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上郷開発NO! 地権者?の動き

あからさまな多数派工作? 地権者ら「開発賛成」の公述申出書1124人

8日付け神奈川新聞は上郷開発をめぐって地権者らが開発賛成の公述申出書1124通を横浜市に対して提出とのニュースを大きく報じました。

上郷開発事業をめぐっては、「上郷・瀬上の自然を守る会」が前回提案時の反対署名約9万4000筆(この時は私たち「署名の会」取り扱い)を大きく上回る11万余もの署名簿を先に市長及び市会議長宛てに提出し、開発計画の不採用と緑地保全を求めましたが、地権者を束ねる事業者サイドは横浜市環境影響評価審査会(アセス審)における厳しい質疑の連続や2度の説明会で改めて示された自然環境の保全保護を求める多くの市民の動きに危機感を抱き、周辺住民?をまきこんで公聴会での多数意見形成を狙ったものと思われます。

公聴会が開かれるのは5月20日(火)の夜、桜井小学校。
横浜市による公述人の決定は「公述の申出が多数の場合には、意見の趣旨を同じくする方の中からそれぞれ抽選を行い、10名程度を選定します。」とあるように、開発計画をめぐる様々な立場の意見を公開の場で明らかにすることによって計画案の是非を問うもので、必ずしも公述希望者の数に左右されないようですが、担当部門の都市計画課がどういう公述人選定を行なうか注目されます。



 神奈川新聞 4月8日

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態度で示せ

地権者が1000人以上もの公述書を集めて市に開発認可を申し入れたと言うけれど、舞岡上郷線を通すにあたって道路局とどんな約束事があったのかなア……。おいら約40年ほど前からあのあたりの開発状況を見てきたけれど、アップダウンが激しくて、畑や田んぼにしたってごく一部を除けば日当たりも悪くて、ま、もともとが市街化調整区域として残すのが当たり前のような土地だった記憶がある。自分の土地をどう使おうが勝手だ、開発がダメならてんでに開発して墓地やら資材置き場やらめちゃめちゃな環境になるぞ、などという趣旨の発言も漏れ聞くが、まだそんな身勝手な言い分が通るのかねえ。先祖代々あの土地を守ってきた、愛着があるというなら、とにかく一日も早く農作業を再開し土地への愛着を態度で示してほしいよな。

私財、そして同時に公共財

3月24日の説明会に参加し、26日にこのブログの掲示板に記事を投稿した者ですが、今回のブログ記事を読み、その一部をコメントに引用します。

24日の説明会で、一番先に指名された地権者は「舞上線道路建設時に土地を提供し(無償ではない)、貢献した。30年間も我慢してきたから、開発され宅地となった土地を受け取ることを願っている」というようなことを、まさに正直に吐露されました。
しかも驚いたことに、「その間土地の手入れを怠り、荒れてしまったのは地主の責任であるにも関わらず、開発が許されなかったからだ」と責任転嫁しておられるのはいただけません。

確かに、かつての右上がりの経済成長期には住宅地のニーズも高く、止むを得ず緑地を壊し宅地に変えた経緯があり、その時の地権者はいい思いをしたかもしれません。
しかし、人口減で住宅地のニーズがなくなったいま、「開発が認められなかったら、乱開発となる」などと脅しにも似たようなことを言われるのは私権の振り回しではないでしょうか。土地は私財であると同時に公共財でもあり、都市計画法などで市街化調整区域については開発を抑制する区域として、私権の行使に制限をかけているわけです。

ここは、横浜市という提案採否のカギを握る巨大行政が、都市設計にあたって単に利権間の調整に留まることなく、確固たるポリシーとビジョンを打ち立て、緑地の全面的な保全という大英断を下すことが期待されています。

この都市計画提案制度を駆使して行う開発提案は、採択されれば全国で初めての市街化調整区域の市街化区域への編入を伴う開発となります。横浜市がどのような判断を下すか、日本中の自然保護団体が注目しています。
よもや、行政自らが墓地・墓地と私権の乱用となってしまうことを臭わせ、仕方なく開発を認めることにはならないよう願って止みません。

公述人急増のワケ

開発地区に土地を持つ地権者が100人足らずなのに、なぜ民間デベロッパーである東急建設による自然環境破壊につながる開発事業計画案の賛同者と思われる公述人が1000人以上も出たのか疑問だったが、コシイシとかいう市会議員のレポートを見て納得。たしかこの人は角田和宏という地元の大ボス議員の後継者で実の娘。それが計画に賛成し、意見を市に出そうと呼び掛けている。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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