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メディアがとらえた上郷開発問題

東急&市当局のコメントに注目! Webマガジンが上郷開発問題をレポート 

「はまれぽ.com」って知ってますか? 
「はまれぽ.com」は“横浜のキニナル情報が見つかる!Webマガジン”として人気急上昇?のサイトだそうです。
その7月20日号で上郷開発問題が取り上げられ、署名の会の山仲代表のほか東急建設や横浜市都市整備局地域まちづくり課の担当者などへの丹念な取材にもとづくレポートが掲載されています。以下、そのサワリを。

『蛍のふるさと』瀬上地区の開発計画ってどうなってるの?
蛍の名所として有名な上郷瀬上地区で、いったんストップしていた大規模開発計画が再び浮上したそう。どんな計画なのか、貴重な森はどうなってしまうのか知りたいです。(Tomoさんのキニナル)

瀬上地区の開発計画とは?
秘境企画で紹介した瀬上市民の森を含め、大自然が残る栄区瀬上沢周辺。その近辺に、東急建設株式会社(以下、「東急建設」)が事業者となっている開発計画があることを御存知だろうか。(中略)

横浜に残る貴重な自然を壊しかねないこの計画、今、いったいどのような状態なのであろうか。はまれぽは独自調査に乗り出した。(後略)

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開発予定地とされる場所(栄区上郷町)の写真を大きく掲載
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東急建設の上郷開発現地事務所もアタック

――「瀬上沢だより」への訪問者数が早くも3万5000を突破したことからもわかるのですが、今やマスメディアをしのぐスピードと情報量で若者世代を中心に圧倒的な読者層の広がりを見せるWebマガジン。
「はまれぽ.com」のレポートは丹念な取材によって、これまでわが「瀬上沢だより」では伝えきれなかった東急サイドの地権者の言い分や市の対応の一側面を見せてくれます。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
レポーターも多いようで硬軟両様のキニナル?レポートを読むことができます。
http://hamarepo.com/story.php?story_id=356


追記
「はまれぽ」のこの記事のレポーターはワカバヤシヒロアキさんという方で、次のようなプロフィールが紹介されています。市民メディアはこうしたフリーランスの若手によって支えられているのですね。
ワカバヤシさん、丹念な取材、ご苦労さまでした。(「瀬上沢だより」制作本舗・M&M)

ワカバヤシヒロアキ 生年月日1980年04月09日 大阪府堺市出身
座右の銘:やらずに後悔より、やって後悔
信州大学を卒業後、都市計画コンサルタント、不動産会社を経て、現在は都内で放送作家として活動中。バラエティ番組やお笑い系のイベント、クイズにドキュメンタリーと、来る物拒まず多ジャンルを企画構成しています。やれば何でも興味を持つので、得意分野はほぼ全ジャンル。趣味はカメラと散歩と旅行でして、最近は第二のふるさと長野県にどハマリ中!
http://naganouradoori.blog133.fc2.com/

7月街宣行動

抜本的解決求め活動強化へ 秋の再提案?に向け各方面に働きかけ

7月第4土曜日の23日、台風も去り、秋の訪れを思わせるような爽やかな夏の風が通り抜ける港南台駅頭で行わ文字色れた街宣行動には署名の会有志延べ12名が参加し、この日の朝10時半過ぎに刷り上がったばかりのチラシ(フライアー)を配布しました。

夏休みに入ったこともありバーズ前には親子連れの姿も目立ち、6月~7月にかけて横浜市の関係部局はじめ市会各会派の議員などへの働きかけの模様を記したチラシの受け取り具合いは上々。
また生後数カ月の赤ちゃんを抱いた若いママや、少ないけれどと千円札を入れて下さったご夫人など、カンパを寄せて下さる方も。

さらに、見るからにイマドキの男の子がチラシを読んで「自分たちをどこまでバカにするのか。港南台に高層マンションなんかいらない。自然があるのが港南台のいいところなのに」と本気で怒りをあらわにするなど、秋の大攻勢?への手応えを実感するものとなりました。

私たちの訴え:7月街宣チラシ1面

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同2面(注:これまでと同じ)
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強い陽射しを避けるため通行人はアーケード下に集中…

東急建設の動き

言うは易く 行うは難し 東急建設の「CSRへの取り組み」に異議あり!

東急建設のHPを覗いたことがありますか? 
同社HPの「会社情報」コーナーを開くと、昨年7月に改定した環境方針の項で「生物多様性」について言及、「当社は生物多様性について、その保全活動、関係する地域社会との協調」に取り組んできた、と高らかに謳っています。そして以下のような写真が……。


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様々な植栽を配置した屋上ビオトープの試験施工例

しかし上郷開発をめぐる同社の動きは……CSR(企業の社会的責任)の観点からどうでしょうか?
同社HPでは具体的な地名は記していませんが、≪「地域の利便性」と「緑豊かな自然」を念頭に 環境アセスメントを実施≫との見出し付きで、先に否決された「第2次上郷開発計画案」について、あたかも環境とりわけ生物多様性に配慮した模範例であるかのように自画自賛しています。

ところが、そもそも人口減社会への移行により郊外住宅地の過疎化が進んでいる今、なぜ生物多様性の宝庫ともいうべき円海山近郊特別緑地保全地区に連なる瀬上沢(市街化調整区域!)の緑を破壊してまで大規模な住宅開発を行わなければいけないのでしょうか? 

東急建設は今こそ地域社会の現状を見据え、CSRの観点から第3次開発計画による土地利用のあり方を抜本的に見直し、瀬上沢の全面保全を受け入れる方向への事業転換を図るべきではないでしょうか?
 注:栄区では約125000人の人口(H22.10現在)が2020年には→121200人、2035年には10万人台まで減少すると予測している。

◎補足
同社のプロジェクトチームリーダーは、第3次計画の提案にあたって「アセス(環境影響評価)」を行う予定ナシ、としています。
ところが実は横浜市環境影響評価条例が昨年改訂され(本年8月1日施行)、10ha以上の開発にあたっては事業の計画段階で“環境配慮の手続き”を行うことが義務づけられ、アセスをしなければ計画提案自体が門前払いで却下されるのです。

なお詳しくは同社のHPをご覧ください。
http://const.tokyu.com/biodiversity/seibutsu2.html

瀬上沢通信員だより

健気に生きています 梅雨明けの瀬上でとらえた3態  

カン、カン、カン、カン……連日の強い日照りに加え、あいも変わらぬ政治の迷走、そして大震災被害とりわけ福島原発事故をめぐるゴタゴタ。人間さまのストレスはどーしてくれるんだという声が炎天下に満ち満ちているようです。

そんな矢先、円海山麓の自然の移ろいをとらえたレポートが瀬上沢通信員の I さんから届きました。暑さしのぎの清涼剤がわり?にお届けします。


ガマガエル
尾根近くの急坂で足元で動くものがあった。なんとガマガエルの大きなやつ。
湿地ははるか下、尾根越えの冒険の旅か? はたまた、放射能に方向感覚をやられたのか……。
「脱原発」を決めたイタリアの数十年前の映画、ヤコベッティ監督の「世界残酷物語」に出てきたウミガメを思い出しました。(原爆の放射能にやられ、海と反対の方向に行ってしまった)


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 注:世界残酷物語
 本作品が公開された1962年はまだインターネットどころかテレビも普及段階にある時代であり、
 海外旅行は高嶺の花、人々はもっぱら書籍や雑誌、映画などから伝えられる世界の風景に素直に驚いていた。
 もっとも、それから2年後の1964年10月には隣国の中国で初の核実験が行われ、ビキニ被曝に次いで放射能禍への恐れが日本全土を襲ったのだけれど。


アオサギ
連日、瀬上池に流れ込む小川のほとりに陣取り魚を狙っています。子育てはもう終わっている筈とネットで調べてみると、「4~5月にかけて1回に3~5個の卵を産む。巣は同じ巣を使いつづける。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は23~28日。育雛は雌雄共同で行う。雛は孵化してから50~55日で巣立つ」とあるので、まさに子育ての真っ最中なのでした。

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ヤブカンゾウ
梅雨明けの強烈な光の中に、八重の花が鮮やかな色彩を添えていました。
これもあるブログによれば、カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言う。万葉集に次の歌がある。 「忘れ草 我が下紐に 付けたれど しこのしこ草 言にしありけり」(あなたを忘れようと
思って、下紐に忘れ草を付けたけれど、言葉通りの効果は無く、思いは募るばかりです)、とありました。

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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