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開発めぐる横浜市の動き

「適正に対応します」 3週間ぶり、市長からの回答届く

8日(水)夜、上郷地区センターで開かれた署名の会の例会で、先の「公開質問状」に対する林市長名の回答の写しが配布されました。

紋切り型のお役所言葉を列ねた公文書にしては珍しく、担当部局である「都市整備局専用」の朱印が大きく左に傾き斜めに押されています。年度末近く、来年度予算審議をめぐり忙しい時に……回答作成に苦労?した担当者のそんなウンザリ気分が、つい公印を押す手元を狂わせたのでしょうか?

これが「市民目線」を強調し、民間からの人材登用に積極的といわれる林市長の市民に対する流儀だとはとても思えないのですが、それにしても木で鼻をくくったような文言が短く連ねられており、なぜ3週間もかかったのか不明です。逐条的な評価、批判に先駆けてとり急ぎ全文を紹介します。

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No title

市長回答について
1、(整、開、保)について
今回の提案は市街化区域に編入する位置づけになっておりませんが、と認めながら、「骨格的な都市基盤の整備に当たっては…」として、容認していますが、この開発計画が、なぜ、横浜市の「骨格的な都市基盤に当たるのか」まったく理解できません。
2、栄区まちづくりについて
 質問状でも言ってるように、上位計画で言っている、この地域について「まちづくり」はふさわしくないと、当時の区長と大論争をして、行動計画から除かれたものです。この経過を無視して、市側が、上位計画を持ち出すことは、区民の意思を全く無視することで許されないことです。
3、選挙公約については、
 選挙民である市民を裏切る行為で、許されることではありません。地権者とのバランスを言い出していますが、最大の地権者は東急です、市長回答は、事実上東急提案を容認するものであり、「緑の保全は大変重要」という言い草は、市民をだます言葉としか聞こえません。横浜市民は、今回の東急提案のような事態に備えて、緑地保全のために「緑税」をおさめてきました。
 市長は、市庁官僚の言い分に惑わされることなく、公約を守って、「緑地の全面保全に」転換すべきです。

No title

公印が傾いているのは、担当課長または係長がこの文書の内容に不満か、または公開質問をした相手を馬鹿にしているか、どちらかだと思うなあ。だって就職試験の履歴書や、目上の人間に出す文書に押印をする場合、こんなズサンな押し方をしたら、それだけでルーズな人間だと判断するもの。
個人名の署名やサインが傾いていたりクセ字や悪筆の場合はあるけれど、捺印というシステム自体、もともと形式を重んじる場合の慣例。そんなことを百も承知でこんな市長名の回答を寄こすとは、よほどの大物か? よほどのボケ?
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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