東日本大震災を考える-5
計画の名に値しない一方的な停電
東電の不明朗なグループ分けに批判の声!
昨日の朝刊で、ようやく「計画停電の実施と節電のお願い」と題する東京電力(株)神奈川支店からの折り込みチラシが届きました。
A3で4ページのチラシには細かなグループ分け表が示され、「グループの一部のみ停電させていただいた場合、次回は、停電しなかったお客さまから順番に停電させていただく等、不公平が生じないような取り扱いをいたします」との但し書きがあります。
あいかわらず停電時間は前日あるいは当日にならないとわからない不便さはあるものの、グループ分けが明確に示されたことは一歩前進とも言えます。
がしかし、実はこのチラシには肝腎な「お知らせ」あるいは「お詫び」の言葉が書かれていません。
国民の誰しもが、壊滅的なダメージを受けた福島原発由来の電力事情の厳しさを考え、停電・節電に異を唱えることなく従っています。一般家庭はもとより工場や事業所の多くも「計画停電」なればこそ、悲鳴をあげながらも必死に対応していると言っていいでしょう。
不公平なエリア指定に全く触れず
ところが今回の東電の対応は「不公平が生じないような取り扱い」どころか、不公平そのものなのです。
市のサイトで明記されているように、中区・西区・神奈川区・保土ケ谷区の4区が全く計画停電区域から外されているほか、例えば私たちの生活圏にある洋光台全域や港南台1~8丁目などは全く停電区域から除外されているのです。
チラシに記された「計画停電」に関する問い合わせ電話番号は計3つ。
早速疑問を質そうとコールしたのですが、東電の神奈川カスタマーセンターは「しばらくお待ちください」と無機質な応答音声が繰り返されるだけでさっぱりつながらない。
ようやく別の専用ダイヤルがつながり疑問を発してみると、コールセンターのマニュアル通りなのでしょうが「送電線の都合もありますが、大きな病院や駅など公共性の高い施設がある地域は停電区域に含まれていません」と一般論を繰り返すだけなのです。
実は病院への対応もばらばら
その場のやりとりをふまえてあらためて問いただすつもりですが、実は昨30日(水)朝日新聞の夕刊には、以下のような記事が載っています。
計画停電「手術できぬ」 除外あいまい 病院苦悩
東京電力の計画停電で、救急患者の受け入れ制限や重症患者の手術の延期を余儀なくされる病院が出るなど、医療現場が混乱している。一部の病院は停電の対象外になったが、明確な「除外基準」はない。夏にはさらに電力不足が深刻になる可能性が高く、不安の声が上がっている。(中略)
東電は自衛策を呼びかける一方で、社会的影響が大きいとして、鉄道と病院の一部を停電の対象から外した。明確な基準はなく、除外した病院名や数も公表していない。(後略)
記事は「苦情を言った病院を除外するなど、東電の対応はばらばら。救急や重症患者を多く治療している病院から優先して送電するべきだ」との病院長のコメントで結ばれています。
やはり計画はズサン、しかも不公平なようです。
なぜ、病院までも停電を強行するのか?
なぜ、中区・西区・神奈川区・保土ケ谷区の4区が除外されているのか?
なぜ、洋光台・港南台は除外されているのか?
東電はまず不公平な事実とその理由を明らかにし、停電該当地域のカスタマーに詫びるべきではないでしょうか?
東電の不明朗なグループ分けに批判の声!
昨日の朝刊で、ようやく「計画停電の実施と節電のお願い」と題する東京電力(株)神奈川支店からの折り込みチラシが届きました。
A3で4ページのチラシには細かなグループ分け表が示され、「グループの一部のみ停電させていただいた場合、次回は、停電しなかったお客さまから順番に停電させていただく等、不公平が生じないような取り扱いをいたします」との但し書きがあります。
あいかわらず停電時間は前日あるいは当日にならないとわからない不便さはあるものの、グループ分けが明確に示されたことは一歩前進とも言えます。
がしかし、実はこのチラシには肝腎な「お知らせ」あるいは「お詫び」の言葉が書かれていません。
国民の誰しもが、壊滅的なダメージを受けた福島原発由来の電力事情の厳しさを考え、停電・節電に異を唱えることなく従っています。一般家庭はもとより工場や事業所の多くも「計画停電」なればこそ、悲鳴をあげながらも必死に対応していると言っていいでしょう。
不公平なエリア指定に全く触れず
ところが今回の東電の対応は「不公平が生じないような取り扱い」どころか、不公平そのものなのです。
市のサイトで明記されているように、中区・西区・神奈川区・保土ケ谷区の4区が全く計画停電区域から外されているほか、例えば私たちの生活圏にある洋光台全域や港南台1~8丁目などは全く停電区域から除外されているのです。
チラシに記された「計画停電」に関する問い合わせ電話番号は計3つ。
早速疑問を質そうとコールしたのですが、東電の神奈川カスタマーセンターは「しばらくお待ちください」と無機質な応答音声が繰り返されるだけでさっぱりつながらない。
ようやく別の専用ダイヤルがつながり疑問を発してみると、コールセンターのマニュアル通りなのでしょうが「送電線の都合もありますが、大きな病院や駅など公共性の高い施設がある地域は停電区域に含まれていません」と一般論を繰り返すだけなのです。
実は病院への対応もばらばら
その場のやりとりをふまえてあらためて問いただすつもりですが、実は昨30日(水)朝日新聞の夕刊には、以下のような記事が載っています。
計画停電「手術できぬ」 除外あいまい 病院苦悩
東京電力の計画停電で、救急患者の受け入れ制限や重症患者の手術の延期を余儀なくされる病院が出るなど、医療現場が混乱している。一部の病院は停電の対象外になったが、明確な「除外基準」はない。夏にはさらに電力不足が深刻になる可能性が高く、不安の声が上がっている。(中略)
東電は自衛策を呼びかける一方で、社会的影響が大きいとして、鉄道と病院の一部を停電の対象から外した。明確な基準はなく、除外した病院名や数も公表していない。(後略)
記事は「苦情を言った病院を除外するなど、東電の対応はばらばら。救急や重症患者を多く治療している病院から優先して送電するべきだ」との病院長のコメントで結ばれています。
やはり計画はズサン、しかも不公平なようです。
なぜ、病院までも停電を強行するのか?
なぜ、中区・西区・神奈川区・保土ケ谷区の4区が除外されているのか?
なぜ、洋光台・港南台は除外されているのか?
東電はまず不公平な事実とその理由を明らかにし、停電該当地域のカスタマーに詫びるべきではないでしょうか?