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第2回 草の根活動家のためのツール会議in日本

環境保護グループの全国交流の集いに参加

6月25日(金)から27日「日)まで山梨県の清里高原で開かれた「第2回 草の根活動家のためのツール会議in日本」に署名の会からも2名の代表が参加しました。
会議には全国各地から環境保護グループ15団体25人の活動家や今回の催しのホスト役であるパタゴニア日本支社のスタッフなど総勢60人が集まり、社会起業・組織・コミュニケーション論の若手専門家4氏をアドバイザーに、日本の環境団体が直面している組織や活動上のさまざまな課題について状況を切り拓くためのツールを学び、活発な意見交換を行いました。(署名の会は2008年11月の第1回に続けて参加)


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会場のキープ協会「清泉寮」新館ホールで。
上:最終日の記念撮影、下:ワークショップの一場面

「公正な社会では最良の情報を得るものが勝つ。しかし、私たちは公正な社会を相手にしているわけではない。私たちは、敵が戦いに使うツールと同じツールを使って戦う必要がある。そしてもっと賢く、もっと巧妙にやらなければならない。成功した革命はすべて、上からではなく、下から始まったという事実を忘れてはいけない」(パタゴニア創業者であるイヴォン・シュイナードの言葉)

日本の市民運動ではあまりなじみのない「ツール」を武器に、創業の地アメリカはじめ世界各地の環境保護活動へのサポーターとして注目されるアウトドア用品の専門企業パタゴニア。
署名の会は同社日本支社や鎌倉ストア、関内ストアのスタッフなどとの交流を通して署名活動やハガキ作戦への協力・支援を受け、昨年からは毎月の街宣チラシもストア店頭で配布してもらっています。

なお会議における星川淳さん(グリーンピース・ジャパン事務局長/作家・翻訳家)による基調講演「アクティビストの道具箱―住民運動とグリーンピースの経験に学ぶ」はじめ、専門家4氏を講師とするワークショッやパネルトークなどの概要は近々パタゴニアのホームページに掲載されるはずですので、ぜひご覧ください。*本ブログでも関連記事を掲載の予定。

■今回のACTIVISTS/環境団体
那珂川ウォーターネットワーク鶴亀隊、八ツ場あしたの会、財団法人・日本自然保護協会、グリーンピース・ジャパン、国際環境NGO FoE Japan、ジェーングドール・インスティチュート・ジャパン、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン、バイシクル・エコロジー・ジャパン、パンジアシード、三浦半島自然保護の会、渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える、水と緑の会、設楽ダムの建設中止を求める会、武庫川の治水を考える連絡協議会、上郷開発から緑地を守る署名の会=14団体1個人の計25人
■主催者サイドその他の参加者
「1% for The Planet」のメンバー企業である㈱大伸社、開催地となった(財)キープ協会のスタッフ、パタゴニア日本支社の支社長、環境プログラムのディレクター、支社や各店のスタッフなど

*お詫び:写真はワークショップの一部ですが、手持ちの携帯電話のカメラのため写真が不鮮明。パタゴニアさんから受信次第、差し替えの予定です。
*お知らせ:7月13日、記念撮影光景を受信、さらに追加更新の予定です。

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清泉寮のこと

パタゴニア日本支社の呼びかけによる「草の根ツール会議」。久々の(頭脳)強化合宿でしたが、2泊3日、全国各地の若者たちとの交流や温泉とソフトクリームを楽しんできました。
が実は朝8時から夜10時まで、食事時間を除けばワークショップが続いた上、初日以外は雨にたたられたこともあり、会場となったキープ協会「清泉寮」の新館以外はほとんど散策&探索できず、ここでも後悔先に立たず。
「キープ協会」の存在は初めて知ったのですが、その創設者であるポール・ラッシュ博士が実は「日本のアメリカンフットボールの父」というのですね。驚きました。で、参考までに「清泉寮」のHPから関連事項を少し引用します。

ポール・ラッシュ記念センターは、第2次世界大戦後の疲弊した日本農村を民主的復興に導いたポール・ラッシュ博士の感動的な理想と実践を継承し、21世紀の日本、そして世界に博士の「他者への奉仕」の理念を、広く紹介する拠点として建設されました。
この建設構想を提言したのは、ラッシュ博士の遺徳を敬慕する地元八ケ岳の若者たちでした。「ポール先生の理想を継承するのは私たちの使命だ」-若者たちの志に、日米両国の多くの市民が賛同して、募金活動が始まりました。この動きに日本アメリカンフットボール協会も参加して、共感の輪は、大きく広がりました。
平成8年3月28日、ポール・ラッシュ記念センター、日本アメリカンフットボールの殿堂は、日米市民の友愛の証しとして完成いたしました。センターを訪れる方々は、きっと、時代が変わっても輝きを失わない「夢と希望の力」を発見されることでしょう。

ポール・ラッシュ博士のことについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ!

……というわけで、ポール・ラッシュ博士、清泉寮そして清里高原ピカイチと評判のソフトクリームなどについて興味のある方は、協会のHPをぜひ訪ねてみてください。

牛の耳にレゲエ?

ホールの直ぐ目の前は放牧場の草地。2日目の朝はどんよりとした朝もやの中でジャージー種の牛がのどかに草をはんでいました。
夜はどこへ? きっと離れた場所に牛舎があるのでしょうが、ひょっとしたらこの日の夜10時過ぎまで続いたKazzさんのライブの音が牛たちの耳にも届いたのかも? 

どんなディスカッションが

団塊の世代です。
生協運動には長く携わってきましたが、「ツール会議」という言葉にはなじみがありません。私自身は、市民運動の基本は、自発性の尊重、丁寧な合意形成、情報公開、テーマを広げないこと、と理解し、活動してきたつもりです。
パタゴニアの若者たちとどのような議論をした3日間だったのか、参加したお二人の報告が楽しみです。

パタゴニアの若者たち

パタゴニアのスタッフの皆さんと接していて気づくのは、誰もが日焼けして健康的であること、そして折り目正しいこと。
アウトドア用品の専門企業であるから当然と言ってしまえばそれまでだけれど、同社HPのスタッフ募集(今回はパートタイマー)を眺めると、要求水準が半端じゃないということがよくわかります。
たとえば履歴書には以下のような「リクルーティングアンケート」を添えるのですね。しかも4番目がミソ。ただ単にスポーツを楽しんでいるだけでは門前払いになるようです。頼もしい存在と、あらためて感心!

1.現在、どのアウトドアスポーツを行われていますか。下記よりお選び頂き、○で囲んでください (複数回答可)。
クライミング、スキー、スノーボード、トレイルランニング、登山、
フライフィッシング、カヤック、サーフィン、
その他のアウトドアスポーツ (              ) 
2.上記○で囲んだスポーツをどの程度行われていますか。
出来るだけ詳しく教えてください (年数・月何回・週何回など)
3.そのスポーツで一番エキサイトされた出来事を教えてください。
4.環境活動として、実践していることがあったら教えてください。

記念撮影

パタゴニアさんから「草の根ツール会議」最終日の記念写真が届きましたので追加掲載します。撮影クルーとして今回の集まりに参加した大倉孝敏カメラマンが撮ったもの。
西は兵庫から東は群馬まで、また20代の学生から住民運動歴40年という長老まで、全国各地で活躍する市民運動・住民運動の仲間たち、パタゴニアのスタッフの皆さん、そしてアドバイザー陣まで、なんだか卒業式の記念撮影のようでした。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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