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“農”のある散歩道でお花見

満開! 瀬谷「海軍道路」沿線600本の桜並木

4月5日(月)、あいにくの小雨模様でしたが、有志12名が「“農”のある散歩道」でのお花見を楽しみました。
相鉄線瀬谷駅の北、瀬谷中学校から八王子街道(旧国道16号線)を結ぶ約3キロの直線道路は「海軍道路」と呼ばれ、両側には約600本ものソメイヨシノが植えられており、市内でも有数の桜の名所。毎年桜の時期には「桜まつり」が開かれるそうで、今年は3日(土)に挙行され大賑わいだったとか。

10時過ぎ、港南台駅前から車3台に分乗し環状4号線を北上、原宿交差点を経て旧ドリームランドや泉ゆめが丘など沿線各地の街並み、田園風景を見ながら1時間足らずで上瀬谷農業専用地区に囲まれた桜並木に。


上瀬谷小東入口信号近くはとくに見事な枝ぶりでした
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40キロ制限の道路ですがどの車も桜を見ながらゆっくり
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すぐ横には広々とした畑が続きます
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昼食後、車を降りて歩き出すとにわかに本降りに…
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思いがけなく横文字の看板

返還されると決まったものの、この地区はいまだ米軍の「上瀬谷通信施設」の区域内。桜並木の通行も米軍の許可によるものと知り、一同びっくりしました。

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「桜まつり」の特設屋台(右側)は星条旗カラー
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ゲートにはこんな「警告」が…
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雨を避けるため上瀬谷小前のJA直売所で雨宿り

農家の皆さんゴメンナサイ、直売所の軒先をお借りし小休止しました。でもお礼に「ハマッ子」(JA瀬谷支店)に立ち寄り、特産の豚肉や野菜、花の苗などをたっぷり購入いたしました。Mさんお目当ての「瀬谷のウド」は朝のうちに売り切れてしまうそうで、残念!


■発端は「あぜみち」との出会い

「お花見に行こう!」という山仲代表のツルの一声で急遽結成された「お花見トリオ」が天気予報やら開花情報やら市内各地の名所やらを検討する中で、たまたま持ち込まれた環境創造局の広報誌「あぜみち」(2010.3.25号)の写真が決め手となって今回のお花見が実現しました。横浜市内にこんな素晴らしい桜並木があったのですね。
でも残念ながら事業仕分けによる経費節減策で、この号を終刊号に4月からはホームページ上で発信していくことになったそうです。


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なぜSEYAなのか?

お花見計画と併せて「海軍道路」について調べていて、現地の事情がわかりました。
「そうだったんだ…」驚きました。あきれました。
神奈川県に米軍施設が多いことは知識として知っていましたが、まさかそうだったとは! しかも緑の沃野にビニールハウスが無いのも、通信施設の機能を妨げないための制約があったからなのですね。

上瀬谷通信施設(かみせやつうしんしせつ)は神奈川県横浜市旭区・瀬谷区に位置する 2,422,396m²の在日米海軍の基地。かつての日本海軍基地が終戦により米軍に接収され通信基地となった。いったん接収解除されるも1951年に再接収された。現在は在日米海軍厚木航空施設司令部の管理下で米軍の家族住宅及び独身寮として使用されている。

事務所等の囲障区域(フェンス等で囲まれた内側)は立入禁止区域となっているが、囲障区域外は農耕や野球場等の使用が認められているほか横浜市主要地方道18号環状4号線(通称「海軍道路」)が通過しており一般の通行が認められている。

瀬谷区の15%近くの面積を占めており、また瀬谷区の北半分は戦後長らく米軍により「電波障害防止地域」に指定されていたため、その影響により瀬谷区の開発は遅れていた。

……さて、ここまではウイキペディアから。
その後の状況については、横浜市都市経営局によれば。

平 7. 4. 1 施設周辺に設定されていた電波障害防止地域が廃止された。
平15.10.  同施設に所在していた司令部が青森県三沢飛行場に移転した。
平16.10.18 日米合同委員会において、返還の方針が合意された。

つまり、沖縄の普天間飛行場同様、移設・返還は決まっているけれどまだ使用中というのですね。厳しい現実を目の当たりに見せつけられました。

「桜まつり」のこと

4月3日(土)に行われた「日米親善桜まつり」の動画サイトが見つかりました。この日は天候に恵まれ大変な人出だったようです。屋台は米軍関係者によるもので、どれもジャンボ。好ましい映像です。
でも通信衛星やインターネットの時代に、瀬谷区の15%もの面積を占めるという広大な通信施設が今も横浜のど真ん中に必要なのかどうか? 返還が決まっているのなら一日も早く実行に移してほしいものです。
というわけでURLを。
http://video.mainichi.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48227968/48227968peevee303634.flv
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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