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東急建設の動き(緊急レポート・2)

緑の保全/市街地の拡大抑制へ メディアは人口減社会見据えた視点を!

18日(土)付けのマスコミ各紙は一斉に東急建設による都市計画提案を報じています。
しかも各紙それぞれ扱いは微妙に異なるものの、「提案は同日受理され、3月ごろに説明会、5月ごろに公聴会が開かれる予定」と、同社の意向と市の対応(市の担当部局への事前の根回し済み?)が入り混じったニュースになっています。

提案報道 神奈川新聞2014年1月18日(土) (326x600)
神奈川新聞 2014年1月18日(土)

提案報道 東京新聞 朝日新聞 2014年1月18日(土) (225x700)提案報道 東京新聞 朝日新聞 2014年1月18日(土) (579x700)

しかしながら、開発許可を申請したエリアには港南台駅から直線距離こそ1キロ以内の地区が含まれるものの、現状は市街化調整区域であり、市街地の整備を狙った「最寄り駅から15分圏内」という横浜型コンパクトシティの対象圏域からむしろはずれており、区域区分の見直し(線引き変更)が行われなければ大規模な商業施設や中高層の住宅建設などは認められない緑豊かな地帯です。

市は次のようなマスタープランの示す方向性とどう整合させようというのでしょうか。
またメディアは事業者サイドの開発計画を紹介するだけではなく、次世代に向けた「まちづくり」の理念、とりわけ郊外部における人口減・高齢化に対しどういう形で対処すべきかという視点からの報道を行ってほしいものです。
 ①人口減少への対応
・ 2020 年をピークに人口減少が始まり、世帯数は少し遅れて2030 年ごろピークを迎える推計である。今後市街地がさらに拡大を続ければ、ピーク後の人口・世帯数の減少局面で市街地の空洞化が広範かつまだら模様に生じることとなるため、今から市街地の拡大を極力抑える対応が必要である。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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