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開発推進めぐる動き

広範な市民の願いを批判 地権者ら646名が計画の推進を陳情

上郷開発計画予定地の地権者の方々による林市長宛の「陳情書」。
「上郷開発の早期実現を希う会」(長瀬修代表)名による陳情書提出については、3月24日(土)に行った港南台駅頭における街宣行動などで配布したチラシでニュースとして紹介しましたが、このほど3月2日および8日の2度にわたって提出された陳情の概要が判明しました。

今回の陳情に名を連ねたのは神奈川県内634名、県外12名の総数646名。県内は横浜市内594名(栄区387、港南区46、その他161)、横浜市外40名、また法人を除く返還地権者総数48名のうち署名者は42名で累計87.5%だそうです。

なお市長宛の陳情書はほぼ同趣旨ながら2パターンあるのですが、「緑の保全との聞えよがしの理想論と誇大な被害感情を対比し、他人の権利や当地の歴史を踏みにじり、声を荒げるだけのためにする運動」などと、私たちが第2次計画の提案に際して市長&市会宛に提出した9万余にのぼった市民による切実な願いを込めた署名、そして反対運動を真っ向から批判しています。

以下、東急建設による第3次開発計画案の推進を掲げる陳情書全文と地権者代表の意見を詳しく報じたタウン紙の記事を参考資料として掲載します。


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昨年12月の第3次上郷開発計画案の発表以来、タウン紙を通じた広報活動の活発化が目立ちます。
今回資料として掲載した「横濱タウン新聞」の場合、次のように1面トップで東急建設、地権者、また開発容認の立場から提言を行うSMP(瀬上の森パートナーシップ)の動きが大きく報じられました。
 657号(12月21日号) 開発提案の動きの紹介(1面4段抜き)
 659号(本年1月25日号)東急建設提案の全容 1面トップ
 663号(3月22日号)  地権者による陳情書 1面トップ
 664号(4月12日号)  SMPの提言書  1面トップ

なおSMPは開発を基本的に容認しつつも緑地や湿地などの保全問題について具体的な批判と提言を行っており注目されます。(次回でその一端を紹介予定)
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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