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上郷開発NO!  市会への陳情書・その2

天災への備え、後手? 「防災計画」の問題点、引き続き追及へ

署名の会&守る会は上郷開発計画の撤回を求める陳情に加え、8月29日付けで横浜市の「防災計画」の見直しを求める陳情書を市会議長宛てに提出しておりましたが、9月24日付けで回答が寄せられています。

台風15号による堤防の決壊、浸水で金沢工業団地で甚大な被害が出た直後であるだけに、天災への備えについて一歩踏み込んだ前向きの回答を期待する声もあったのですが、結果的には下記に示すように人災→「不作為の罪」を是認するかのようなそっけない回答でした。

陳情では、いたち川と柏尾川の合流地点におけるバックウォーター現象の検証を求めていましたが、今回の回答をふまえ道路局河川企画課に確認した結果、
・バックウォーター現象については、神奈川県が主管であり横浜市としては、検証を行わない。(これまでも、水害発生毎に検証は行っていない)
・県が浸水想定区域を公表し、市は、これを基にハザードマップを作成し、市民に周知している。県は、昨年1月に国の方針に基づき「想定最大の浸水区域を公表、市はこれに基づき新たなハザードマップを作成中であるが、想定最大浸水区域に当該バックウォーター現象を読み込んでいるかどうか、県に確認するつもりはない。

――という、木で鼻をくくったような返事。
市民の安全・安心に関わる問題の検証について、具体的に市民から提起されているにもかかわらず、横浜市のこのような姿勢は理解できず、台風15号による浸水被害への対応の遅れが追及された問題と併せ、今後あらためて横浜市の危機管理のあり方を問う声が高まることは必至です。

■資料1:市会議長宛て陳情書 (8月29日)

横浜市防災計画「震災対策編」及び地震防災戦略の見直し
について


2019年8月29日 市会あて陳情書(横浜市防災計画等の見直し)-1
2019年8月29日 市会あて陳情書(横浜市防災計画等の見直し)-2
■資料2: 同 回答書 (9月24日)
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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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