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2016瀬上沢ホタル観賞ナイト:最新情報(続)

ヘイケは、これから奥ゆかしく ホタル観賞、第2ラウンドのお知らせ 

「驕(おご)る平家は久しからず」というのが、ぼくらが〇十年前に教科書で習った源平盛衰記のひとこまですが、殿様気分で公私をわきまえず豪遊&税金の乱用のあげく自爆・自滅に追い込まれた某知事の天下はまさに「久しからず」でしたね。

でも、ここは370万都市横浜の南部、円海山麓に連なる瀬上沢緑地の奇跡的に残された豊かな自然環境保全に特化したサイトなので、これ以上、厚顔無恥な政治家の驕りや出処進退にふれるのは慎みます。
が、実は瀬上のホタルの出所進退(笑)について、本欄の昨日のコメント欄に重大な投稿がありましたので、いさぎよくブログの記事の舌足らずを反省し、全文転載、ご紹介します。


7月半ば過ぎまで楽しめるのではないか
「瀬上沢のホタル観賞シーズンも終わりを迎える」というのは、言葉が足りず、ヘイケボタルには失礼にあたるかもしれません。
もっとも、ヘイケは音にも敏感だそうで、ひっそりと草叢で奥ゆかしく光っていいるので、抗議をするようなタイプではありませんが・……7月半ば過ぎまで楽しめるのではないでしょうか。

今年は、ヘイケも発生が早く市民観察の森のヘイケボタルの池では、すでに沢山出ているようです。

ホタルの保護団体が瀬上沢入口で、子供たち向けに紙芝居でホタル観察の作法をそれとなく教えていました。
 ・光を出すものはカメラのフラッシュや懐中電灯は論外で、カメラ・携帯の液晶 にも気を付ける
 ・音を出さず、静かに観察する
 ・遊歩道から外れて草地を踏みつけない
など心配りが必要とのことでした。

2016ホタル観賞ナイト:速報

3日間で718筆もの賛同署名が! 守る会・瀬上沢現地レポートから

今年もホタル観賞シーズンを迎え既報のように「上郷・瀬上の緑を守る会」は井端代表はじめ有志が瀬上沢現地の入口(横浜栄高校のグラウンド下の広場)で緑地の全面保全を求める署名活動を行っていますが、10日~12日(金土日)の3日間に寄せられた署名数のレポートが届きました。すごい反響ですね。(速報値)

 10日(金)  署名 212筆  カンパ 1310円
 11日(土)  署名 256筆  カンパ 2550円
 12日(日)  署名 250筆  カンパ 3453円
   計         718筆        7313円

なお11日夜にはヘイケボタルも飛び始めたようです。
……ということはまもなく瀬上沢のホタル観賞シーズンも終わりを迎えます。
ホタル遊弋(ゆうよく)の時間は、夕暮れを過ぎすっかり暗くなった午後8時前後がピーク。

ところで栄区の新任区長である小山内いづ美区長は現地視察に来たのでしょうか?
どなたか消息をご存知の方、いらっしゃいませんか?

6・4歌声サロン&ホタル観賞の夕べレポート+最新情報!!

思い出の歌そしてホタルの乱舞 昼と夜、初夏のイベントを楽しみました 

遅くなりましたが6月4日に守る会主催で開かれた初夏のイベント第2弾の結果と、ホタル署名の様子が守る会の世話人会から届きました。

今年で2回目となる歌声サロンとホタル観賞会は、両イベントともに約40名が参加されました。
本郷台駅前の「リリス」で開かれた歌声サロンは、ピアノ弾き語りの高橋明子さんと司会者の息がピッタリと合い、単に歌うだけではなく、曲にまつわるエピソードなどの会話を交え楽しい催しとなりました。

 DSCN1100_convert_20160610120812.jpg 60名収容の会場だけにゆったり

 DSCN1101_convert_20160610131933.jpg トークもさわやか、高橋明子さん


速報でお知らせしたようにホタルは今年も早い発生で、すでに瀬上池下の広場では最盛期を迎えており、本郷車庫前広場から三々五々瀬上池方面に向かった親子連れなど参加者は、文字通りの乱舞を満喫できました。

栄高校下の広場で行った署名活動は、豊かな自然がもたらす素晴らしい饗宴を実感した来訪者の多くが、この自然環境を次世代にぜひ残すべきと、自発的に署名に参画され、3日から5日まで金土日の3日間でちょうど600筆の署名をいただきました。

付言すれば、この不条理な開発計画が既に決定されてしまったわけではなく、約1年半先の市長判断で撤回される余地が十分にあり、それに向け活動が続けられていることをアピールできました。

なお守る会ではホタル観賞シーズン中の金土日には、この活動を行う予定です。
瀬上沢へお出かけの市民の皆さん、ぜひお立ち寄りください。  


■ホタル観賞⇒瀬上沢の最新情報はこちら! 

守る会&署名の会の会員の皆さんへ

金曜日の今夕は、やはり人出が多く(水曜日は120名ほど)、
212筆の署名と1310円のカンパをいただきました。

自発的に署名用紙を預かり、集筆後送付するという人が3名
もありました。

池の下のホタルは数を保っており、土日は沢山の来訪者が
ありそうです。

以上、とり急ぎご報告まで。 
  
  11日 00:02  守る会:瀬上沢現地街宣チームより

ホタル観賞の夕べ(2016 横浜・瀬上沢)速報

ゲンジボタル、早くも乱舞しています 6月1日 22:34 瀬上沢通信員だより

今年も、昨年と同様にゲンジボタルの発生は早いようです。
例年、シーズン初めは栄高校下と横堰(よこぜき)の間に多く見られたものですが、街路灯がLEDの明るいものに取り換えられ、遊弋数は減っています。それよりも、すでに瀬上池下の乱舞が素晴らしく、数年前に1,300頭を数えた時の最盛期と変わらないか、それ以上の状態でした。

  瀬上の森ほたる_20140613_だいとしぃ (300x225) 2014.6 撮影:だいとしい 
  こんな幻想的な光景に出会えるかも…

今の時期は、月齢が若く観賞にはもってこいです。
池の下に到着後、少しして雨が降り出し、相当強い雨になりましたが、少しでも雨脚が弱まると沢山光りだしました。
雨の日はあまり発生しないというのは通説のようです。雨が上がった後は、余計に数が出だしたように思えました。もっとも、発生後に雨となったからもしれません。

危惧されていた昨年来の瀬上池の浚渫で流出した泥水による影響は、ないと思われますが、浚渫で掘り出された泥で埋め固められた、池に向かって左の梅林の谷には、ホタルは全く見られませんでした。おそらく、羽化した近辺にしか遊弋しないものと考えられます。

また、一晩に1,000頭のホタルが発生するためには、ゲンジボタルの餌となるカワニナが、各研究者の唱える説の中位を取っても、この1km足らずの小川に母集団として500万匹生息している必要があるとのことで、改めて自然の連鎖の奥深さを感じ、次世代への保全の必要性を思いました。

開発が主に行われる山手学院側の谷間にも足を延ばしましたが、県の準絶滅危惧種に指定されているヘイケボタルは、まだ見られませんでした。
上郷開発が強行されれば、この準絶滅危惧種の宝庫は完全に消えてなくなります。

この素晴らしい市街化調整区域の緑地を、民意に反し、また昨年改定された国土利用計画にも逆行しての開発を取りやめ、妥当な価格で市に譲渡する英断を下すならば、東急建設の株は東急GRPとしても、ずいぶん上がるのにと思いました。と同時に、軟弱地盤の上に2重に盛り土造成を行うという、開発の後を引く安全問題のクビキからも解放されるという利点もあります。

締めくくりに、自然の呼び声に応えるべく、簡易トイレが栄高校下に4基設置されており、6月一杯使用できるとのことです。

 《編集部注》 
・1日が月齢25.3、そして5日(日)が新月(月齢0)と、今週は晴れてもホタル観賞に最適の闇夜が続きます。
・「守る会」が呼びかけている4日(土)の「ホタル観賞ナイト」の時には、神奈中バス本郷車庫の社屋のトイレも使えるよう依頼済みとのことです。神奈中さん(小田急グループ)、ありがとう!
・1日の雨にはビックリ。梅雨入り前は大気の状態が不安定なので、念のため雨具の用意が必要かも?


 ■ホタル観賞速報  瀬上沢通信員だより 5日(日) 22:07

今夕は、風もなく湿気がありましたが、温度が15度ぐらいで
肌寒く、ホタルの出現は昨日より減ったようです。
1日ごろがピークだったのではないかと言う、リピーターも
ありましたが、気温が高くなれば羽化する数も増えると思われ、
確かなところは分かりません。

2016ホタル観賞ナイト最新情報(続)

今週末~見ごろです 4日の「歌声サロン」その後に!

29日(日)、瀬上沢小川アメニティ周辺のホタルの様子を見にいってきた守る会の会員からレポートが届きました。
土地の古老?からの口コミ情報を得て、同日午後7時から8時半過ぎにかけてホタルを見に行ったところ、すでに200~300頭(匹)ぐらいが乱舞していたそうです。しかし、ホタル観賞に来ている人はまだ50人から100人ぐらいと少なかったようです。

で、上郷地区センター前を流れるイタチ川沿道ではすでにホタルの姿が見えなくなったという情報もあり、下記のブログの記事を急遽紹介します。
なぜなら、あじさいの開花状況とほぼ時期を同じくしながら、今年は近隣の町や公園などそこここで「どくだみ」の開花が早く、白い可憐な姿が目立つから。
で、……ということは、すでにホタル遊弋(ゆうよく)の最盛期を迎えつつあるということになるからです。

「ひむかのハマグリ」という宮崎発の何ともユニークなタイトルのブログ。
プロフィールを覗くと、元大学教授という方が綴る水陸の動植物などに関する中身の濃い記事の中に「ホタルとどくだみ」の深~い関係についてのレポートがあります。

■関連情報
どくだみの開花はホタル出現の前触れ
生物の活動、特に繁殖の季節は環境の変動(地域、季節などなど)で変化します。

ホタルが出て光りだす時期について、しばしば問い合わせを受けていますが、その答え出すための前触れharbingerについて注意を払っています。

わが日向、小原のホタルたち3種(ゲンジ、ヘイケ、ヒメ)の繁殖時期は北川周辺のゲンジボタルと大体同じ頃で、例年では5月末から6月中旬となります。

  e0094349_11374860_convert_20160601121448.jpg

ところが、今年はどうやら1週間あるいはもっと早まるかもしれません。
西都市や宮崎市のホタルが連休明けすぐに光りだしたという情報を受けたことがその理由です。
そこで、例年ホタルとシンクロして繁殖(開花)するドクダミの花に注目します。

ホタル増殖水路の脇のドクダミは咲き出していますが、周囲では、ほとんどがつぼみです。
ホタルの観賞時期が迫っているので、見物客の足元の安全確保のため、近日中にドクダミも含めて草刈をします。
ドクダミ茶を作りたい人は今のうちに刈り取りに来てください。


なお詳しくは下記ブログをお訪ねください。
http://beachmollu.exblog.jp/23115792/
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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