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上郷開発めぐる神奈川県の動き

市街化区域への編入は整開保に即していない
「みんなの党」が県に対して意見具申(3月16日)

3月2日(金)に県議会建設常任委員会において行われた「上郷開発問題」への県の対応をめぐる塩坂源一郎議員(みんなの党、藤沢市)らによる質疑の概要については4日付けで紹介しましたが、この日の質疑をふまえ、16日に開かれた今年度最後の建設常任委では2順目の質疑が行われた後、意見発表と採決が行われました。

意見発表では『整備開発及び保全の方針と開発計画』関連について、みんなの党を代表して宗像委員が県に対して「上郷開発は県の整開保の方針に反する」との申し入れを行ったことが、このほど塩坂議員のHPで明らかにされました。

市街化区域への編入は整開保に即していない
横浜市栄区にある上郷地区は、県民の皆様から『瀬上の森』とも呼ばれる緑豊かな森が奇跡的に残されており、今でも、蛍が、その季節には数多く飛び交う、都会の中の貴重な緑地として、多くの県民の皆様の理解と協力とご尽力により保全されてきました。しかしながら、開発計画が提案されるなどしてきた経緯があります。
 
今回、再度の開発計画の新聞報道がなされ、地域にお住まいの皆様は大変危惧されております。以前の開発の提案は、9万筆を超える開発反対の署名により頓挫した経緯があります。 

開発と保全は相反する事であり、どんな提案があったとしても、慎重に、そしてこれからも県として、ブレずに対応しなければなりません。今回の委員会の質疑でも、この地域の市街化区域への編入は『整備、開発及び保全の方針』に即していない事が明らかになっておりますので、しっかりと整合を図って頂きますよう会派としても強く意見申し上げます。

また、今後、本方針の改正にあたりましては、県民意見を十分に伺って頂き、反映していただくよう意見申し上げます。
(塩坂源一郎県会議員のブログから)
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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