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瀬上沢通信員だより

健気に生きています 梅雨明けの瀬上でとらえた3態  

カン、カン、カン、カン……連日の強い日照りに加え、あいも変わらぬ政治の迷走、そして大震災被害とりわけ福島原発事故をめぐるゴタゴタ。人間さまのストレスはどーしてくれるんだという声が炎天下に満ち満ちているようです。

そんな矢先、円海山麓の自然の移ろいをとらえたレポートが瀬上沢通信員の I さんから届きました。暑さしのぎの清涼剤がわり?にお届けします。


ガマガエル
尾根近くの急坂で足元で動くものがあった。なんとガマガエルの大きなやつ。
湿地ははるか下、尾根越えの冒険の旅か? はたまた、放射能に方向感覚をやられたのか……。
「脱原発」を決めたイタリアの数十年前の映画、ヤコベッティ監督の「世界残酷物語」に出てきたウミガメを思い出しました。(原爆の放射能にやられ、海と反対の方向に行ってしまった)


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 注:世界残酷物語
 本作品が公開された1962年はまだインターネットどころかテレビも普及段階にある時代であり、
 海外旅行は高嶺の花、人々はもっぱら書籍や雑誌、映画などから伝えられる世界の風景に素直に驚いていた。
 もっとも、それから2年後の1964年10月には隣国の中国で初の核実験が行われ、ビキニ被曝に次いで放射能禍への恐れが日本全土を襲ったのだけれど。


アオサギ
連日、瀬上池に流れ込む小川のほとりに陣取り魚を狙っています。子育てはもう終わっている筈とネットで調べてみると、「4~5月にかけて1回に3~5個の卵を産む。巣は同じ巣を使いつづける。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は23~28日。育雛は雌雄共同で行う。雛は孵化してから50~55日で巣立つ」とあるので、まさに子育ての真っ最中なのでした。

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ヤブカンゾウ
梅雨明けの強烈な光の中に、八重の花が鮮やかな色彩を添えていました。
これもあるブログによれば、カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言う。万葉集に次の歌がある。 「忘れ草 我が下紐に 付けたれど しこのしこ草 言にしありけり」(あなたを忘れようと
思って、下紐に忘れ草を付けたけれど、言葉通りの効果は無く、思いは募るばかりです)、とありました。

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世界残酷物語(犬の世界)

学生時代に観た懐かしい映画。いま流行の「やらせ」を感じる場面が数々あったが、原題「MONDO CANE」を「世界残酷物語」としたのは大成功を収め、流行語となった。
MONDO CANEには何か裏の意味もあるという意見もあったが、台北の屋台食堂で住民が犬を食べながら歓談する場面があり、イタリア人には大変なショックであったに違いない。
あいにく原語(スペイン語スーパー)のものしか見付らなかったが、往時を懐かしみたい方は下記動画サイトをどうぞ!
http://video.google.com/videoplay?docid=-9062689025210174700#
http://video.google.com/videoplay?docid=-9062689025210174700#docid=-6843762180172868673

放射能禍?

ガマガエルの出現、まさか放射能禍による方向感覚マヒではないでしょうね? 
15日の朝日新聞夕刊によれば農水省は原発事故直後の3月19日には「乾いた牧草を与える場合は事故発生前に刈り取ったものだけを使う」との通達を(畜産)農家向けに出していたそうです。
福島牛のセシウム汚染問題が表面化したことで、地震・原発事故直後には国が放射能汚染の広域化を恐れ関係各方面に通達を出していたことが発覚しました。
それにしても、遠く離れた白河市で刈られた稲藁から基準値を上回る放射能が検出され、それを飼料として食べた浅川町の肉用牛42頭のうち14頭が横浜市に出荷されていたというのですから驚きます。枝野さんは「直ちに健康に影響はない」と言うのでしょうし、そもそも我が家では最近牛肉なんてめったに食さないから健康にも家計にも影響はないけれど…。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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