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上郷開発NO! 大規模工事の現況レポート

舞上線沿線 激変する周辺環境  深田製鉄遺跡の「全容解明」なるか?

市道「舞岡上郷線」の西側で着々と進む大規模な土木工事。
東急建設による「上郷開発計画」の予定地の一画であるだけに、樹林地の様相を呈していた市街化調整区域の変貌は市民の耳目をそばだてずにはおきません。

既報のように、今回の大土木工事の名目は道路周辺に眠る「深田製鉄遺跡」の試掘。
工事はまず地目である「農地」の農業委による転用許可から始められたのですね。

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 現場周辺に張り巡らされた柵
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 工事はまず「農地転用許可」から始まった
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守る会が深田製鉄遺跡の「試掘」について、野七里の横浜市埋蔵文化財センター(埋文=市教育委員会の一翼)に確認した結果の概要をお伝えします。

・試掘は、すでに始めている。試掘期間は2月~3月の予定。
・見学については、要請されており予定しているが、時期はまだ不明。
・   〃    日程が決まり次第、東急建設が何らかの形で広報の予定。
・当初、試掘だけで終わるような答え方(開発と抱き合わせではないというアリバイ作り?)だったが、試掘で遺跡の範囲と内容を探り、「重要な発見があれば、試掘だけでは終わらないのではないか」という問いには、同意した。

なお今回、東急建設が発掘ではなく試掘と題していることついては、深慮遠謀が窺えます。
なぜなら、1986年から9カ月かけた発掘の概要記録では、「当初の予測に反し、極めて規模の大きい古代製鉄遺跡であることが判明し、その充実した内容から一部を未調査のまま埋め戻して保存するという関係者に合意を得て、調査を終了」と記されており、さらに今回、樹木を伐採したエリア(案内の地図にあったものと同範囲)から判断すると、前回の発掘で一部未発掘としている部分以外の広いエリアが含まれるのではないかと考えられるからです。

近隣の市民の皆さん、
みどり豊かな自然環境&住環境、そして文化遺産を守り、次の世代に伝えていくために、引き続き厳しい見守り活動をお願いします。
以下は市教委による文化財試掘の手順です。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/bunkazai/maizou/shikutsutejun.pdf 文化財試掘工事

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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