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市会予算委質疑

みどりアップ拡充 でも瀬上は置き去り?

3月10日(水)に開かれた横浜市議会の平成22年度予算特別委員会の質疑の模様をインターネットの中継録画でチェックしました。
予算第2特別委局別審査(環境創造局関係)において「みどりアップ計画」に関連して緑地保全問題で質問したのは藤田みちる(無所属ク/栄区)、白井正子(共産/港北区)、横山正人(自民/青葉区)、谷地伸次(民主/鶴見区)、望月康弘(公明/港北区)の5議員。
環境創造局側は荻島尚之局長、宮永邦人副局長、そして内藤恒平みどりアップ推進担当理事が答弁に立ちましたが、中でも注目すべきは内藤理事による白井・横山両議員への特別緑地保全地区制度の拡充策に関する答弁内容です。
◎白井正子議員関連
平成21年度から5カ年の目標は指定予定面積約1,119ha、買い取り予定面積約151ha。
このうち平成21年度(2009)は51.6haの指定を予定していたが約85haの見込みとなっている。また買い取りは16ha予定のところ1月末現在で2.4haで、さらに手続きを進めている。
◎横山正人議員関連
特別緑地保全地区制度は所有者ができるだけ長く持ち続けることをバックアップする制度で、相続等やむをえない場合に買い取りに応じている。
平成22年度においては特別緑地保全地区および市民の森の30地区で、約21haの土地の買い取りに対応できるよう準備を進めている。
みどり税は5年間の時限立法なので後年度に向けて積み立て、また財源を一般財源と区別しておくことも検討している。
「もえぎ野ふれあいの樹林」(平成10年指定、1.4ha)については、相続にともなう買い取り要請に応えるため目下交渉中である。

内藤理事はガタイ(図体の意の俗語)がでかいこともあって早くから“大物”技官と言われてきたようですが、「みどり税」新設のハシラでもあったはずの瀬上については置き去り、具体的言及無しでした。
七大緑地のひとつである円海山、瀬上市民の森に連なる上郷開発予定地緑地の保全問題こそ横浜市民にとって年来の宿題のはず。当局も議員諸氏も保全に向けて具体的な論議を進めてほしいものです。

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不肖婦(夫)随

余談ですが、環境創造局の宮永副局長は確か宮永啓子前栄区長の背の君。保全を願う多くの区民の声に背を向け、ついに一度も私たち署名の会の前に姿を見せなかった前区長が置き去りにした上郷開発問題に決着をつけ、緑地としての保全への道筋をつけることこそが不肖の妻(前区長)への何よりの名誉挽回策と思うのですが……。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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