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上郷開発NO! 「意見書」の概数まとまる

開発行政揺るがす1万8000通の民意 
東急建設サイドも8400を提出か

守る会の11月街宣チラシなどでお伝えしたように、横浜市による上郷開発関連の都市計画案の縦覧にともなう「意見書」については、10月27日の締め切りまでに私たち守る会&署名の会グループに加えNPO瀬上沢基金などによる反対の立場からの意見書およそ9500通が提出されましたが、11月13日(月)午後開かれた横浜市都市計画審議会で担当部局である建築局都市計画課から東急建設&地権者サイドからの意見書8400を含む受理の状況が報告され、その概要が明らかになりました。

過去の計画案縦覧では見られなかった総数約1万8000にも及ぶ意見書が示す民意、とりわけ様々な市民グループによる開発反対の意見の積み重ねが東急建設はじめ地権者の企業ぐるみと思われる物量作戦?を大きく上回る結果となったことを横浜市がどう裁き、都計審での審議に反映させるか注目されます。

以下、20日付けで世話人会が会員及び支援メンバーに発信したメールを添え、概要レポートに代えます。

上郷・瀬上の自然を守る会    会員各位
上郷開発から緑地を守る署名の会 会員各位
両会を応援して下さっている皆様

先月27日に皆様のご協力を得て意見書9185通を提出できた
ことを、お知らせしておりますが、この程、横浜市が都市計画
審議会において、種類別(賛否別ではなく)意見書提出の数を
公表示しておりますので、下記の通りお知らせします。

守る会と瀬上沢基金での推測提出数は約9,500通でしたので、
他から約8,400通が出されたようです。

他の大部分は、公述人申し出と同様東急建設が主導したものと
思われます。

 意見書の提出総数: 17,877通
 整開保見直し  :    8,630通
 線引き見直し  :    281通
 上郷開発     :  17,267通
 川向町開発   :   1通

市の担当課に確認したところ、沢山の数の意見書の内容の把握、
分類など、鋭意取り組み中とのことで、賛否意見の割合等に
ついては未だ明らかになっていません。

数値は、提出総数の中に複数種類の意見が重複して含まれている
ので、加算しても数値は合いません。

具体的な開発の内、上郷開発以外は全くの緑地を壊しての開発
ではないからか、意見書は川向町の1通のみとなっています。
線引き見直しの281通も少ないようですが、上郷開発に反対
意見の中に線引き反対も重複して含まれているので、この数は
上郷開発や具体的な開発箇所以外の線引き変更に対する意見書
です。上郷開発に伴う線引き変更については、約9500通の
全部が線引き反対意見となります。

また、整開保についての賛成意見は、ほとんど無いようです。

両会世話人一同
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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