上郷開発NO! 1・17公聴会速報(続)

賛否逆転、なぜ? 朝日、開発前提の記事修正へ ⇒下段に訂正記事

17日夜開かれた公聴会について19日付けの朝日新聞、神奈川新聞が大きく報じました。
しかし朝日は「計画への賛成6、反対5」と公述数値の取り違えをし、「バランスが取れた計画」「自然壊しての住宅不要」と賛否両論併記の大見出しを掲げたものの、開発予定地が小さく見える東急建設作成の俯瞰図を載せ、さらにこの日の公聴会の主役だった建築局(嶋田都市計画課長ほか)ではなく都市整備局の担当者のコメントを紹介、「市は17年度に計画を正式決定する方針だ」と、上郷開発計画そのものの問題点への言及を避けています。

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記事は横浜市関係者への直接取材に加え、守る会の井端代表世話人はじめ市民運動関係者への電話取材をふまえまとめられたものですが、市の世論調査結果や署名の会及び守る会による2度にわたる署名などを通じて開発反対の意見が圧倒的多数であり、この日の公述でも多くの市民が緑地保全や防災、また製鉄遺蹟保全を求める観点からなど上郷開発計画の問題点・課題を具体的に列挙したことをスルーしています。

横浜版のトップ記事で全5段抜き。大きくこの問題を取り上げたことは評価しますが、今回の開発計画が少子高齢化による人口減&空家増という社会状況下で「都市計画提案制度」を用いて市街化調整区域における大規模な宅地造成をめざすという、時代の変化に逆行する事業プランであることへの論究をぜひ期待したいものです。

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神奈川新聞も、具体的な数字で圧倒的な開発反対の民意を示し、計画がこれに反していると第一に公述された事実に触れていませんが、全体的には正確な賛否比率とともに、公聴会を実際に取材した記事と見受けられました。

「反対6、賛成5」 朝日が訂正記事を掲載
賛否両論の公述数逆転の記事を載せた朝日新聞は20日付け横浜版で小さな囲み記事ながら早速、「執筆の際に取り違え、確認が不十分でした」との訂正記事を載せました。あっぱれ、朝日。過ちを改むるに憚(はばか)ることなかれ。目先の開発利害を超え、横浜のまちづくり……都市問題・環境問題の観点から引き続き上郷開発計画の問題点を洗い直し、計画の是非について取り上げてくれることを期待します。(ブログ広報担当:M&M)


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◆関連情報
いろいろ問題の散見される朝日の記事ですが、19日、記事を読んだ戸塚区在住の読者が本ブログのコメント欄に次のようなうれしいメッセージを寄せました。

応援します
2017年1月19日の朝日新聞記事拝見。大いなる関心をもって読みました。 私の住所地(戸塚区南舞岡)から遠くないところ、逗子の娘宅への往復に利用する道路の周辺が保全活動の場所であることに気づき、かつ長い開発反対活動に多くの方々が参加されていることに敬意を表したく投稿します。
私は1980年代に現在の舞岡公園開設前の初期に多少ボランティア活動に参加した経験から、現存の自然をありのまま残すことがいかに重要かを身に染みて感じています。
記事にあるように人口減の時代に入り、住宅や商業施設は上郷地域には不要だと考えます。舞岡公園は今大変貴重な里山風景を残した近隣住民や来訪者の宝の公園になり、ここに住むことの幸せを感じています。いったん大規模開発された場合いくら「整備」と言えども、自然は破壊されます。ぜひ活動を盛り上げ計画案撤回を実現したいただきたいと思います。 ひこざえもん

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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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