上郷開発NO! 公聴会開催速報

開発反対6、賛成5が公述 満席となった栄公会堂 “公聴会ジャック”不発に

18日(火)夜、栄公会堂で開かれた公聴会。
会場となった講堂には夕闇が濃くなった6時半過ぎから、開発事業者側の関係者と思われるダークコート姿の中年?の男たちに交じって、カラフルで軽やかなアウトドアファッション姿の若者たちが次々と吸い込まれていき、開会時刻の7時前には定員600余がほぼ満席となり、これまでの公聴会や説明会とは異なる雰囲気となりました。

なおこの日、公会堂の区役所側エントランス付近では上郷・瀬上の自然を守る会や瀬上沢基金、またパタゴニアのスタッフ有志の皆さんが参加者を出迎え、「横浜の緑を守ろう」とアピール、チラシを配布しました。

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 守る会の皆さん、寒風の中ご苦労様です
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 パタゴニアの皆さん、支援ありがとう!
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 ロビーは環境派?の若者たちでいっぱい

7時から始まった公述では1万余の公述申し出者から選ばれた公述人11名が制限時間@9分でそれぞれ「上郷開発計画 市素案」について意見を述べ、反対6名賛成5名となり、さまざまな角度からの反対意見に対しては大きな拍手が湧き、この日横浜市を代表して公述を受け取る立場の責任者(議長)となった建築局都市計画課の嶋田課長が注意する展開に。

ところで横浜市がこの日の公聴会の公述人として昨年暮れの抽選会で選んだのは13名。7000を超える開発賛成の公述申し出大作戦(?)で公聴会の流れを制すると予測された開発事業者&地権者側はなぜか2名枠が発言を辞退(あるいは当日欠席?)、この日公述したのは11名となりました。(詳しい公述内容については続報の予定)


■解説
12月20日に行われた公述人選出のための抽選会レポート(ブログ12.21付け)によれば、11月22日の〆切までに建築局都市計画課に届けられた公述申し出は、同16日の「都市計画の方針」及び「線引き見直し」素案に関する公述申し出からの繰り入れ分を加えて1万1228通に上り、うち取り下げ・無効など約1000通。
このうち上郷猿田開発計画に賛成する立場からの提出数は約7500通と推察され、ケタはずれの数量のみならず全体の応募者数の7割近くに達するという前代未聞の異常事態が明らかになり、事業者サイドによる“公聴会ジャック”が危惧されました。
しかし結果的には以下の分類によるA=賛成7、B=反対3、CDE=その他3の振り分けのうち「その他3」の全員が開発計画の問題点を指摘し自然環境や遺跡の保全を求める事態となり、公聴会における賛成多数の公述をバネに都市計画決定への流れを加速させようとした市&東急建設サイドの目論見?は大きく崩れることになりました。

 資料:都市計画課による公述申し出意見の分類と公述人振り分け
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泥試合の元凶

昨夜の公聴会では、開発賛成側の公述者2名が辞退ということで、7名を予定していた公述者は5名となった。

主催者である市は2名は辞退と説明したが、会場に現れず欠席となった可能性がある。本来公述する目的で申出書を提出したはずであり、補充者各3名を考えると公述権の可能性があった8名が辞退を表明したこととなる。公述意思があるなら代読も代理公述も可能であるのに辞退というのは摩訶不思議な事である。
7500もの申出書を提出したら、抽選番号から公述人に選定された人の存在は知りながら、何らかの理由で連絡が繋がらず欠席となることが十分考えられる。

結果として7500通もの申出書の提出が行われることとなったが、開発反対サイドもこれをある程度見越して、多数の申出書を提出するという、泥試合を演じざるを得なかった訳である。
もし、申出書の多数提出をやらなければ、開発賛否の差は大きくなっていて、市や都市計画審議会に開発GOへの格好の根拠を与えていたこととなる。

市は規定に従って公聴会を実施したというが、この泥試合の元凶は市側にある。2年前の東急の提案を採択した時の評価委員会の評価項目「ウ.周辺住民の(開発への)概ねの賛同」の記述では、「11万筆の開発反対署名が提出されたが、公聴会における賛否比率は8:2:3で賛成が多かった」と対比させている。開発賛成の署名888筆を対比させべきところそれには触れず、全く不公正な書き方である。

市にこれを質すと、意見は数や比率ではなく中身で評価するなどと尤もらしいことを述べるが、開発反対の圧倒的な民意を何とか打ち消そうと、この公聴会比を表面に出してきたものであることは明白であり、賛成側もこれに乗リ遅れまいと前回の広聴会から組織動員をかけているようである。今回は流石ボロが出てしまったと言えるのではないか。

市はいまだ、この評価項目「ウ.周辺住民の(開発への)概ねの賛同」が得られていると明言できていない。先日の素案の縦覧資料にあった「栄上郷町猿田地区の線引きの理由書」には「住民主体のまちづくりを検討し、合意形成が図られた区域であることから、区域区分を変更した」と記されているが、同時期に市のHPにアップされた市民意見のまとめにも、概ねの賛同は得られているとは記されていない。これについて素案説明会で質問したら、地権者の合意のことだと課長が答えたので、質問書を提出したら地域住民の合意のことだと回答があった。
更なる追及が必要である。
プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月、新たな動きが…?

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