上郷開発事業計画廃止(速報) Ver.2

東急建設 開発事業を廃止へ
~横浜市、2月28日付けで届出を受理~
ロシアによるウクライナ侵攻、トルコ&シリアの大地震、福島原発事故による汚染水の海洋投棄問題、60年超老朽原発の稼働容認案の国会上程等々、国内外での様々な社会不安を伴うニュースが続く中、4月の統一地方選挙を目前に、横浜における都市開発問題に大きな課題を投げかけてきた上郷開発問題で大きなニュースが飛び込んできました。
2月28日付けで東急建設が上郷開発事業の「廃止」の届け出を行い、即日受理。瀬上沢の開発予定地には3月1日、事業廃止の告知が掲出されました。とり急ぎお知らせいたします。


写真はいずれも長谷川悦子市議(栄区)提供
■署名の会&守る会が緊急声明を発信 3月2日
「上郷開発から緑地を守る署名の会」および「上郷・瀬上の自然を守る会」は2日、両会世話人会名で次のような緊急メッセージを会員そして市民宛てに発信しました。
上郷・瀬上の自然を守る会 会員各位
上郷開発から緑地を守る署名の会 会員各位
両会を応援していただいている皆様
このほど、上郷開発計画が廃止されたとの連絡が入りましたので、お知らせします。
「上郷開発を取り止め緑地を保全する運動」への皆様からの多大なご支援に感謝
いたします。
思えば、当初の都市計画提案による開発計画以来、約16年にも及ぶ運動でした。
2007年の1回目の計画の際には、開発を取り止め緑地保全を求める署名が9万
2千筆、2014年の2回目の計画では11万7千筆余の署名が集まりました。昨今
のネットを併用した署名運動でも5万筆を超えるものは少ないことを考えると、直筆
によるこの署名の数は、皆様の緑地保全への思いがいかに強く大きかったかを物
語っています。
2018年に計画が都市計画決定された後も引き続き、東急建設及び横浜市と何回
も折衝を続け、宅地造成する地盤の安全性、開発に伴う水害の増大、深田製鉄遺
跡の保全などについて問題を提起してきましたが、突然の開発廃止に驚いています。
今後、どのような形で開発予定地が保全されるかは定かではありません。しかし、
東急建設をはじめとする地権者の皆さんの開発廃止への決断には、いか程の思い
があったかと察するところです。
両会世話人一同