上郷開発NO! 開発計画案の問題点
地盤対策で済むか?液状化被害 アセス審でも液状化問題への指摘あいつぐ
3月5日(水)に開かれた横浜市環境影響評価審査会(平成25年度第8回)の議題は「上郷開発事業に関する修正届け」の問題点について。
前回に引き続き事業者である東急建設から約1時間にわたって環境影響評価項目の選定や神奈中車庫前交差点の評価、地域概況、盛土造成など7項目について補足説明が行なわれた後、出席委員からの質問や見解表明が行なわれましたが、中でも注目されたのは奥委員(副会長)、菊本委員による「盛土施工計画」に関する質問。
東急建設は「当該工事は、開発行為許可を取得してから実施するもので、開発技術基準や宅地造成技術基準に準拠する」とし、「宅地防災マニュアル等も活用し、良好な盛土地盤を形成するための施工計画書を作成してから工事を実施する」と述べ、盛土計画の断面図を資料として配布しました。
しかし東急建設が「事業者資料」の中で自ら記しているように、横浜市の液状化マップにおいて開発エリアの一部が対象地に含まれており、3・11大震災以降の状況からすれば開発に適さないことは明らかなのです。
そうした折も折、朝日新聞が大きく「液状化問題」を取り上げたので、来週に迫った説明会に向けた参考資料として転載します。なお次回のアセス審査会は28日(金)の午後の予定。

朝日新聞 3月14日(金)横浜版
東急建設による盛土計画の断面図
茶色で塗られた盛土は舞岡上郷線と開発エリアの地盤の落差(高低差)を埋めるための盛土の断面図。谷が深いため十数メートルに及ぶと見られる。
なお造成工事計画案による切土及び盛土の面積と土工量(土砂搬出入量)は以下の通りで、差し引き約22万㎥もの土砂がダンプで搬入されることになる。
切土 面積:約2万8000㎡ 土工量:約 8万㎥
盛土 面積:約7万㎡ 土工量:約30万㎥

注:アセス審査会委員のうち今回紹介した2委員の肩書
奥委員(副会長):首都大学東京 都市教養学部教授/環境法・行政法
菊本委員:横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院准教授/地盤工学
3月5日(水)に開かれた横浜市環境影響評価審査会(平成25年度第8回)の議題は「上郷開発事業に関する修正届け」の問題点について。
前回に引き続き事業者である東急建設から約1時間にわたって環境影響評価項目の選定や神奈中車庫前交差点の評価、地域概況、盛土造成など7項目について補足説明が行なわれた後、出席委員からの質問や見解表明が行なわれましたが、中でも注目されたのは奥委員(副会長)、菊本委員による「盛土施工計画」に関する質問。
東急建設は「当該工事は、開発行為許可を取得してから実施するもので、開発技術基準や宅地造成技術基準に準拠する」とし、「宅地防災マニュアル等も活用し、良好な盛土地盤を形成するための施工計画書を作成してから工事を実施する」と述べ、盛土計画の断面図を資料として配布しました。
しかし東急建設が「事業者資料」の中で自ら記しているように、横浜市の液状化マップにおいて開発エリアの一部が対象地に含まれており、3・11大震災以降の状況からすれば開発に適さないことは明らかなのです。
そうした折も折、朝日新聞が大きく「液状化問題」を取り上げたので、来週に迫った説明会に向けた参考資料として転載します。なお次回のアセス審査会は28日(金)の午後の予定。

朝日新聞 3月14日(金)横浜版
東急建設による盛土計画の断面図
茶色で塗られた盛土は舞岡上郷線と開発エリアの地盤の落差(高低差)を埋めるための盛土の断面図。谷が深いため十数メートルに及ぶと見られる。
なお造成工事計画案による切土及び盛土の面積と土工量(土砂搬出入量)は以下の通りで、差し引き約22万㎥もの土砂がダンプで搬入されることになる。
切土 面積:約2万8000㎡ 土工量:約 8万㎥
盛土 面積:約7万㎡ 土工量:約30万㎥

注:アセス審査会委員のうち今回紹介した2委員の肩書
奥委員(副会長):首都大学東京 都市教養学部教授/環境法・行政法
菊本委員:横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院准教授/地盤工学