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鞆の浦訴訟 県の控訴への抗議声明

瀬戸内の名勝「鞆の浦」の埋め立て架橋計画をめぐる訴訟。広島県が15日に先の広島地裁判決を不服とし広島高裁に控訴したことに対して、原告団&弁護団が抗議声明を発表しました。
一度決めたら「止めない・止められない」という、ブレーキの故障した暴走車もどきの公共土木工事計画。県の対応は時代の流れに逆行しているとしか思えないのですが、さて?
開発と環境保全の問題に関する関連資料として掲載します。             

            広島県の控訴に対する原告団・弁護団声明
 
 鞆の浦埋立架橋計画の違法性を認めた広島地方裁判所の判決に対して、広島県は控訴した。
 広島地裁は、鞆の景観の歴史的文化的価値を踏まえ、それが「国民の財産」であるとともに、地域に住む人々の豊かな生活環境を構成していると認定した。そして、本件埋立架橋計画が鞆の景観の価値を適切に評価していないこと、計画に伴う混雑度への対処など生活環境改善の諸効果に関しても代替策の検討等が適切になされていないことを厳しく指弾し、埋立免許を行うには調査・検討が不十分であって合理的な裁量の範囲を逸脱しているとした。国土交通大臣も、この判決を踏まえて、本件計画に対する認可は当面出さない旨、明言している。
 無駄な公共事業の見直しは日本の最重要課題でもある。本件埋立架橋計画の根本的な問題点を考慮すれば、広島県及び福山市は本件計画を速やかに白紙撤回し、多様な地域住民の声や鞆の保存を求める世界の声を素直に聞き、裁判所の指摘した問題点を再度調査検討した上で、歴史的文化的景観と共存した地域の生活環境の改善を実現する道を模索すべきであった。そのような合理的な選択を放棄し、全く反省もせず控訴したのは誠に遺憾である。
 原告団と弁護団は、このような広島県の対応に対し、計画撤回まで徹底して戦い、「国民の財産」と評価された鞆の景観を守り抜く所存である。

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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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