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自然災害との向き合い方 2:水害

いたち川増水で道路など冠水 18号台風を振り返る 

18号台風による土砂災害で死者2名を出してしまった反省から、19号台風接近を前に「危機管理」のあり方を大きく変え「減災」への備えを発信し始めた横浜市。
というわけで、人命こそ失われなかったものの、市内各地で大きな被害をもたらした台風18号による水害についても、上郷開発がらみで検証のためのデータを残しておきたい。

区民を驚かせた「横浜市の一部に避難勧告」というニュース
台風は6日の午前8時過ぎ浜松市付近に上陸し、強い勢力をたもったまま関東地方を暴風域に巻き込み北東へ進み太平洋に抜けたのですが、各地の被害状況については7日以降の新聞報道におまかせするとして、何よりも私たちを驚かせたのが6日明け方から台風18号関連のニュースを流し続けたNHKで、10時半過ぎにいきなりテロップで流れた「横浜市の一部に避難勧告」という文字。

NHKの「NEWS WEB」によれば、市が避難勧告を出した5分後には早くも次のように報じています。
横浜市の一部に避難勧告 10月6日 10時31分
横浜市は午前9時35分までに新たに栄区などのおよそ2900世帯に避難勧告を出しました。
避難勧告が新たに出されたのは、▽栄区桂町の2306世帯、▽栄区柏陽の519世帯、▽旭区川井本町の100世帯、それに▽磯子区杉田2丁目の1世帯です。横浜市では、このほか港南区下永谷1丁目の508世帯にも避難勧告が出されています。


というわけでその直後からメールが飛び交い、昼過ぎには瀬上沢通信員のIさんから次のような第1報が届きました。
6日 13時
1時間ほど前に、瀬上沢からいたち川へのバイパス管取水口に行ってみました。
バイパス管に水が呑み込みきれず、道路が約10cm冠水し、あふれた水は瀬上沢に沿って流れていました。
たまたま出合った上郷町在住のTさんによれば、冠水は最大時では約30cmあったそうで、栄高校下から冠水していたようです。
城山橋観測地点で溢水水位の3mを8:40~9:40にわたって突破し、最大は8:50の3.28mでした。
雨量は9時の49.5mm/hが最大で、この降雨の積算雨量は240mmとなっています。
http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/kikikanri/weather/top/fire_rain.html
横浜市は50mm対応ができているという前提で、守る会の申入れに対して回答をしていますが、早くもこの前提が崩れたわけです。


資料:監視カメラがとらえた水位急上昇の実態
氾濫水位相当180cm、避難判断水位相当240cm、そしてついに溢水水位相当の300cmを超えた台風18号によるいたち川の増水。
避難勧告が発令された6日(月)午前9時半から解除された午後2時半前後、監視カメラがとらえた映像を紹介します。


 ・60_convert_20141014235119 6時 98cm
 9・匁律・兩convert_20141014235855 9時 320cm  溢水水位を超えた!
 11_convert_20141014235302.jpg 11時 232cm
 14譎・convert_20141014235347 14時 114cm
 15譎・convert_20141014235426 15時 101cm

なお19号では13日19:10、「栄区付近では、今後1時間のうちに豪雨が予想されますので、ご注意ください」という緊急観測情報が発信されたのですが、幸い13日20時の段階での最高水位124cmにとどまり、本レポート発信時の15日0時段階では5cmと平常。

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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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