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上郷開発NO!  5・17&18説明会(速報)

計画推進? 新しい展望示さず 説明会、おざなりの説明&回答に終始

東急建設による「上郷開発計画」についての説明会が17日、18日の両日開かれました。急な会合設定のため守る会・署名の会の関係者も参加メンバーが少数にとどまりましたが、とり急ぎ概要をご報告します。

今回の説明会は昨年1月の都計審における地区計画決定(同年6月、公示)で示された事業区域や土地利用計画、造成計画、予定建築物等の概要があらためて説明されたものの、深田製鉄遺跡の試掘調査結果とのからみや近年の土砂災害をふまえた土地利用計画の見直しなど、社会経済情勢の変化をふまえた事業計画全般にかかわる新しい展望は全く示されず、併せて2時間弱という時間的制約もあって賛否両論の立場からの質疑応答でも開発の是非にかかわる発言は少なく、回答も一般論に終始、開発事業スケジュールに基づくおざなりの説明会となりました。

なおオリンピック特需?による土木・建築業界の厳しい企業環境に影響されてか、開発工事が再来年(令和3年)から4年の予定と提示されたことが注目されます。上郷開発予定地をとりまく港南台、本郷台、大船の各駅至近の市街地では再開発による大型集合住宅や医療モール、また商業施設などの建設が相次いでおり、ますますこの開発事業が不要不急の計画であり、郊外エリアの自然環境・住環境の保全と進化に向けて発想の転換が必至であることを物語るものとなりました。

説明会の参加者
 17日(金)150名程度、18日(土)100名程度
             *東急建設サイドは上郷開発事務所の担当者10名
説明内容
 ・「横浜市開発事業の調整等に関する条例」に基づく手続き
 ・開発計画方針とこれまでの経緯
 ・地区計画と土地利用計画
 ・宅地造成計画

質疑応答
条例に基づく説明内容に対する質疑応答ということで、2日にわたって代表世話人などが開発に反対する立場から、開発の地域社会に与える負の側面について、東急建設に企業の社会的責任を踏まえ開発の是非についていかに考えるかという前置きをして、いくつか主要な論点について、開発の取り止めを求める趣旨の指摘と質問をおこないました。(以下、続報で!)

なお今回の説明会は「横浜市開発事業の調整等に関する条例」に基づき開催されたもので、同条例では周辺住民からの意見書の提出が認められています。
下記添付の「開発事業の構想に対する意見書」フォームに記入し、東急建設(株)上郷開発事務所あてに意見書を提出して下さいますようお願いします。(23日消印有効です)


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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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