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11・12円海山ウォーク&トーク

秋の円海山護念寺を堪能しました  初めて知る寺と緑の由来

夜半には雨も上がり、朝から次第に青空が拡がり絶好のハイキング日和となった12日の土曜日。
横浜栄高校正門前には30分ほど前から署名の会の仲間のほか、ブログの記事や5日の「栄区民まつり」会場で受け取ったチラシを見てという方など30名ちかくの市民が集まり、定刻の10時過ぎにスタート、池の下広場から瀬上池、大丸広場を経て、足早にいっしんどう広場へ。

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道すがら希少植物に目をとめて…(場所はヒ・ミ・ツ)

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いっしんどう広場からの眺め。富士の英姿は写らず

あいにく抜けるような青空とは行かず、関東の富士見100景ビューポイントからの眺めはイマイチでしたが、広場の爽やかな木洩れ日の下のベンチで早めの昼食をとった後、NHK電波塔の脇から今は閉鎖されている舗装路を下って12時15分前には護念寺へ。

12時過ぎから、いよいよ今回のウォーク&トークのメイン・イベント。
本堂内で、法要を終えたばかりというご住職・苅部恭明師から1時間あまりにわたり、円海山のこと、護念寺のこと、瀬上をめぐる開発のこと、本堂再建にまつわることなど、ウイットに富むお話を伺いました。

江戸時代の初期に創建された護念寺は、円海山一帯に広い寺領を有していたものの檀家を持たなかったこともあり、養蚕や杉や竹(孟宗竹)の造林に加えお灸などの事業を行うことによって経営を維持し山の緑を守ってきたというのですね。
また「瀬上地区の実情はよくわからないが」との前置きながら、参加者からの質問に答える形で、人口減社会の到来により住宅事情の変化が予測される中で、円海山麓に連なる市街化調整区域の緑をつぶして大規模な住宅建設を行うことへの疑問をきっぱりと指摘されたことが印象的でした。

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記念撮影前のワンショット。まだ全員揃わず…。
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古色蒼然たる鐘楼 みごとな孟宗竹の林

その後、刷り上ったばかりという来年の日めくりカレンダーが1冊ずつプレゼントされ、一同恐縮しつつ現地で散会となりました。

■資料:当日配布の近隣マップ

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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