設による開発計画を待ちの姿勢で座視せず、9万余の反対署名、また多くの市民が「みどり税」に託した思いや期待に早急に応えるべきではないでしょうか? とりわけ栄区の3市議は市会において積極的な役割を果たすよう要望します。

設問4 みどり税の投入について新設されたみどり税をその財源とするならば、瀬上沢一帯の緑地指定や用地買収などが可能であると考えますが、いかがでしょうか。
 ①そのとおり   ②そうは考えない   ③その他
 その理由について考えをお聞かせ下さい(                ) 

大桑正貴議員
① そのとおり
そのためのみどり税であると、私は考えています。
みどり税を含め市税を投入して全面保全をすべきである。

輿石且子議員
①②③ -選択なし-
単に用地買収では、永続的な保全・維持管理はむずかしい。(財源面・担い手等)。設問3でも触れたが、歴史・人間性に配慮しつつ、将来に亘ってもリスクの共有が伴うことを認識し、横浜市・県・国としてもこのエリアの特性と財源投入に対する理解を得られる程の政策根拠を準備するべき。
 
石渡由紀夫議員
① そのとおり
そのために、市民の森制度の特例を設けること、あわせて時限的である「みどり税」を基金として残すことができるようにすべき。これからもお互いにがんばりましょう。

注:輿石議員の回答中の「設問3」とは、横浜市の対応について「横浜市は英断をもって東急建設と交渉し、緑地指定などの瀬上沢の全面保全対策に踏み切るべきだと考えますが、いかがでしょうか。」との問い。

6月街宣行動-第2波

緑を破壊して、なぜ大規模開発 東急建設の開発計画に栄区は危機意識ナシ

雨のため1週遅れの6月4日に繰り延べとなった街宣行動に引き続き、署名の会は毎月定例の第4土曜日の25日、6月第2波の街宣行動を港南台駅頭で展開し、17日(金)に行われた栄区との面談、また22日(水)の都市整備局へのヒアリングの結果など新しい状況をふまえ市民に上郷開発の問題点を訴えました。

前夜来の雨から一転、晴天の猛暑日となったバーズ前。
この日の午前中に急遽実現した地元選出市会議員との意見交換を終え、駅前待機組と合流した総勢13名が刷り上がったばかりのチラシを手に、またも浮上した大規情開発計画の中止を訴えました。


私たちの訴え:6月チラシ改訂版1面から

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注:チラシ裏面は前号と同じ

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用意したチラシ500枚は40分ほどでまき終えたものの、あいにくの猛暑のためか、この日から始まった夏物バーゲンセールのためか、バーズ前の人出はイマイチでした。

瀬上沢通信員だより

梅雨空の下、瀬上の森は今… 落石・倒木・崖崩れ相次ぐも被害者無し?

21日の朝刊社会面に「西日本 大雨被害」「東北 きょう要注意」との大きな見出しを付けた記事。
活発な梅雨前線の動きによって、西日本各地では観測史上最大の1時間雨量を記録しているそうです。(愛媛の宇和島では20日朝に74.5ミリの1時間雨量を観測!)

この時期、横浜地方ではまだ大きな被害が出るほどの豪雨に見舞われていませんが、土砂災害や浸水被害に注意が必要なことは言うまでもありません。とりわけ鼬川沿線の各地では!

さて、瀬上ではどうでしょうか?
「予告編」で一部ご紹介したのですが、6月16日に届いていた瀬上沢通信員の I さんからの観測スナップをようやくお届けします。

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6月15日 落石 梅沢山~清戸の広場
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6月16日 崖崩れ 大丸広場上
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6月15日 落石跡 梅沢山~清戸の広場 同13日 倒木 清戸の広場~ひょうたん池

「相変わらずの倒木、落石、崖崩れで変わり映えしませんが…」との但し書きが付されていたのですが、異変もまた自然が生きている証拠。被害者が出なかったこと(?)、何よりです。

瀬上沢通信員だより(予告編)

樹林まさに荒れなんとす…  問われる自然との「共生」のあり方

梅雨時はまたホタルの季節。
本ブログの「掲示板」への投稿で、今年は瀬上沢一帯で例年以上にホタルが舞っているとの情報があり、地元の栄区役所へもカウント数の上昇を示すデータが寄せられているとか。
さらに署名の会の例会や世話人会が行われる上郷地区センター前を流れるいたち川の岸辺でも今年はホタルが乱舞(ちとオーバー?)しているとのこと。
福島原発事故による地球規模の大気&海洋汚染問題はひとまず別として、自然や環境を守ることへの世論の高まり、緑や水辺環境の保全をめざす地元の地道な取り組みの成果として注目されます。

しかし他方では「みどり税」の導入により保全のための予算的な備えがつく一方、どう見てもムダとしか考えられない市民の森の過剰?な整備事業が行われてきたこともまたこれまで何度か指摘してきた事実。しかも自然の摂理や猛威の前には……。

瀬上沢通信員の I さんから久々に届いた写真を見ると、つい最近市民の森の散策路沿いに整備されたばかりのコンクリート製擬木の柵が無残な姿をさらしていることがわかります。あらためて自然との共生のあるべき姿、そして形を問われているような気がします。(とりあえず予告編として。写真がたくさん届いていますが、ご紹介は後刻)



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6月街宣行動

瀬上の緑が危い! 東急建設、第3次上郷開発計画に向け動き出す

梅雨の訪れと同時に、今年も瀬上沢にホタルが舞う季節がやってきました。
しかし梅雨の晴れ間の青空の清々しさを打ち消すかのような鬱陶しいニュースを載せた最新のフライアー(チラシ)をお届けすることに。

毎月第4土曜日定例の街宣行動。
5月は28日でしたが、あいにく梅雨入りに加え台風2号の接近にともなう荒天のため1週間繰り延べとなり、6月2日に行われた東急建設との交渉の席で明らかにされた新しい「上郷開発計画」(第3次案)の概要紹介に差し替え、本日、初夏の爽やかな風の舞う港南台駅頭で広く市民に「瀬上の緑が危い!」と訴えました。

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汗ばむほどの陽気がホタルの季節の到来を告げました

東急建設は既に4月から横浜市の関係部局との折衝を行っており、早ければ9月議会で概要説明、その後着々と「都市計画提案」による大規模な住宅建設等をめざす意向とか。自然環境をめぐる世論の動向や社会の動きに逆行したプロジェクトと批判せざるをえません。

私たちは東急建設に対し第3次上郷開発計画の中止を訴えると同時に、みどり税に託した市民の「思い」に応え、横浜市が貴重な緑地保全に向け積極的な打開策を講ずるよう働きを強めていくよう訴えました。
豊かな自然環境・緑の住環境を私たちの次の世代に残すための行動へのご支援、ご協力をお願いいたします。

私たちの訴え:6月チラシ1面から

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同2面から
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追伸 

清流そして豊かな自然環境に恵まれた人里の象徴でもあるホタル。ニッポンの夏の風物詩として、その光の輝きは儚さの代名詞でもあるのですが、所変わればイメージも大違いです。ホタル2様を再録します。

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左:2009.09日本のホタルのイラスト 右:2010.06マレーシアの場合  
                
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

瀬上沢だよりの掲示板へのリンク
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