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上郷開発NO! 埋蔵文化財保全問題(続報2)

開発事業者任せは行政の不作為だ
道路局長、市会決算委で“丸投げ”の答弁 13日

レポートが遅くなったのですが、13日(木)の市会決算第一特別委(局別審査)では、4日(火)の都市整備局&教育委員会関連に続き道路局関連案件について長谷川えつこ市議(立憲、栄区)の質疑が行われ、その中で上郷深田遺跡についての道路局の対応を質す質疑が行われました。
審査対象とした上郷深田遺跡関連の質問の要点は次の3つ。
 (1)舞岡上郷線建設時における遺跡の存在の認識
 (2)一部を未調査のまま発掘調査を終了した理由
 (3)今後の開発工事に伴う道路建設(拡幅工事)と遺跡の未調査部分の扱い

詳しくは市会HPの録画をみていただくとして、11:40のあたりから深田遺跡に関する質疑応答が始まっています。
が、あらかじめ質問が関係部署に提示してあって、それに対し用意した回答を高瀬道路局長および担当セクションである田中建設部長が読み上げるという、出来レース?な展開。
https://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=5192 

文書1-1

現状の「一部埋め戻して未発掘のまま道路建設を行った理由」に対し、田中建設部長は「埋め戻しで遺跡が失われることがないので、教育委員会と合意して決めた」と回答。
続く「4車線への拡幅工事の機会をとらえて、文化財保護法に基づき未調査部分の詳細な発掘調査を行うべき」という意見に対しても、道路局長は「拡幅工事は、栄区猿田地区都市計画提案に基づき開発事業者が対応するものと考えている。供用済みの2車線部分については、報告書の刊行について、教育委員会と調整していく」と、一応は前向きの答弁でした。

しかしこの間の世話人会メンバーによる市の担当者との折衝を通じて、市側答弁の問題点が明らかになっているのですね。
1)道路局と教育委員会との「合意の記録」の開示請求を行っていたが、「記録は存在せず」と不開示となった。
2)質疑の冒頭、地図で舞上線道路が遺跡包蔵地にかかっていることを提示したうえ、「4車線への拡幅工事の機会をとらえて」と道路下の遺跡調査を促しているが、道路局長は「開発業者の担当」と逃げたうえで、「供用済みの2車線部分については、報告書の刊行について教育委員会と調整していく」。つまり、4車線への拡幅部分は東急建設に調査をやらせ、既設の2車線部分は神奈川県の基準ができる前に完了しているので、基準が適用されないことを前提に、「教育委員会と調整していく」と含みを持たせているのではないか。拡幅部分を含む道路用地について、横浜市が取得済みであるならば、貴重な文化財保全の観点から、当然、開発事業者ではなく市自身が調査すべきではないか。
 
なおこの日の特別委における長谷川市議の質問項目は次の通りです。
地元選出である長谷川議員の問題提起と追及にはエールを送るものの、深田遺跡問題に限らずとかくおざなりな答弁で決算委を逃げ切ろう?とする市の今後の対応について、目先の開発事業により郊外区ならではの緑の住環境、貴重な埋蔵文化財などがこれ以上失われることのないよう、引き続きねばりづよい市政監視、働きかけが期待されます。
 1  横浜環状南線の整備推進
 2  笠間交差点改良事業の推進
 3  上郷深田遺跡
 4  バスネットワークの維持
 5  河川の安全対策の推進
 6  市民協働による川づくりと環境教育
 7  自転車の安全利用
 8  横浜マラソン
 9  コロナ禍における沿道飲食店等の路上利用の支援
10  道路を活用した財源確保の取組
11  その他

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上郷/署名の会

Author:上郷/署名の会
横浜7大緑地の1つ「瀬上市民の森」に連なる瀬上沢はホタルの自生地として知られ、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。またみどり豊かな里山風景を今に残し、古代の製鉄遺跡や江戸時代に使われた横堰などの文化遺産も眠る横浜市民共有の財産とも言うべき緑地です。
その瀬上沢に大規模な上郷開発計画が浮上したのは2005年。瀬上沢を愛し、それぞれに保全運動をしてきた市民は、2007年6月に「上郷開発から緑地を守る署名の会」を結成、開発計画の中止と緑地の全面保全を求める活動を開始し、同年12月、市内全域はもとより全国各地から寄せられた92000筆あまりの署名を添えて横浜市長と市議会に陳情書を提出しました。
2008年9月、横浜市都市計画審議会は計画を承認せず、「上郷開発事業」は中止となりました。しかし地権者でもある開発事業者・東急建設は引き続き「開発の意思」を表明。2012年1月、ついに第3次開発計画の事前相談書を横浜市に提出しました。私たち「署名の会」はあらためてこの開発プランの問題点を指摘、瀬上沢の全面保全を求めて新たな活動を開始しました。
そして2014年1月に始まった新たな動きがいま地域の住環境・自然環境を揺るがす重大な岐路に……。

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