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「鍛冶ヶ谷市民の森」誕生へ

マンション計画に反対 緑地保全へ

鎌倉街道が環状3号線と交差する原乃橋下を抜け、武相国境の谷、通称「七曲り」を越えてほどなく、栄区鍛冶ヶ谷2丁目に残る樹林地が「鍛冶ヶ谷市民の森」として保全されることになりました。(すでに1月22日付け掲示板でSYさんのレポートが載っています)

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朗報を報じた『タウンニュース』栄区版2月4日号の1面トップ

事の発端は2008年10月。戸建て住宅地に囲まれた樹林地を切り崩し建築面積8,161㎡、延べ床面積24,384㎡、総戸数250戸もの大型マンションを建設する計画が浮上したことから、周辺住民は「鍛冶ヶ谷の緑を守る会」を結成し反対運動を展開しました。
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港南区の日野南7丁目側から見た現地。うっそうと茂る竹林の奥に横穴墓が眠る
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開発計画は第1種低層住居専用地域に地上6階地下1階!
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隣地は特養「陽のあたる丘MISONO」で定員100名、全個室 

ところがその直後に不況のあおりで開発業者である㈱ゼファーが経営不振に陥り計画は頓挫、不動産部門の子会社で2.9ヘクタールの土地を所有する㈱テチュルが計画をあきらめた?ことから、昨年12月になって栄区内で5番目、全市で30番目となる「市民の森」として横浜市と緑を保全する契約を結んだというもの。
なお詳細は近々、みどりアップ推進課で取材しあらためてレポートする予定ですが、概要は以下の通り。
 1)横浜市は㈱ゼファーから10年間、公園用地として借用する契約を結んだ。借用料は公園地料金として算定し、年間1平米あたり30円支払う。図面上から推定すると年間総額80~90万円。
 2)横浜市教育委員会は開発予定地内の古墳遺跡の調査を行う。ここには鍛冶ヶ谷式古墳群(栄区郷土史に掲載されている)があり、横穴墓が25カ所もあるとか。
 3)公園の整備計画はこれから。開設予定は未定。
 4)『タウンニュース』に「市が用地を買収」とあるのは事実誤認。

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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