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アースデイ&国際森林年

「森の力」を感じてみませんか?  「国際森林年」にあたって

今年は国連が定めた「国際森林年」(the International Year of Forests)。
2月初めの国連本部での会合で正式にスタートし、向こう1年間、森を守るための催しが世界各地で展開されるそうです。

林野庁のHPによれば、国際森林年は世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的にするもので、各国に対し積極的な取り組みや国内委員会の設置が要請されているとか。


「無断使用禁止」とあります。ゴメンナサイ!


前回の「国際森林年」は1985年。四半世紀ぶりのスポットライトは、それだけ地球環境が危機に瀕していることの現れとも言えるのでしょうが、昨年の「生物多様性」に続き今年は「森林」の重要性に目が向けられるわけで、都市環境と身近な自然との共生をベースに瀬上沢緑地の保全をめざす私たちの活動にとっても大いに示唆を受けるものと期待しています。

が、実は横浜市のHPで「国際森林年」を検索しても1件もヒットしないのですね。
「ヨコハマbプラン」(生物多様性横浜行動計画案)が重点推進施策の一つに掲げる「つながりの森」構想と、林野庁が現在取り組んでいるという森林林業再生や「美しい森林づくり推進国民運動」など様々な活動との“つながり”など、調べなければならないテーマが山積しています。

で、まずは20日(日)付けで「国際森林年 日本の知恵を世界に」と題する社説を掲げた信濃毎日新聞から、ちょっと引用します。

「国際森林年 日本の知恵を世界に」
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界では年平均700万ヘクタール、日本の国土面積の2割に相当する森林が失われている。その多くが熱帯林である。一方、日本は国土の7割が森林に覆われているが、なぜ豊かな森が残っているのかと言えば、森を愛し、森と調和して生きることを身に付けた祖先の英知による。
ここで社説子は、優れた森を次の世代に伝えるために<まずは歩いてみよう>、「まずは森を歩き、その力を感じてみよう。森をつくり、守る取り組みはそこから始まる。」と締めくくります。

……「森を歩く」ことが国際森林年に合わせ農林水産省が決めた国内テーマだそうです。
そんな事情はまったく知らず里山の春を歩く会への参加を呼びかけていたのですが、3月13日(日)、瀬上沢から円海山~大丸山の縦走(というほどの起伏はないけれど)を通して、「森の力」、「緑の力」を感じてみませんか?(M&M)

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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