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「12・3大雨洪水警報問題」余話

川の流れにご用心! 大雨時の危険水位

昨日のヤフーの全国天気概況によれば、
「23日は、低気圧が発達しながら北海道の南海上を北東に進むでしょう。北海道は雪でふぶきそうです。内陸は大雪となる所もあるでしょう。東北は雨で、太平洋側は朝まで激しく降る所がありそうです。大雨になっている所がありますので土砂災害などに警戒して下さい。北海道や東北は暴風や高波にも警戒が必要です。北陸から山陰地方は雨や雷雨ですが、関東から西は晴れそうです。」

さて、その実際がどうであったかはそれぞれ調べていただくとして、年の瀬はそれなりに天気が安定し、横浜は本日も穏やかな晴天。その日、栄区の光田区長が「眠られぬ夜を過ごした」という、イタチ川にかかる城山橋あたりものどかな流れです。

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24日午前10時過ぎの画像(市の防災情報から)

実は12月3日の「非常事態一歩手前」以来、激しい雨が降るとイタチ川の水量が気になってしかたがないのですね。
で、横浜市の「防災情報」をチェックしていると、興味深いデータが散見されるのです。
例えば県の「雨量水位情報」のポイントである「いたち川」にかかる水神橋(笠間町、大船パークタウン脇) 。
 氾濫危険水位  340cm
 避難判断水位  280cm
 氾濫注意水位  200cm
 水防団待機水位 160cm
なおちなみに光田区長が「眠られぬ夜を過ごした」という12月2日(木)から3日(金)朝にかけての24時間累計雨量(栄消防署調べ)は92ミリ。
水神橋の上流にある「城山橋」(柏陽高校裏手)の水位は3日午前8時で219cmと一気に水神橋の「氾濫注意水位」を超えたのでした。
……それで、非常事態宣言一歩手前まで行ったわけですね。

さて、市や県の対応は雨量50ミリ。
ゲリラ豪雨が頻発する昨今、その問題点については……引き続き続報の予定です。


■第2信 城山橋の場合
実は上記のデータは区役所脇よりずぅーと下流の水神橋のもの。瀬上沢通信員のIさんから先刻、城山橋のデータが届いたので補足します。
これを見ると、光田区長が「眠られぬ夜」に引き続く緊張状態?のうちに通常の出勤タイムに突入したことがわかります。あらためて、お疲れさまでした。

市のサイトから過去のデータ表を出し、10分刻みのデータを出すと、色分けで表示で7時50分にこれよりも一段上の避難判断水位を超え241センチメートルを記録していることが分ります。
市のサイトでは、城山橋における数値として上からそれぞれ300、240、180、120となっています。

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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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