新緑の鎌倉広町緑地を歩く
のどかな里山風景広がる
都市公園法に基づく市街地における最も自然に近い緑地保全の一形態として整備が進むという鎌倉の広町緑地。(大船から湘南モノレールで「西鎌倉駅」下車、徒歩約10分)
署名の会「緑地保全チーム」は瀬上の保全を考えるフィールドワークの一環として、3月に鎌倉の広町緑地の保全整備活動の中軸を担うNPO法人「鎌倉広町の森市民協議会」の家原理事長らの案内で現地見学を行いましたが、冬枯れの野のそこここに春の息吹きは感じられたものの、あいにくの雨で魅力の一端しか見ることができませんでした。(3月8日付け記事参照)
このほど新緑の広町緑地を散策してきたと言うMさん(4月中旬)、そしてOさん(5月初旬)から相次いで現地のレポート写真が届きましたので、その一部を紹介します。



シンボルツリーの大榎(えのき)もようやく若葉色に

丘の頂から眼下に相模湾方面を望む
と言っても、カメラのアングルはいずれも広町緑地の素晴らしい景観だけではなく、「緑地整備のありよう」を考えさせるもの。
このコーナーでも何度か指摘していますが、横浜市で昨年来、瀬上市民の森、氷取沢市民の森や各地の公園で散策路の柵や遊具など施設の過剰?なまでの設置やリニューアル整備が行われていることへの批判の眼がとらえたものとなっています。
5年間の時限立法である横浜における「みどり税」の使途を市民の目線でウオッチするとともに、瀬上の保全を考える上で大いに参考になるようです。
ちなみに横浜市は人口368万人、平成22年度の一般会計予算は1兆3600億円/予算総額3兆1000億円、また鎌倉市は人口17.4万人、一般会計予算579億円/予算総額1035億円です。
予算規模が違うと言ってしまえばそれまで。でも、瀬上や氷取沢市民の森と都市林公園とされる広町緑地との整備の手法の違いは、自然との付き合い方をめぐる「哲学」の違いであるのかもしれません。

晴れた日は富士山が見えるという峯山だが、あいにく視界はイマイチ

長いカヤトのトンネルを抜けると…
ここからは市民手づくりの緑地整備の情景をとらえたOさんのレポート写真。
不要不急?のコンクリート製擬木の柵を市民の森の遊歩道に張りめぐらす横浜とは違って、粗削りな柵や橋と随所で出会うことになります。



ハイヒールでは無理そうです(当たり前!)

園内ガイド図も純朴そのもので…

切り出した竹を使ったベンチ

間伐した丸太を並べただけの簡易ベンチ

シンプルな標註

ぼくたち、道が狭いのでご用心!
都市公園法に基づく市街地における最も自然に近い緑地保全の一形態として整備が進むという鎌倉の広町緑地。(大船から湘南モノレールで「西鎌倉駅」下車、徒歩約10分)
署名の会「緑地保全チーム」は瀬上の保全を考えるフィールドワークの一環として、3月に鎌倉の広町緑地の保全整備活動の中軸を担うNPO法人「鎌倉広町の森市民協議会」の家原理事長らの案内で現地見学を行いましたが、冬枯れの野のそこここに春の息吹きは感じられたものの、あいにくの雨で魅力の一端しか見ることができませんでした。(3月8日付け記事参照)
このほど新緑の広町緑地を散策してきたと言うMさん(4月中旬)、そしてOさん(5月初旬)から相次いで現地のレポート写真が届きましたので、その一部を紹介します。



シンボルツリーの大榎(えのき)もようやく若葉色に

丘の頂から眼下に相模湾方面を望む
と言っても、カメラのアングルはいずれも広町緑地の素晴らしい景観だけではなく、「緑地整備のありよう」を考えさせるもの。
このコーナーでも何度か指摘していますが、横浜市で昨年来、瀬上市民の森、氷取沢市民の森や各地の公園で散策路の柵や遊具など施設の過剰?なまでの設置やリニューアル整備が行われていることへの批判の眼がとらえたものとなっています。
5年間の時限立法である横浜における「みどり税」の使途を市民の目線でウオッチするとともに、瀬上の保全を考える上で大いに参考になるようです。
ちなみに横浜市は人口368万人、平成22年度の一般会計予算は1兆3600億円/予算総額3兆1000億円、また鎌倉市は人口17.4万人、一般会計予算579億円/予算総額1035億円です。
予算規模が違うと言ってしまえばそれまで。でも、瀬上や氷取沢市民の森と都市林公園とされる広町緑地との整備の手法の違いは、自然との付き合い方をめぐる「哲学」の違いであるのかもしれません。

晴れた日は富士山が見えるという峯山だが、あいにく視界はイマイチ

長いカヤトのトンネルを抜けると…
ここからは市民手づくりの緑地整備の情景をとらえたOさんのレポート写真。
不要不急?のコンクリート製擬木の柵を市民の森の遊歩道に張りめぐらす横浜とは違って、粗削りな柵や橋と随所で出会うことになります。



ハイヒールでは無理そうです(当たり前!)

園内ガイド図も純朴そのもので…

切り出した竹を使ったベンチ

間伐した丸太を並べただけの簡易ベンチ

シンプルな標註

ぼくたち、道が狭いのでご用心!