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上郷開発NO! 「都計審」速報(補訂版)

異論を封じ「開発計画」を承認 都計審、異例の挙手による賛成多数で採択

15日(月)午後1時から開かれた横浜市都市計画審議会(森地茂会長)は「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」(整開保)の変更案はじめ20以上の審議案件を一括審議し、このうち上郷開発関連の地区計画・特別緑地保全計画などについては学識経験者や市会代表などから計画への疑義・異論が多数出される中、挙手による採決が行われ賛成多数で採択(承認)しました。

「これがベストの案か? もう少しベストのやり方があるのでは?」
「国の国土利用計画に逆行している。ここまでして開発を認めるべきか」
「みどり税は上郷の緑地保全のために設けられたのでは?」
「30年後にここに住宅を造ったことが良かったと言えるのか疑問だ」
「盛り土造成をきちんとやるから安全だと言っているが、事業者がそう言うのは当然だ」 

――等々、学識経験者や市会・市民の代表などから地区計画案への疑問や批判がいくつも出されましたが、およそ1時間の提案・質疑を封じる形で採決が行われ上郷開発は計画推進に向け大きく歩み出したわけですが、人口減や高齢化、また空き家増大という深刻な社会現象に直面している郊外区のまちづくり、コミュニティ再生に向け、既に陳腐化している事業計画案の修正や周辺住民の合意形成はじめ残された課題は多く、市長による最終的な判断が注目されます。

なお審議会開催に先立ち午前10時半から1時間、守る会はじめ住民投票運動推進グループ(横浜の緑をみらいにつなぐ実行委)など約40名が市役所の関内口前で緑地保全を求める街頭アピールを行い、引き続き都計審会場となったビル前でも審議会委員らに最後の訴えを行いました。

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  市庁舎前で上郷開発計画却下をアピール

■資料:朝日新聞横浜版から
 
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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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