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上郷開発NO! 山中新市長への陳情&要望など

市民に開かれた市政を! 
山中市長への陳情&要望

林文子市長から山中竹春市長へ、また菅政権から岸田政権へ。
コロナ禍による閉塞状況の下で行われた横浜市長選(8月22日)そして政権交代にともなう衆院選(10月31日)によって、市政に大きな亀裂をもたらした菅-林ラインによるIR導入問題が消え去る一方(なぜかIR導入の旗振り役だった副市長は留任?のようですが)、私たち市民の暮らしをとりまく自然環境&生活環境をめぐる諸課題は依然として未解決のまま。

上郷開発計画についても、林市政下の2018年1月、横浜市都市計画審議会(森地茂会長)で都市計画決定されたものの、社会経済情勢の大きな変化(激変!)にもかかわらず、SDGsの流れなどどこ吹く風? 現段階では、開発計画地の地盤調査に関し開発申請の前提条件となる市長の同意が得られておらず、開発事業は大幅に遅れています。
こうした折、7月3日に熱海市伊豆山地区で発生した土石流による災害は死者26、行方不明1、家屋の半壊または全壊が128棟に及ぶ大事故となり、谷埋め盛り土による宅地造成の危険性を改めて浮き彫りにし、上郷開発に警鐘を鳴らすものとなりました。

というわけで、この間、7月30日に林文子市長(当時)あてに陳情・質問書を提出した後のおもだった動きについて、22日付けの世話人会発信メールからピックアップして簡単にレポートを。(実はややこしい文書も多いのですが資料として載せます)

・8月10日、前回の陳情への回答が不十分であったため、同様の趣旨で再陳情・質問書を提出
・8月16日、赤羽国土交通大臣(当時)あて「都市計画法の改正」に関する陳情書を提出
・8月27日、棚橋内閣府特命担当大臣(防災、海洋政策。当時)あて「横浜市の震災対策」に関する要望書を提出
・10月28日、東急建設との3回目の面談の実施(於:同社上郷開発事務所。→開発に伴う社会的責任に関しては「行政の判断に従う」と責任転嫁)
・11月1日、横浜市関係各課の課長3名、係長3名との「不誠実な陳情書への回答」に関する面談の実施
・11月10日、山中市長あて「市民の意見が市長に届く陳情制度等の制定を求める」陳情書の提出
・  〃   、横浜市会議長あて「横浜市会のインターネット中継のあり方及び録画の改善を求める」陳情書の提出

ただし、上記の活動について提出した陳情書・要望書及び面談備忘録等は多岐にわたるので、11月10日に山中市長あて提出した「市民の意見が市長に届く陳情制度等の制定を求める」陳情書とその資料を添付します。

この陳情では、「上郷開発は水害増大など市民の安全に関わるので、その許可に当っては、行政の高度な判断を求める」という陳情が、市長に届かず、関係局レベルの判断で回答がなされている実態に関し、改善を求めています。
行政の効率化?を名目に、横浜市においては市民からの陳情などに関し、市長の判断を仰ぐか否かは関係局の部長の判断で行い得るような制度となっています。つまり、行政に不都合な陳情や意見は、新市長に知らせないでおくことが、制度上、部長判断で可能となっています。

なお詳しくは、下記の「市民の声」事業の実施に関する取扱要綱のURLをご参照ください。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/kocho/tinjou/tinjou.files/jigyo_youkou.pdf


■資料:山中新市長への陳情&質問書


 2021 11 10 市民の意見が市長に届く制度の制定を求める陳情 (4)-1

 2021 11 10 市民の意見が市長に届く制度の制定を求める陳情 (4)-2

 2021 11 10 市民の意見が市長に届く制度の制定を求める陳情 (4)-3

 2021 11 10 市民の意見が市長に届く制度の制定を求める陳情 (4)-4
■資料:上記陳情に添えた資料編

資料
資料2
資料3
資料4
資料5jpg
資料6
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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