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舞岡上郷線問題 続報&資料追加

仮設橋放置20年の「不適切な関係」を追及 市会常任委

既報のように署名の会は6月7日、市会平成22年第2回定例会に対して瀬上沢の緑地保全及び舞岡上郷線の緊急整備を要望する陳情書を提出。他方、これとは別に栄・港南両区在住の市民有志3名が舞岡上郷線の異常状態の真相解明と速やかな道路整備を求める請願書を提出していましたが、今週相次いで二つの大きな動きがありました。

6月16日(水)に開かれた本会議の一般質問で林市長は、石渡由紀夫議員(民主、栄区)による「市民の安全を守るという観点」からの舞岡上郷線問題に関する質問に答える形で、「有識者による検討委を立ち上げた。9月を目途に補修・補強・工法等についてまとめてもらった上で早急に工事に着手していきたい」と答弁しました。

一方、18日(金)の建築・道路・都市計画常任委では「舞岡上郷線の整備に係る混乱の真相解明と速やかな道路整備について」と題する請願の審査が行われ、請願自体は自民・民主・公明3党の反対で不採択となりましたが、井上さくら議員(無所属ク、鶴見区)はじめ藤田みちる議員(ネット、栄区)、河治民夫議員(共産、旭区)らの鋭い追及によって仮設20年に及ぶ舞岡上郷線が危険な状態にあるばかりか道路法上も「不適切」な存在であることなど様々な問題が浮き彫りになりました。

19日(土)の朝刊各紙は横浜版で大きくとりあげ、仮設橋の所有権があいまいであることなどを指摘、朝日新聞は「川口局長自身が当時の担当者の一人だったにもかかわらず、不明確な答弁に終始した」と、舞岡上郷線問題をめぐる道路局の対応そのものに警鐘を発しています。

資料1◆朝日新聞 6月19日横浜版
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資料2◆東京新聞6月19日横浜版

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資料3◆仮設橋K1とアンダーパス(地下道)

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あいにくモノクロ写真では委員会での請願審査で問題となった仮設橋K1とアンダーパス(地下道)部分の老朽化&腐食の生々しさが伝わらないので、カラー写真を添えます。この上部を舞岡上郷線が通っているのです。(21日)

資料4◆市会委員会の顔ぶれ

井上議員らの厳しい追及で道路局長はじめ当局側の答弁が「不適切」だったにもかかわらず、なぜか民主・自民・公明3党の多数であっさり請願2項目が否決されてしまったこの日の建築・都市整備・道路委員会。
今後の議会活動チェックのために委員の顔ぶれを紹介しておきます。

建築・都市整備・道路委員会(11人)

委員長
森  裕之 民主党   都筑区

副委員長
関  勝則 自由民主党  磯子区

副委員長
加納 重雄 公明党    瀬谷区

鈴木 太郎 自由民主党  戸塚区

藤代 耕一 自由民主党  神奈川区

石渡由紀夫 民主党    栄区

星野 國和 民主党    戸塚区

牧嶋 秀昭 公明党    鶴見区

井上さくら 無所属クラブ 鶴見区

河治 民夫 日本共産党  旭区

藤田みちる ネット横浜  栄区


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不適切な関係?

このタイトルは笑える。
「不適切な関係」というとついクリントン大統領とモニカ嬢の怪しい関係を連想してしまう。それとも道路局長と東急建設との間に、やはり何か「不適切な関係」があったのだろうか。

請願審査のこと

市会の都市経営・総務委員会。
先週18日(金)の委員会で時間切れのため積み残された総務局関係の案件の審議が明22日(火)午前10時から開かれる委員会で行われるようです。
ここで注目すべきは何と言っても請願審査の2番目「市道港南台第297号線整備に係る混乱の責任の明確化と必要な処分について」でしょうね。
19日付けの朝日&東京新聞の記事も指摘しているように、道路局は上郷開発計画がらみで舞上線を不適切な形で20年間も放置し、しかもその当時の担当係長が今は局長となってこの問題の最高責任者となっているという不可解な事実。
あいにくぼくは所用のため傍聴できないのですが、署名の会としてはこの請願がどういう形で審議され採決の結果がどうなるか注目したいと思います。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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