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東京新聞、舞岡上郷線問題を報ず

橋りょうに腐食 住民募る不安2009年12月29日

 今日29日(火)の東京新聞のWebサイト(TOKYO web)に舞岡上郷線の問題点を指摘する記事が掲載されました。この問題についてはブログの掲示板でさまざまな角度から意見交換が行われてきましたので、そちらもぜひご覧ください。以下、記事を転載します。(M&M)

仮設の鋼材がむき出しになった道路の側面=いずれも横浜市栄区で(注:写真省略)


 横浜市栄区で二十年近く仮設のままになった市道があり、市は来年度以降、本格敷設に向けた対策に乗り出す。開発工事の行方を、市が見定めている間に、市道の橋りょう部分に腐食が見つかり、付近住民から不安の声を挙がるなど、問題の場所だった。

 この市道は、同区上郷町の港南台297号線(約七百四十メートル)。「舞岡上郷線」と呼ばれ、環状3号線と4号線を結んでおり、利用する路線バスや大型トラックなども少なくない。昨年十一月の調査で半日の交通量は約一万四千台。

 周辺での大規模商業施設やマンション建設の開発計画があり、一九九〇年に仮設で使用が開始。市によると、市道は建設業者側が開発と一緒に最終整備することを約束したといい、「開発計画がどう決着するか見ていた」(市道路局建設課)ため、現在まで仮設のままだった。

 しかし昨年九月、市は「樹林地が変ぼうする」などとして、開発計画を認めなかった。ホタルが生息するなど、自然が豊かな地域で住民団体から反対の声も出ていた。

 この間、市道の橋りょう部分三カ所などの鋼材はむき出しの状態で、さびて腐食。継ぎ目や根元からは水漏れも起きた。

 市が委託した昨年度の調査でも「緊急性を要する損傷はなかったが、現行の設計に対応しておらず、付け替えの検討を」と指摘された。

 約十年前から対策を求めている地元のアスレチック施設経営高橋昭義さん(67)は「橋が壊れるんじゃないかと思う。市はこれまで『やる』と言っても、今までやっていない」とした上で、今後の市の対策についても「どんなふうにやるのか、地元に説明してほしい」と訴えている。 (荒井六貴)

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プロフィール

上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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