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守る会:街宣活動レポート(補足)

ホタルの飛翔数って?  「ルートセンサス法」で数えるそうです

「6月7日がピークで1300頭!」という数字を読んで不審に思われた方もいるのでは……。誰が? どんな方法で?
実は、ホタルの数量調査についてはきちんとした方法があるのですね。

で、その夜Iさんが出合った方は長年「ホタルを守る会」の活動に携わって来られたそうで、本格的な調査方法をふまえた上の数字だった?ようです。

調査方法は調査年度によって若干異なるそうですが、基本的事項は共通。
ちょっと古い資料ですが、2008年の横浜市環境創造局の調査方法が見つかりましたので抜粋して紹介します。なお詳しく知りたい方は横浜市のHPで「ホタル調査方法」と入力すれば、生息環境などの環境調査を含め詳しく載っています。

(2) ゲンジボタル成虫調査、(3) ヘイケボタル成虫調査
a.内容
ゲンジボタルとヘイケボタルを対象に、出現種の個体数を記録した。
b.方法
ゲンジボタルとヘイケボタルの各々の飛翔に最適な時期(6~7月)、気象条件、時間帯(19:30~21:00)に、調査対象範囲内の水路区間に沿ってゆっくり歩きながら観察するルートセンサス法により、生息個体数を確認した。水中を歩行せざるを得ず夜間の歩行が危険な陣ヶ下渓谷については、安全な箇所に定点を設置し調査対象範囲を見渡して記録する定点観察法を採用した。
ホタル成虫の飛翔・停止位置と個体数を地図上に記録した。必要に応じ捕獲同定して速やかに放虫した。
1日3か所で同時に調査し、連続する2日間で全6か所の調査を完了させた。調査は、19時30分から21時まで30分おきに繰り返し実施した。

守る会:街宣活動レポート(続)

ヘイケは7月10日頃がピーク? ゲンジは最盛時1300頭も!

27~28日と梅雨の中休みで爽やかな夏空が広がりました。
で、まもなく6月も終わるのですが、「守る会」の瀬上沢現地における署名活動の中心となってきたチームリーダーのIさんから、円海山麓の瀬上沢の「風物詩」であるホタルのその後の状況についてのレポートが届きました。

出遅れた方には朗報です。ゲンジボタルからヘイケボタルへ……今週末には新たな出会いが待っているはずです。以下、その要約を。


絶滅寸前から横浜最大級の生息地へ
天気が許す限り連日瀬上沢で署名集めを行っています。
述べ12日間で約2800筆の署名が集まり、この土日(6月30日、7月1日)で、3000筆を超える勢いです。

特筆すべきは、署名をお願いするために語りかけてみると、この横浜で最大規模の自然発生ホタルが出る環境をぜひ残したいという熱い思いを持った人たちがほとんどで、署名用紙を入れた返信用封筒を快く受け取っていただきました。

瀬上沢で得た署名の何倍かになって戻ってくることが期待できます。

つい先日、この地のホタルを30年来見守ってきたという人にも会いました。
最初は瀬上池直下の沢に20頭そこそこいたホタルを守り育てて、横浜で最大の自然発生ホタル生息地となったようです。
今年のゲンジホタル発生のピークは6月7日の1300頭だったそうです。
これからはヘイケホタルの発生が増え、7月10日くらいがピークとなり、7月末まで見られるとのことでした。
これからは夕涼みがてら、ヘイケホタルが楽しめると、再来訪を勧めています。


解説:10日付けのレポートで「1000頭」ぐらいと記しましたが、開発や樹林地・農地の荒れるがままの放置、また農薬散布などによる水辺の環境劣化の影響でか、絶滅寸前まで行ったホタルがピーク時は1300頭とは驚きました。

瀬上の自然を守ろうという訴え、ホタルが育つ環境を守り育てようという地道な活動の積み重ねが、横浜都心から20キロ足らずの近郊で、かくも豊かな自然の営みを見せてくれているのですね。

開発VS環境レポート(続)

「鞆の浦」架橋計画撤回 なぜ広島県知事は計画を断念したのか?

「真夜中のカウボーイ」ならぬ“真夜中のネットサーフィン”で鞆の浦の埋め立てによる架橋計画を広島県知事が撤回したとの時事通信ニュースに接してから12時間、地元ではどんな反響かと中国新聞のサイトを覗くと、福山市長や地元商工会などは県知事の方針転換にフンマンやるかたない様子……。

他方、反対運動の中核として景観訴訟などを支えてきた「鞆まちづくり工房」の代表などもまた、計画の撤回は歓迎しながらも、代替案として知事が示したトンネル案もまた環境破壊であるとの意見のようです。

開発と環境――上郷開発問題を考える参考資料として中国新聞がまとめた広島県の判断の要点を以下に転載します。


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開発VS環境レポート

鞆の浦 埋め立て中止の決定 開発VS環境めぐる対立に断!

「開発と環境」をめぐり注目されてきた瀬戸内「鞆の浦」(とものうら)の埋め立て計画の中止が本決まりとなったようです。

「鞆の浦」の埋め立てによる架橋計画については歴史的遺産とされる景観を破壊することから地元の福山市民だけではなく全国的に大きな反響を呼び、私たち署名の会有志も支援と連帯の署名を送り、2009年10月11日付けほかの記事で経過をレポートしました。
http://segamizawa.blog54.fc2.com/blog-date-200910-1.html

計画がもちあがってからほぼ30年を経た英断――今回の広島県知事による中止決定は、状況こそ異なれ「開発と環境」をめぐる時代の流れを汲んだもので、横浜市長また東急建設は上郷開発問題においてぜひ見習ってほしいものです。


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朝日新聞6月22日の中止予測記事

なお時事通信配信による最新のニュースは次の通りです。


 原告、訴え取り下げ示唆=知事が架橋中止表明-鞆の浦訴訟
 広島県の湯崎英彦知事は25日、同県福山市役所で記者会見し、「鞆(とも)の浦」の埋め立て・架橋計画を中止する意向を正式に表明した。これを受け、差し止め訴訟の原告側は訴えを取り下げ、裁判を終結させる可能性を示唆した。
 知事は「計画は観光面でマイナスになる。湾内の大きな改変は行わない」と言明し、山側にトンネルを掘って交通の便を向上させる代替案を示した。
 原告側の山田延広弁護団副団長も同日、会見し「(計画中止で)裁判をやる意味がなくなる。(訴訟を)取り下げる方向になるかもしれない」と述べた。
 鞆の浦は、アニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台のモデルとして知られる。広島地裁は2009年10月、景観を理由に公共事業を差し止める初判断をし、県が控訴した。控訴審の審理は始まっていない。(2012/06/25-20:43)

守る会:街宣活動レポート

瀬上で、港南台で 手ごたえ十分、守る会の署名活動

横浜市会の9月定例会に向けて上郷開発計画の中止と緑地の全面保全を求める署名活動が新たに始まって約2カ月。
23日(土)11時から「上郷・瀬上の自然を守る会」による港南台駅頭での署名活動が行われ、わずか1時間あまりで200筆近い署名が寄せられました。

日増しに大きくなっている市民の声援。参加したメンバーはホタルのシーズン到来を迎え連日の瀬上沢現地におけるキャンペーン活動に加え、この日は港南台駅頭、さらに午後からは有志が本郷台のあーすぷらざで開かれる市民集会での署名呼びかけと、東奔西走の活躍でした。この日、配布されたチラシは以下の通り。


■守る会街宣チラシ:1面

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同2面

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注:経費節減のため実際に配布されたチラシはカラーバージョンではなくグレースケールでした。

瀬上沢:初夏の風物詩―4

ホタルも署名活動も健在 台風一過の瀬上沢 静かな訴えに熱い反響

台風一過の20日(水)、瀬上沢小川アメニティへの遊歩道入口の掲示板付近で上郷・瀬上の自然を守る会による署名活動が行われました。15日(金)夜のゲリラ的チャレンジ?を皮切りに、大きな成果をあげた17日(日)、18日(月)に続くもので、山仲代表はじめ有志10名が参加しました。

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日没前は通りすぎる人も…(18日)
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夜は進んで署名に応じてくれる人が多くうれしい悲鳴

6月としては2004年以来8年ぶりという台風の上陸でしたが、幸い横浜地方は強い風雨に襲われたものの20日には一段落。環境変化を危惧してか人出はやや少なかったものの、瀬上の自然を守る活動への関心は高く、この日の来訪者のほぼ7割が進んで署名に応じてくれるなど手ごたえは十分でした。

昨年の県立四季の森公園のデータによれば6月22日がピーク。
今年も寒気により梅や桜の開花が遅かったので、瀬上沢でも24日ぐらいまでは十分ホタル観賞を期待できそうです。


資料映像:いたち川(城山橋=大いたち橋)の水位の変化
 横浜市河川管理課「防災情報」より
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関係者をヒヤリとさせた水位の急上昇 19日22時
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ぐ~んと下がった状態 20日14時

イタチ川では降雨が即水位の上昇につながり、19日22時30分には167センチと水防団待機水位(120センチ)を遥かに超え氾濫注意水位(180センチ)に。
しかし20日には台風一過で関係者もほっと?(平常9cmで過去3時間の最高水位15cm)

上郷・瀬上の歴史に学ぶ 29日(金)に光明寺で講演会

署名の呼びかけに大きな反響
ホタルのシーズンを迎え瀬上沢には連日多くの市民が訪れ、小川アメニティ沿いの遊歩道を瀬上池まで散策、そこここでホタルの遊弋(ゆうよく)する姿に感動の声をあげています。
既に発生のピークは過ぎたようですが、17日も晴天の日曜日とあって夕刻から親子連れなどが繰り出し、行き交う人の波が9時過ぎまで続きました。

この日も6時過ぎから、遊歩道への入口にあたる上郷猿田遺跡の歴史を記した掲示板下では「上郷・瀬上の自然を守る会」有志による緑地の全面保全を訴える活動が行われ、市長&市会議長宛て署名には短時間で約600筆もの賛同署名が寄せられ、参加メンバーたちも市民の関心の高さと心強い反応にびっくりするほどでした。

自然を育んだ歴史的背景を学ぼう
一方、来週末には円海山麓に連なる瀬上の緑豊かな自然を育んできた上郷地区の歴史に学ぼうという講演会が、瀬上沢現地に近い上郷町の光明寺会館で開かれます。

上郷・瀬上沢一帯は太古の貝化石から、縄文遺跡、古代の製鉄遺跡、江戸時代の灌漑用水路である横堰、鎌倉からの往還に使われた江戸道、終戦末期に米軍上陸に備えた銃眼座など、太古から昭和までの様々な遺跡が集積する貴重な場所。
講師は郷土史研究家として知られる光明寺の前住職、北條祐勝師です。
 と き 6月29日(金) 午後2時~4時
 ところ 光明寺会館(栄区上郷町) 
あいにく平日の午後ですが、実行委には署名の会&守る会の会員も名を連ねており、多くの市民の参加を呼びかけています。(チラシ参照)

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瀬上沢:初夏の風物詩-3

訪ねて、観て、守ってほしい瀬上沢 ホタルの季節にあたって 

このところブログへの訪問者が激増しています。
「横浜でホタルの観賞・観察ができる場所はどこ?」という検索で、初めて訪ねてくださる方が多いのでしょうか。

「百聞は一見にしかず」……横浜7大緑地の最右翼である円海山周辺の緑地、とりわけ瀬上市民の森に連なる瀬上沢の自然の素晴らしさこそがホタルの里としての必要十分条件でもあるわけで、この時期にこそ多くの市民に訪れてもらい、その目で幻想的な夏の風物詩を愛でていただきたいのですが、実はホタルの愛護会関係者ならずとも市民の殺到?は痛しかゆしなのですね。

ホタルは一瞬の光芒そのもの……そのいのちは光を放つようになってからわずか1~2週間前後と、儚い生き物です。そんなホタル観賞に適した日は湿度が高く、曇り空の日や新月の暗闇の無風の日、時間は夜8時~9時頃に活動的になると言われています。したがって10日(日)のような、雨上がりの蒸し暑い日の夜が絶好のホタル観賞日和だったというわけ。

さて今週末にお出かけ予定の皆さんに、蛇足ながらいくつかお知らせをかねて観賞マナーなどをダイジェスト。
*月齢は来週18日(月)28.1、19日(火)29.1、20日(水)が朔(新月)と、暗闇に向かっています。

ホタル観賞の心得
ホタルは6月から7月上旬にかけて夜を彩りますが、その年の天候によって発生の時期が前後します。また日によって天気や湿度などの環境も変わるのでホタルスポットに行けば必ず見れるとは限りません。
またホタルは身近な生き物ですが、神奈川県ではヘイケホタルは準絶滅危惧種になっていますので、捕まえて持ち帰ることは厳禁です。

ホタル観賞のマナー
・ホタル観賞は親子一緒に行動しましょう。(ホタルは暗い水辺沿いの道を遊泳します。子供同士だけでの行動は危険です)
・ホタルの出る場所は暗いので、足元を照らす程度の懐中電灯を用意しましょう。(瀬上沢の小川アメニティ沿いの道は人出がある場合は照射不要です)
・ヘビや虫刺されの心配があるので藪に入らず、服装や履物を選びましょう。
・騒音や無断路上駐車など周囲の人に迷惑をかけないようにしましょう。
・車のライトや懐中電灯、カメラのフラッシュをホタルに直接当てないようにしましょう。
・「ホタル狩り」という言葉が残っていますが、観賞が基本です。ホタルの命は短いので決して持ち帰らないようにしましょう。
・環境保全のため、ゴミやたばこの吸殻は持ち帰りましょう。

瀬上沢:初夏の風物詩-2

ホタルに会いに行きました 瀬上沢小川アメニティ沿い、乱舞してます

JR本郷台駅前のあーすぷらざ前で「守る会」の街宣活動が行われた10日(日)の夜、瀬上沢へ。
前日9日の夜の「さかえ歩け歩けの会」によるホタル鑑賞ウォーキングはあいにくの雨にたたられ「小雨決行」とあって参加者十数人と寂しいイベントとなりましたが、「ホタルは例年以上に多かった」という情報が参加者から寄せられたのです。

この日の模様についてはコメント欄で簡単に記したのですが、期待をはるかに上回るゲンジボタルの遊泳・乱舞に感動しました。
舞岡上郷線の直ぐ下の農道脇あたりから、水辺や樹林の上を飛び交うホタルの群れ、群れ、群れ……たまたま路傍で出会った瀬上沢通信員のIさんによれば、「1000頭はいるのでは?」

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残念。これはグーグルから転載

上郷開発に反対する活動に参加するようになってからほぼ毎年、定点観測のつもりでこの時期に瀬上沢小川アメニティ沿いの遊歩道を瀬上池まで辿るのですが、個人的な実感としては10日の夜がこれまでで最多、「今年は東急建設による3回目の開発計画が浮上したこともあり、危機感を感じたホタルたちが一斉にデモンストレーション?」……そんなジョークを添えたほどです。

もちろんこれは上郷開発STOPそして自然現象に加え、「栄区ほたるの里ボランティア」ほか、区内外の市民有志の皆さんによる環境保全に向けた取り組みなどの成果でもあるわけですが、この貴重な自然を何としてでも次の世代に残したいもの。
ゲンジボタル、ついでヘイケボタルとの幻想的な出会いを通して瀬上の自然の素晴らしさ、上郷開発計画の無謀さを再確認するため、ぜひお出かけになってはいかが? 


市内のホタルの名所の発生状況
ところで、横浜市内のホタルの名所といえば三渓園(中区)、県立四季の森公園(緑区)、そして横浜こども自然公園(旭区)、舞岡公園(戸塚区)など。
四季の森公園「四季の森便り」の最新情報コーナーには11日付けで平成24年度のホタル発生状況がレポートされています。が、彼我の差は歴然! 「日に日に飛翔数が増えている」とありますが、さて?(広報チーム:M&M)

■四季の森便り:最新情報
5/29日の初飛翔から6/10日までのカウント数をアップしました。
5月 29日05頭 30日11頭  31日15頭 
6月 1日17頭 02日25頭  03日25頭 04日53頭 05日58頭 06日78頭 07日134頭 08日173頭 09日(雨)45頭   10日195頭
日に日に飛翔数が増えているのがわかりますね。昨夜は、あいにくの小雨まじりでしたが、ホタル観賞には大きな影響はなかったのか、「あしはら湿原」「上の池」各々の川ぞいにて195頭のホタルを観賞することができました。観賞目的の来園者は300名様余りでした。

瀬上沢:初夏の風物詩-1

ホタルに会いに行きませんか  9日(土)夕、本郷台駅から瀬上へ歩く会

10日(旧暦4月21日)は暦の上で「入梅」。関東地方でも梅雨入りまでカウントダウン状態に入ったようです。

……ということは、いよいよ瀬上沢にホタルが舞う季節到来ということになります。
署名の会・守る会ともに独自に「ほたる鑑賞アクション」を企画していませんが、6日付けで掲示板に瀬上沢へのホタル鑑賞ウォークについての投稿がありましたので概要を紹介します。

ゲンジホタルの寿命はわずか2週間。しかも緑豊かな自然と清流があってこそ生きながらえてきた儚い(はかない)命です。
上郷・瀬上の里山里地としての魅力を感じ、新緑の森から元気をわけてもらうウォークに、あなたも参加してみませんか?

なお瀬上沢現地へ直接行く場合、JR港南台駅から歩いて約20分。港南台駅または大船駅からバスを利用の場合、横浜榮高校前または神奈中本郷車庫前下車で歩5分程度です。

無題


《今年の瀬上沢のホタル》
今年の瀬上のホタルは期待できそうです。今はまだ横浜栄高校下の沢への入り口から下流のほうが多く出ていますが、これから2週間ほど、瀬上の池に至る沢に沿って楽しめると思います。
雨上がりの今夜はホタル狩りには絶好のタイミングでした。人っ子一人おらず、遺跡に富む瀬上を想い、縄文の昔も人はこのホタルを見ていたのかと感慨に耽りながら瀬上の池に向かって歩いていったら、ホタルの青い光と対照的に赤い大きな十六夜月が上流のV字の谷の間から上がってきて、幻想的な雰囲気を堪能することができました。

因みに5日付けの朝日新聞の神奈川版に「ゲンジボタルを見て歩く」会の案内が掲載されていたのでご案内します。
6月9日午後6時、本郷台駅に集合、瀬上沢でゲンジボタルを観察する。11キロ。後9時ごろ同駅で解散。400円。
雨天中止。さかえ歩け歩けの会主催(045-892-4575)

「上郷・瀬上の自然を守る会」事務局ニュース

10日(日)本郷台駅前へ 「守る会」の署名活動にご協力ください!

瀬上沢にホタルが舞う季節がきましたが、「守る会」による上郷開発計画に対する反対署名の活動が広がる一方、同会によるHPの立ち上げが遅れており、「署名に協力したいが、どこで?」という問合せが、署名の会宛に届くようになりました。

「署名の会」は毎月第4土曜日、港南台駅頭(バーズ前)を定例の街宣行動日としてきましたが、本年4月からは「守る会」による新たな街宣=署名活動を全面的にバックアップするため独自の街宣活動を一時中断しています。

「守る会」事務局によれば、次の街宣行動日は次の通りです。
現地で署名にご協力くださるほか、本ブログから署名用紙をダウンロードし事務局宛にご郵送くだされば、横浜市議会の9月定例会に向けて一括提出の予定(第1次集計=8月末)。
なおご家族全員がご署名の場合など、住所欄は「 〃 」と省略しないで記入するようにとのことです。


 上郷・瀬上の自然を守る会 6月の街宣行動予定 *雨天順延

 と き  6月10日(日) 午前11時 ~ 午後12時30分
 ところ  あーすぷらざ前 JR本郷台駅:歩3分


■署名用紙


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 《お知らせ》 
署名用紙を印刷する際は資料部分を右クリック、「名前をつけて画像を保存」し、125~130%に拡大印刷して下さい。

「上郷・瀬上の自然を守る会」だより

じわり、反響ひろがる 鎌倉で横浜で、署名の訴え 

■横浜開港記念「収穫祭」   6月2日(土)、日本大通り会場

1859年の横浜開港から153周年を祝う「横浜セントラルタウンフェスティバル“Y153”」。
2009年の「開国博Y150」の翌年から開港記念日に合わせ毎年開かれているそうで、3回目となった今年も6月1日から3日まで「横浜セントラルタウン」と名付けられた馬車道、関内、山下公園通り、横浜中華街、元町、山手の各地区を会場にして、食や音楽、物販などさまざまなイベントが繰り広げられました。

この日、横浜球場周辺から日本大通り~象の鼻広場までさまざまな食や物販などの屋台やブースや屋台が並び、歩けないほど。守る会の幹事はじめ有志は日本大通りで開かれた「収穫祭」の一隅に出店したパタゴニア横浜関内店ブースの瀬上の自然環境保全を訴えたパネル展示と呼応するかたちで短時間ながら街頭に出て署名活動を行いました。

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この日の「収穫祭」は予想以上のすごい人出。毎年9月の「横浜カーフリーデー」に出店した経験をもつ署名の会の古参メンバーMさんは、「すごい賑わい。天候にもよるのだろうけれど、カーフリーデーとは雲泥の差で驚きました。しり上がりに反応がよくなってきて署名の数にも期待したいところでしたが、時間切れで残念」と、準備不足を嘆くほどでした。

署名数は栄区15、港南区15、磯子区11、金沢区4など円海山隣接の各区の市民はじめおよそ200。横浜市民7:横浜以外3の比率でした。 


■鎌倉「鎌人いち場」  5月27日(日)、つながり&ひろがり求め由比ガ浜公園へ 

「つながる・ひろがる! コミュニティ・マーケット」のスローガンの下、5月27日(日)に鎌倉海浜公園の由比ガ浜地区で開かれた「鎌人いち場」(かまんどいちば)は抜けるような青空の好天に恵まれ、1万2000人を超える来場者で賑やかに成功裏に終わりました。

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鎌人(かまんど)とは……鎌倉が好きな人・鎌倉を創る(つくる)人。この「コミュニティ・マーケット」は鎌倉NPOセンターの10周年記念事業として始まったもので、今年で7回目。
「上郷・瀬上の自然を守る会」は環境保護運動団体として「知る場」ゾーンにブースを出典、上郷開発に反対する署名を呼びかけました。

爽やかな海風と磯の香り流れる広い公園内は「食べる場」「知る場」「交わる場」「売る場」それぞれのコミュニティごとに様々な市民グループやショップのブースが並び、子連れの若いカップルや「つながり」を求める老若の人、ひと、ペットなど(笑)で大賑わいでした。

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開発の危機にさらされる瀬上沢緑地は「円海山・北鎌倉特別緑地保全地区」に連なるエリア。
天園ハイキングコースを知る人も多く、署名数は地元の鎌倉113名はじめ栄区13、港南区7、金沢区4など横浜市民48名、その他近隣の各市民をあわせる約300名に達し手ごたえ十分でした。

Oさんの話 「炎天下ながら、この日の参加者はわたしたちの話に熱心に聞き入って下さる方や、貴重な情報を提供して下さる方が多いと感じました」

今回の署名活動にあたって「上郷開発から緑地を守る署名の会」と並んで協賛団体に名を連ねているのが「パタゴニア日本支社」。この日の出展にあたってもパタゴニア鎌倉ストアの皆さんの強力なバックアップをいただきました。なお第8回「鎌人いち場」は10月開催予定だそうです。(日時未定)

さまざまな市民運動グループや自治会・町内会有志、また連合横浜はじめ労働運動サイド、各党の市議などによるまとまった署名支援の動きに加え、守る会による一般市民に向けた街頭アピールは、じわり円海山周辺の区民から市内外の市民へと支援の輪を拡げています。

なお署名運動についてのお問い合せやカンパは下記へ。
 上郷・瀬上の自然を守る会 
 電話:045-891-5475   メール:kamigousegami@yahoo.co.jp

プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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