上郷開発NO! アセス審レポート準備号
「不安を煽るな」 とトンデモ発言! アセス審で菊本委員がブログ記事などを批判
17日(火)午前開かれた横浜市環境影響評価審査会(アセス審)で、出席した菊本委員(横浜国大、土壌工学)が上郷開発問題についての審査終了前に特に発言を求め、東急建設による計画案の地盤面(土壌工学関連)について安全とのお墨付きを与えたいわゆる「菊本調書」(市の職員が代読)に疑義を呈した5日付けブログの記事などや署名の会・守る会、瀬上沢基金などの反対運動を名指しする形で「周辺住民の不安を煽るものだ」と批判しました。
本ブログは瀬上沢緑地の開発に反対する立場から事業計画の様々な問題点を指摘、また開発計画を環境影響評価の面から審査するアセス審の審議のあり方についてもコメント投稿を紹介する形で市民運動の立場から疑義を呈してきましたが、こうした場で有力な審査会メンバーが市民運動の活動や主張を取り上げ「不安を煽るものだ」と非難することは、公聴会におけるヘイトスピーチの放置&黙認?同様、きわめて異例です。
この日は署名の会および守る会それぞれの代表世話人や瀬上沢基金の代表者など十数名が傍聴していました。
アセス審は次回6月30日には上郷開発問題に関する報告書をまとめる意向とされているだけに、上郷深田地区の開発の問題点をあらためて浮き彫りにする意味で、5日付けブログでも紹介した「地盤災害は土地の歴史と密接な関係」と題する菊本委員自身の講演の記録、またとり急ぎ17日の審査会を傍聴した市民のコメントを紹介します。
資料1:地盤問題に関する菊本准教授の見解
https://docs.google.com/file/d/0B-OH0lM_Q0oEUzhRbUdkd1JtRnc/edit?pli=1
資料2(投稿コメント):市民に不安を煽る? 2014-06-20 00:01 by 「Tree Hugger」さん
6月17日のアセス審査会を傍聴した。
菊本委員は、このブログを名指しし、「自分が開発にお墨付きを与えたように書かれているが、アセス審査会として軟弱地盤は問題がないと判断しただけである。」と述べ、また「緑地保全を訴える団体が、ホタル保護など採りあげるならともかく、軟弱地盤問題を採り上げ不安を煽るのはおかしい」とまで言及した。
アセス審査会が開発計画地の軟弱地盤について問題なしとすれば、都市計画提案評価委員会において、提案を採択する要件が整ったこととなる。アセス審査会は提案の採否を決める立場にはないかもしれないが、採択への道は開いたこととなる。
また、緑地保全を訴える市民団体が、横浜市が国交省の指示により公表した「大規模盛土造成地の調査図」に含まれている開発計画地の軟弱地盤への造成に対し、一般市民感覚として不安を抱くのは極めて自然な事である。
菊本委員が、地盤工学の専門家として昨年行った講演会において地盤災害から身を守るための4ケ条を示し、
(1)どんな土地か調べましょう
(2)引っ越しましょう
(3)災害に強い家に変えましょう
(4)とにかく逃げましょう土地柄を調べて
と一般論として述べているのは、現にその地に住んでいる人に対し不安を煽っていることとなる。
この開発計画地の軟弱地盤については、自分が調べて問題なしとしたのなら、講演会で一般論を述べる時には、「菊本がOKしたところは問題ないが」と断る必要があろう。
緑地保全団体は、未だ住民が住んでいない市街化調整区域の開発について、これから検討されるにあたり、安全性に懸念のある軟弱地盤への造成をしないよう訴えている。
菊本委員が緑地保全団体が、埒外の軟弱地盤問題を採り上げ、未だ住民の存在しない開発計画地について不安を煽ったというのならば、彼は講演会で地盤問題の専門家として、まさしく実際住んでいる人たちに向かって不安を煽ったこととなるが、どう釈明されるのか。
これについて、菊本委員のお答えをいただきたいものである。
17日(火)午前開かれた横浜市環境影響評価審査会(アセス審)で、出席した菊本委員(横浜国大、土壌工学)が上郷開発問題についての審査終了前に特に発言を求め、東急建設による計画案の地盤面(土壌工学関連)について安全とのお墨付きを与えたいわゆる「菊本調書」(市の職員が代読)に疑義を呈した5日付けブログの記事などや署名の会・守る会、瀬上沢基金などの反対運動を名指しする形で「周辺住民の不安を煽るものだ」と批判しました。
本ブログは瀬上沢緑地の開発に反対する立場から事業計画の様々な問題点を指摘、また開発計画を環境影響評価の面から審査するアセス審の審議のあり方についてもコメント投稿を紹介する形で市民運動の立場から疑義を呈してきましたが、こうした場で有力な審査会メンバーが市民運動の活動や主張を取り上げ「不安を煽るものだ」と非難することは、公聴会におけるヘイトスピーチの放置&黙認?同様、きわめて異例です。
この日は署名の会および守る会それぞれの代表世話人や瀬上沢基金の代表者など十数名が傍聴していました。
アセス審は次回6月30日には上郷開発問題に関する報告書をまとめる意向とされているだけに、上郷深田地区の開発の問題点をあらためて浮き彫りにする意味で、5日付けブログでも紹介した「地盤災害は土地の歴史と密接な関係」と題する菊本委員自身の講演の記録、またとり急ぎ17日の審査会を傍聴した市民のコメントを紹介します。
資料1:地盤問題に関する菊本准教授の見解
https://docs.google.com/file/d/0B-OH0lM_Q0oEUzhRbUdkd1JtRnc/edit?pli=1
資料2(投稿コメント):市民に不安を煽る? 2014-06-20 00:01 by 「Tree Hugger」さん
6月17日のアセス審査会を傍聴した。
菊本委員は、このブログを名指しし、「自分が開発にお墨付きを与えたように書かれているが、アセス審査会として軟弱地盤は問題がないと判断しただけである。」と述べ、また「緑地保全を訴える団体が、ホタル保護など採りあげるならともかく、軟弱地盤問題を採り上げ不安を煽るのはおかしい」とまで言及した。
アセス審査会が開発計画地の軟弱地盤について問題なしとすれば、都市計画提案評価委員会において、提案を採択する要件が整ったこととなる。アセス審査会は提案の採否を決める立場にはないかもしれないが、採択への道は開いたこととなる。
また、緑地保全を訴える市民団体が、横浜市が国交省の指示により公表した「大規模盛土造成地の調査図」に含まれている開発計画地の軟弱地盤への造成に対し、一般市民感覚として不安を抱くのは極めて自然な事である。
菊本委員が、地盤工学の専門家として昨年行った講演会において地盤災害から身を守るための4ケ条を示し、
(1)どんな土地か調べましょう
(2)引っ越しましょう
(3)災害に強い家に変えましょう
(4)とにかく逃げましょう土地柄を調べて
と一般論として述べているのは、現にその地に住んでいる人に対し不安を煽っていることとなる。
この開発計画地の軟弱地盤については、自分が調べて問題なしとしたのなら、講演会で一般論を述べる時には、「菊本がOKしたところは問題ないが」と断る必要があろう。
緑地保全団体は、未だ住民が住んでいない市街化調整区域の開発について、これから検討されるにあたり、安全性に懸念のある軟弱地盤への造成をしないよう訴えている。
菊本委員が緑地保全団体が、埒外の軟弱地盤問題を採り上げ、未だ住民の存在しない開発計画地について不安を煽ったというのならば、彼は講演会で地盤問題の専門家として、まさしく実際住んでいる人たちに向かって不安を煽ったこととなるが、どう釈明されるのか。
これについて、菊本委員のお答えをいただきたいものである。