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上郷開発NO! 危うし製鉄遺跡(続々)

製鉄遺跡保全? 破壊? 「試掘」現場見学会で追究しよう       

明日16日(土)に迫った「深田製鉄遺跡」試掘?現場の見学会。
気象予報によれば、あいにく明日の横浜地方は朝方まで雨。昼頃には晴れるようですが、最高気温12度、最低5度とやや厳しいようで、吹きさらしの寒さへの備えが必至。

なおまた東急建設から示された見学会のガイド予定地は舞岡上郷線の東側で、しかも説明時間はわずか10分だとか。
製鉄遺跡の地理的な概要をつかむためには、大規模な樹林地掘削作業によって痛々しい切り株と赤土の肌を晒している西側(山手学院側)の現状を含め足で確かめることが必要ですので、足元の備えもお忘れなく。

というわけで、上郷開発計画のなし崩し的な着工を許さず、貴重な遺跡の保全に向けた現認報告の一端として、遅ればせながら瀬上沢通信員のIさんから送られてきた写真と解説文、また12日にブログ編集スタッフがとらえた現場のスナップをご紹介します。

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 横堰付近からの製鉄遺跡遠望(樹林が切られ、山手学院が露わに)
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 舞上線の東側(下部)の石碑からK1寄りの試掘現場

石碑と舞上線の間や舞上線を超えた上部には、沢山のピンクリボンでマークされたところがあり、これからの試掘の目印かもしれません。

しかし、見学会当日までにこの範囲を綿密に試掘することはできないと考えます。説明も10分間ということで、開発とは別に、「先行して発掘を行った」という証(あかし)を残すことが目的のようにも見えます。

なお開発計画予定地、瀬上沢沿いには次のような立て看板が立てられています。

bbDSCN1445_convert_20190309190320.jpg bDSCN1445_convert_20190309190443.jpg 

看板には次のような説明文が。
・都市計画の全体の約2/3に当たる20haの緑地を保全。
・人の手による適度な維持管理を行うことで里山の再生を目指す。
・生物多様性に谷戸を残す計画。現在、多様な動植物の生育・生息環境を確保するために湿地環境を整備中。

これまで地権者が所有する土地を適正に維持・管理してこなかったことに考えが及ばなければ、一般的には、この開発は好ましいと受け止めると考えられます。

道路に突き出て通行の妨げとなるような樹木の管理不行き届きは、当然、土地所有者の責任となりますが、緑地の維持・管理に対しては行政の対応も甘く、逆に行政側が「開発を認めないと、墓地や資材置き場になり乱開発となる」など、緑地の荒れ果てた状況を容認するような発言をしてきました。

6年ほど前には、今回の計画で樹林地として網かけされる瀬上沢の左岸上部の崖が崩れ、沢と遊歩道を塞ぐ事態が起きています。これは急斜面地に生えた木が大きくなり過ぎ、台風の強風で揺れ、大雨で緩んだ地盤諸ともに崩れ落ちたものです。
このように、樹木の管理不行き届きが原因で、瀬上沢全体で数か所の崖崩れが発生しています。

 20131031191018883_convert_20190316021038.jpg 崩落現場

注:2013年10月の台風による被害。当時のレポートは⇒http://segamizawa.blog54.fc2.com/blog-date-201310.html 崩落現場

試掘? それとも大規模造成の先取り? 舞上線西側部分の惨状(12日午後撮影)

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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