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まちづくり関連ニュース

「次世代郊外まちづくり」の推進 横浜市と東急電鉄が協定結ぶ

3月に出た『データで見る栄区 2012年版』によれば、栄区内54の町で高齢化率35%以上の町が17と、郊外部における急速な高齢化への対処が「待ったなし」の状態です。(最高は桂台南1丁目の44.9%)

他方、4月18日付けで横浜市と東急電鉄が「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定を締結、「郊外住宅団地の再生型まちづくり」の取り組みに着手するなど、超高齢化社会に対応する新しい取り組みがスタートしています。

系列会社である東急建設による上郷開発計画はこうした住環境をめぐる状況の変化や社会的要請に逆行するもので、6月目標とされる都市計画提案への横浜市評価委員会の対応が注目されます。

以下、「次世代郊外まちづくり」の推進に関する報道発表から。

  東急田園都市線沿線の郊外住宅地は、昭和30年代から大規模な開発により
 住宅地が形成されてきましたが、時間の経過とともに居住者の高齢化、住宅
 の老朽化、地域活力の低下などが顕在化し、今後さらに進展することが懸念
 されています。
  昨年の6月から両者で研究会を立ち上げ、郊外住宅地の課題解決に向けた
 検討を進めてきましたが、「既存のまち」の暮らしやコミュニティを重視し
 た「次世代郊外まちづくり」を既存の枠組を超えて「官民共同」で推進し、
 「横浜モデル」といえる最先端の「郊外住宅地の再生型まちづくり」に着手
 することで合意し、協定を締結することとなりました。

なお詳しくは横浜市のHPをご覧ください。
次世代郊外まちづくり http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201204/images/phprdn1zg.pdf

市会の動き

瀬上沢の自然を守ろう! 石渡市議が心強いメッセージを発信

このほど配布された石渡由紀夫市議(民主)の広報「がんばるぞー通信」5月号の1面は上郷開発問題1色。
「瀬上沢の自然を上郷開発から守ろう!」との見出しで、「高齢化・人口減少社会を目前に控え、この開発地域の周辺ではすでに空き家住宅が増加しつづけているのに、なぜ新たな住宅地をつくらなければならないのか、まったく理解できない」、地権者対策として「市が全面買い取り、もしくは代替地を提供するなどの特別措置をとるための交渉テーブルを立ち上げるべきでは?」など、論旨は明快です。

また先の市会定例会における建築・都市整備・道路常任委で、鈴木建築局長(当時)が「この開発が実現するためには、とても高いハードルを越えなければならない」との見解を示したことにも触れており、注目されます。

「上郷・瀬上の自然を守る会」の署名活動への協力要請に対しても全面協力を約したという石渡議員ですが、「区民がしっかりと意思表示することが重要。署名や投書など、一人一人が行動することを期待します」と、心強いメッセージで記事を結んでいます。
 

資料=がんばるぞー通信:1面

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資料=がんばるぞー通信:2面

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「上郷・瀬上の自然を守る会」だより

アウトドア派の署名あいつぐ  パタゴニア横浜店のGRTで大きな成果 

連休中に行われた「上郷・瀬上の自然を守る会」のパタゴニア横浜ストアにおけるGRT(グラスルーツテーブル)のレポートが届きました。以下はその概要です。

3日は会員有志5名が参加し13時~15時にGRTを実施しましたが生憎天気の回復が遅れ、人出が少なかったこともあり結果は24筆に留まりました。
こどもの日の5日は好天に恵まれ、人出も3日の倍以上あり、11時~13時の2時間足らずながら74筆も集まりました。(行楽日和でGRT参加メンバーは4名でした)

ハイグレードなアウトドア用品専門店というお店柄、環境保全に対して意識の高い人が多く、両日とも数名のお客さんには署名用紙と返信用の封筒をお渡しし、署名活動への協力とその後の返送を約していただけました。

署名の会の“実績”もあり、「守る会」のアピールについても順調な成果で、今後も引き続きパタゴニアさんの協力を得て横浜店だけではなく鎌倉店などでもGRTを実施していきたいと考えています。(I&O)


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旗の先は横浜市環境創造局の「壁面緑化コン
テスト」で優秀賞を受賞した「かをり」の本店

《解説》
パタゴニア日本支社はこれまで環境プログラムの一環として「署名の会」の活動を側面からサポート、2010年&2011年にはこの横浜ストアにおけるVYC(ボイス・ユア・チョイス)プログラムの対戦先(投票先)として「署名の会」を選び、開票の結果多額の活動費援助を行ってくれました。
「守る会」による新たな署名活動に際しても私たち「署名の会」と並んで協賛団体に名を連ねるなど、瀬上の緑の保全にとっては得がたく力強い環境派応援団です。なおVYCについては昨年11月のレポートをご覧ください。(広報チーム:M&M)
 →2011VYCプログラム→2011VYCプログラム その2

「上郷・瀬上の自然を守る会」だより

グラスルーツテーブル実施へ 乞う来訪! 3&5両日、パタゴニア横浜店で

東急建設による上郷・瀬上の大規模開発計画に反対し、緑地の全面保全を求める署名活動をスタートさせた「守る会」は、新緑のイチョウ並木や爽やかな潮風など初夏の訪れとともに急速に賑いを増した日本大通り周辺の行楽客に瀬上の自然の素晴らしさをアピールし保全への賛同署名を求めるため、活動の有力な協賛メンバーであるパタゴニア横浜店の店頭で3日、5日の両日、「グラスルーツテーブル」を行う予定で準備を進めています。
 *時間は11時~13時(予定)

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パタゴニア関内店(情報文化会館隣のブロック)

緑の深まりとともに、まもなく瀬上ではホタルの季節を迎えます。
どうしたら、古都鎌倉に連なる「円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域」に隣接する上郷・瀬上の緑地を大規模な宅地開発計画から守ることができるのか。

当日は「守る会」のメンバーが保全へのアピールと署名活動への参加を訴えます。
ゴールデンウイークの一日、横浜・関内へお出かけになりませんか?

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昨年5月に同店で行われた「署名の会」の活動アピール

なおパタゴニア日本支社の環境保護運動への取り組みなど、同社のショップ所在地などについては以下のサイトをご覧ください。  パタゴニア横浜店
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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