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上郷開発NO! 11・30「説明会」速報

市の開発提案への疑問あいつぐ 参加者からオザナリ答弁に批判の声

11月30日(月)夜に栄公会堂で開かれた横浜市による上郷猿田地区における「都市計画素案(案)」の説明会には約300名の市民が参加し、市による素案案の説明を受けた後、わずか1時間足らずという限られた時間の中で市側への質問や地権者による賛成意見の表明などが行われました。

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  special thanks to 神奈川新聞 12月2日横浜版

神奈川新聞のニュースが示すように「住民の賛否」が改めて明らかになったのですが、質問の多くは人口減社会に直面する中で、郊外部である上郷地区の市街化調整区域の貴重な緑をつぶし、しかも深田という地名が示すように土砂災害の恐れがある深い谷戸地で、なぜ新たな宅地造成を行うのかという素朴で基本的な質問。

市は東急建設の開発事業計画案を引き写し、港南台駅から直線距離で約800メートルという近さを素案案のセールスポイント?にするのですが、既成市街地である港南台駅から直線で350~700メートル?足らずの港南区の藤が沢など、あるいは栄区内唯一の駅である本郷台駅から直線で450メートル足らずの国家公務員住宅の撤退などにより、大規模な敷地を有する市街地再開発の機運が生じている矢先であるだけに、都市計画マスタープランなどへの適合を論拠とする地域まちづくり課&企画課(都市整備局)、都市計画課(建築局)など担当部局の課長のおざなりの一般論に終始した答弁に対して、参加者からは「説明になっていないぞ」という厳しいヤジも。(なお引き続き素案案への批判の声を特集予定です。)

参考資料=国家公務員宿舎削減にともなう近隣地区の空地例(平成27~28年度に売却?) 
  注:いずれも現在空き家状態で居住者0?
・日野南3丁目      2834平方メートル  港南台駅から直線で約350m
・日野南4丁目     13990平方メートル   〃          約700m
・日野6丁目      24872平方メートル    〃         約1800m
・小菅ヶ谷1・2丁目 約73000平方メートル  本郷台駅から直線で約450m

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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