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上郷開発NO! 市長名の「告示」出される(緊急速報:3/19資料追加)

審議経過抜き 15日付けで上郷開発にGOサイン! 
都計審の議事録を示さず批判の声封殺を狙う?


上郷開発を含む開発関係の告示が昨3月15日付で出されています。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/kikaku/cityplan/7hen/

同日付で建築局企画部都市計画課のHPでは記者発表の文書が掲示され、そこには次のように記されています。
 このたび本市では、第147 回横浜市都市計画審議会(平成30 年1 月開催)での審議結果を踏まえ、まちづくりの上位方針である「都市計画の方針※1」と「線引き※2」の見直しについて都市計画変更し告示しました。都市計画の効力は告示日から生じるため、本日3月15日からの適用となります。

これによれば、15日付けで直ちに「効力」が生じ適用された、とあります。
しかしながらこれらの都市計画案を可決した肝心の第147回都市計画審議会における審議状況は本日現在、依然として当日出席の委員及び関係職員、また傍聴者20名以外の市民にとっては不明。なぜなら議事録は「作成中」とあり、結果と効力だけが先行することを疑問視する声が高まることは必至です。

いま国政レベルでは森友学園をめぐる財務省の決裁文書の改ざん問題が民主主義の根幹を揺るがす重大な疑惑、不祥事へと発展していますが、今回の都計審における上郷開発計画関連の審議でも私たち署名の会及び守る会の批判と問題提起のみならず、森地茂会長の審議会当日の議長としての発言や採決時のふるまいを行政における公平・公正の面から疑問視し採決のやり直しを求める市長あての要請文が出されるなどしているだけに、議事録の公表を前に市長名の告示が行われることは極めてアンフェア。

上郷開発問題に限らず、審議会における審議の場で出された意見をふまえ問題点を追究、施策との整合性を検証し、今後の対応を追求しようとする立場からすれば、公文書である議事録の公表をあえて遅らせ、新たな疑問や批判を封じるに等しい行為ではないでしょうか。


参考資料:横浜市大規模盛土造成地の状況調査図 (建築局宅地審査課 2017.12.25)

chousazu_convert_20180319110153.jpg

上の状況調査図の拡大版を見るには次のURLで。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/takuchi/takuchikikaku/news/morido/chousazu.pdf

問題個所をクローズアップ! 
上の図は市内の3271カ所の一覧のため上郷開発計画予定地を把握しづらいのでズームインすると。なぜ、この市街化調整区域の谷戸地(緑地)に大量の土砂を搬入しさらに最大14メートルもの盛り土をして新しい宅地をつくるのか、市長による「告示」の問題点が浮かび上がります。

_convert_20180319110252.jpg
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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