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上郷開発NO! 5・20公聴会の記録

開発賛成派の公述概要と問題点  資料:9名は何を主張したのか

20日(火)夜7時から開かれた公聴会の会場は4月の説明会と同じく市立桜井小学校の体育館。開会前にはおよそ200名近い参加者で場内はほぼ満席となり、配布資料が不足し、開会冒頭で市側が頭を下げる場面も。

公述は当初の公述指名者の50音順に行われ、賛成9名(うち欠席で代理人が書面代読2)、反対4名(うち書面1)が次々と賛成・反対を訴え9時前に終了しました。なお13名のうち女性はわずか1名にとどまりました。

開発賛成の立場からの公述で主張された「言い分」の主要な論点は次の通り。(順不同)
なお「言い分」の問題点を項目ごとに⇒以下に記した。

1.今回の開発計画がダメになったら、個々の地権者の土地利用によって乱開発となり、緑の環境が破壊される。
 ⇒ 行政もよく用いる開発推進の論理(脅し?)。地権者の見識が問われるし、区域総面積32ヘクタールの瀬上沢一帯の土地の区切りとして網の目のように存在する赤道(公有地で田畑のあぜ道部分)を国や市が地権者に払い下げなければ車の通行が可能となる道路の敷設はできず土地利用は規制される。

2.開発と抱きあわせで舞岡上郷線の道路建設に協力したが、道路だけが先行して建設され、開発は成らず長年我慢してきた。地権者は宅地としての土地を受け取る権利がある。 
 ⇒ 土地の提供は有償で行われている。市との間でそんな約束があるのなら公開を求める。

3.開発で上郷地域が活性化し人口減少に歯止めがかかる。    
 ⇒ 開発を抑制すべき市街化調整区域だからこそ自然環境保全を訴えている。郊外部の人口減・高齢化による地域の活力低下はそうした新規開発では改善されない。人口減と空き家増大の中で市街化区域への区域区分変更による宅地造成・住宅建設は不要だ。

4.開発が行われないまま放置され舞上線が老朽化し強度が危機的だ。 
 ⇒ 署名の会などによる指摘と追及で既に補修工事が行われており現状では緊急事態ではない。また本来道路は行政が手当てをするものだ。開発と抱きあわせの旧弊を排し、当面は市が交差点改良など行えばよい。

5.舞上線周辺は樹木などで覆われ防犯上問題だ。
 ⇒ 過疎地域の防犯強化は開発前提でなく早急に見直し実行すべきだ。

6.瀬上池につながる小川アメニティ沿いの樹林は大木になり崖の崩落で危険だ。里山として手入れをすべきだ。
 ⇒開発待ちで樹林地や田畑を荒れるがままに放置してきたのは東急建設や地権者だ。地権者なら自ら率先して里山としての手入れを行うべきでは?

7.開発反対の署名11万は疑わしい。市は「11万の署名を重く受け止める」という言葉を撤回すべきだ。
 ⇒市民の98%以上が緑地の保全と緑の増大を願うというアンケート結果が、栄区民全体にもほぼ匹敵する11万の署名の背景にある。   

反対4名、開発計画案の問題点を列挙                  
一方、この日、開発に反対する立場からの公述は4名でした。
守る会メンバーでもあるIさん、Fさんの公述は落ち着いており、内容的にも開発計画案の具体的な問題点を列挙し、東急建設の主張をなぞり事実誤認も多く荒っぽい論旨展開が多かった賛成派の意見を圧倒していました。
また欠席で市側が代読した開発反対の意見のSさんは、技術的立場から排水、盛土、地盤沈下の問題点をするどく指摘しました。私たちの論旨とほぼ同一です。
このほかYSさんは環状4号線(六浦街道)本郷車庫前の渋滞激化のことを中心に開発計画の批判をしました。

なおこの日の会場の片隅にはダークスーツ軍団の元締めともいうべき東急建設の上郷開発プロジェクトチームリーダーのIさんが周辺に睨みをきかせるように陣取っていました。

追記:憂うべき問題発言
賛成派の公述7は公述人の10番手として立ち「ヘイトスピーチ」で喝采を浴びたYさんのもの。
なお「ヘイトスピーチ」って何?という方のために「ヤフー知恵袋」のアンサーを一つ紹介します。
言論の自由とは言うものの、公衆の面前で使う言葉やそれに対する拍手喝采などのふるまいには節度がほしいですね。
横浜市がこのYさんの発言内容をどういう形でまとめ建築局のHPに記録として残すか注目しています。(M&M)

ヘイトスピーチとは「死ね」とか「抹殺しろ」とか、憎悪の言葉を使って公の場で表現することじゃないですか?
だから質問者様のように、「最低!」という感想を友達との雑談程度の会話で発言することは、ヘイトスピーチとはいいません。
お友達は、最近知ったこの言葉を使いたかっただけじゃないですか?
それか、あなたが挙げた国の中に自分の好きな国が入っていたので、過剰に反応しただけだと思います。

質問者様の発言程度のことさえヘイトスピーチだと非難されるようなことになれば、自由に発言できる日本の言論の自由が保障されなくなります。

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言い足りない!

ブログ記事の1.2.3について、もっと言いたい!

1.地権者は開発が許されなければ、今ある好ましい?地権者の結束が崩れ、結果、資材置き場や墓地になる(自分がやらなくても、転売を余儀なくされたら土地を買った悪質な?業者がやりかねない)という回りくどい脅迫である。

そもそも市街化調整区域の土地には、その用途に厳しい制限がかけられていて地権者の思うがままにならないことは、提案の採否判断が行政に委ねられていることを見れば、明快である。

行政は一私企業の利権の調整役に成り下がることなく、税金を投入して蓄積した幅広い情報・資料を活用して確固たる緑地保全政策を織り込んだ都市計画を打ち立て、大所高所から提案の不採択を淡々と決定すればよろしい。

2.住宅地ニーズがなくなったいま、バブル期に土地を高値で売って良い思いをした者と同じ利益を受ける権利を主張する地権者の見果てぬ夢。

かつて開発された住宅地に住みながら、これからの開発に反対するものは怪しからんという向きもあるが、住宅地の必要がなくなったいま、ヒトは貴重な緑地を壊すことなく、最小限の環境負荷を心掛けるべき時代となっている。

3.住宅が必要なら、駅から1キロ以内の市街化区域にいくらでも適地がある。行政の都市計画の長期的展望の欠如により、郊外部の住宅地が広がりすぎた付けを、駅から概ね1キロの市街化調整区域の緑地を潰して市街化することで支払うことは許されない。

人口減で住宅地のニーズがなくなったのだから、不要な住宅地を造成しても、人口の移動が生じるだけであり、産業構造や福祉政策の変革が伴わなければ人口は増加しない。逆に、開発することによりこの横浜で限界集落化問題などが発生する可能性がある。これらを展望した包括的な都市計画の見直しが必要。

公聴会断想 横浜市の不作為

公聴会の発言録はいつ市のHPで公開されるのだろうか?
5月20日夜に桜井小学校で開かれた横浜市主催の公聴会。そもそも公聴会とは市政推進のために市民から意見を聴く公式会合のことである。が、多くの傍聴席は背広姿が占めていた。東急関係の社員らしい。責任者の今井氏もその中にあった。
東急建設のパンフレットをまる写しにしたような発言と地権者の金銭欲丸出しの発言ばかりが続く。まさに「東急建設の東急建設による東急建設のための公聴会」である。この雰囲気に調子に乗った公述人から「開発反対派は死ね」とか「開発反対派は地球から消えろ」とか驚くべき問題発言が飛び出した。
横浜市が主催するれっきとした公聴会という公けの場で公述された発言である。司会進行の佐藤都市計画課長はこの発言を制止することもなく、また発言を不適切とする見解もなかった。こうした発言が公序良俗に反し人格権を否定するものであることについて無感覚であることに唖然とせざるを得ない。
こうした発言は無効とするか削除すべきであるが、市に問い合わせるとそういうことは考えていないという。鈍感としか云いようがない。驕れる東急と鈍感横浜市の合作があんな暴言がまかり通るゆがんだ公聴会を生みだした。市はどんな議事録を作成するのか、見ものである。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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